2009年1月27日火曜日
ムール貝博士のパンドラ的質問箱 その80
えー、かつては自称ハト飛ばし名人として一世を風靡しながら、今は零落してうらぶれた安田さんに業務連絡です。当方でふさふさした茶色いアレをお預かりしています。床に転がってました。大至急ウチまでお越しください。くりかえします。……
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マルドロールのぬたさんからの質問です。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています。)どうもありがとう!ぬた、というのはアレやコレを酢味噌で和えたものです。
Q: どこで息継ぎするんですか?息が続きません。肺活量の問題でしょうか?特に、「話咲く〜」の「エイプリルフールが週に〜」のところからずっと息する間が無い様な気がします。
詩をおぼえるだけでなく、口ずさんでくれているんですね。歌のように楽しむというよりはちょっとした力仕事に近いものがあるとおもうけど、うれしいです。こんなこと訊かれるのたぶん僕だけだとおもう。
ところでこれは肺活量の問題というより、むしろ呼吸のしかたにポイントがあると僕はおもいます。いっぱい貯めてちょっとずつ使う、のではなく、ちょっと吸ってちょっとずつ使うのです。カミソリ1枚分のすきまを目ざとくみつけて、スッと紙片をさしこむような感じと言ったら…ちょっと違う気もするな。「間を盗む」というのに近いんですよね。たとえ0.1秒のすきましかなくとも、ある分はきっちりいただいていく。どこに隙間があるかは、くりかえすうちにだんだんわかってきます。言わば掏摸のメソッドです。そんなたとえかたしなくたっていいようなものだけど。
あるいはひょっとすると僕自身、思っているよりもずっと多い息を一瞬で吸っているのかもしれません。それはわからない。ただ仮にそうだったとしてもそれはそれであり得る話です。何しろいつも必死だから。
話を元に戻して、どこで息継ぎをするのか実際にたしかめてみたところ、どうやら「なんかどうもおかしなあなたの言い回し」でいったん区切っているようです。でもこれ、マラソンの給水と同じでボトルをつかみ損ねることもあり、そういうときはあきらめてその先の給水地点まで突っ走ります。そういう意味ではやはり肺活量も大事と言わねばならないのかもしれないとは言えなくもないような気がしなくもありません。ないよりはあったほうがいいです。何ごとも。
A: うまいこと隙をみつけて、かすめ取るのです。
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その81につづく!
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