2009年9月29日火曜日

タケ(略)タケ祭り、その舞台裏に迫る



ちょっとだけ生えている人もふくめば瞬間最高坊主率がほぼ100%に達するという驚異の記録を打ち立てた26日土曜日のTBSラジオ ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル、ここではその舞台裏にスポットを当ててみましょう。(けっちゃんの大事にしているジャンベを最後の最後で破裂させた文字どおり破壊的なスタジオライブの模様は、主役であるタケウチカズタケのブログをご覧ください)


打ち合わせ中(坊主率75%)


オンエア中(坊主率ほぼ100%↑)


レッドブルのなかで待機中のtotoさん(坊主率0%↓)


タケウチカズタケ熱演中(瞬間最高坊主率を記録した瞬間↑)
映っている4人はおおむね坊主といって良いでしょう


名曲 "Renee Fr." 演奏中(坊主率50%↓)


SUIKA大暴れ中(坊主率33.3%↓)


似たような写真ですが(坊主率50%↑)


真ん中の人がジャンベです(坊主率100%↑)


終了後の記念写真(坊主率40%↓)


おまけ:収録中に唯一しるされたメモ(坊主率0%↓)


宇多丸さん、古川さん、小荒井さん、橋本さん、本当にありがとうございました。こんな機会はそうそうないし、タケウチカズタケを筆頭にSUIKAの面々もきっと大きく羽ばたいてくれるにちがいありません。ことによっちゃついでに僕も馬車馬からふつうの馬くらいには成り上がれるかもしれないし、だからみんな、がんばって!

ちなみに僕は宇多丸さんから「意外とデカいですね」というお言葉を賜りました。いつもいつも本当にお世話になっているのに、無愛想ですみません。

2009年9月27日日曜日

千駄ヶ谷での泡ただしいひととき




ゆうべの our bubble hour @千駄ヶ谷loop-line にお越しいただいたみなさま、本当にありがとう!地下室と呼びたくなるこじんまりとして静謐な空間は、まるでゆらゆらと水の中にいるような雰囲気に満たされていて、じつに気持ちがよかったです。プカプカと魚が泳いでいそうなかんじであった。

僕の設定ミスで数回に渡るオファーのメールを完全にスルーしていたにもかかわらず、あきらめずにフラインスピン経由でオファーをくれた西村さんには頭が上がりません。本当にありがとう。

それにしても、いまだかつてあんなにちやほされたことはありません。5、6人どころの話ではなかった!アピールしておいてホントによかった!声をかけてくれてありがとう。いい夢をみた!

期待にお応えすることはできたんだろうか…?ガ、ガッカリしたりしませんでしたか。ときどきはこんなふうにしてお会いできたらいいとおもうけど、あなたはまた来てくれるだろうか?




それからもうひとつ、僕は通っていた高校の歴史に創立以来初めてというある汚点をのこした男なので(教室の壁に落書きしたことではありません)、当時のクラスメイトとはほぼ完全に縁が切れているのだけれど、そのクラスメイトのひとりがふらりと遊びに来てくれてぶったまげました。15年ぶりだよ!

思わず「なっちゃん!」と声をかけてしまったけれど、よく考えたら僕は彼女のことを「なっちゃん」なんて呼んだことは一度もなかったことが翌日になって判明しました。僕はわりとしっかりしているように見られがちですが、一皮むくとこんなかんじの男です。いいかげんなことだな。


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そんなわけで短い時間ではあったけれどものすごく実りの多いひとときをすごすことができました。最後までいることができなくてごめんなさい。ありがとう。ありがとう。


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今日は our bubble hour についてきちんと書きたかったので、ゆうべのタケウ(略)ズタケ祭り@タマフルの報告は後回しですが、そのかわりその様子はまるまるポッドキャストで配信されるばかりか、ラジオよりも音質が格段に良くなっている模様です。よかったー。

だれだ!タマフルのトップページに「ポッドキャストでは聴けない」なんて書いたのは!うのみにしちゃったじゃないか!

2009年9月21日月曜日

ふくざつな気持ちで送るうれしいお知らせ






いうわけでこの人がいなければ小林大(略)がアルバムを出したりするなんて1000年たっても思いつかなかった寛大にして偉大なるプロデューサー、古川 耕のスーパーアシストすべりこみ企画がうっかり実現してしまったため、偏食のガキ大将タケウチカズタケがいよいよ今週土曜、TBSラジオ ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフルに登場です。



渋谷の異端音楽レーベル、フラインスピンまわりではいまいちそのたいへんさが伝わっておりません。何しろ毎週欠かさず録音までして聴き、あまつさえポッドキャストも欠かさないのはせいぜいミス・スパンコールひとり(!)というていたらくで、その他の連中ときたらまったく、この番組がいかに若年層から熱烈な支持を受けているか、ちっともわかっちゃいないのです。


注:残念ながらその他の連中には僕もふくまれます。


タマフル出演に対する冷静な受け止めかたがミス・スパンコールの逆鱗にふれたあげく、その講釈を正座しながら拝聴する羽目になった僕の理解とそこから導き出される結論はこうです。


→タマフルはボンクラどもの玉音放送である


となるとこれはたしかに心してかからなければならないのが当然だし、「よかったわねえ」と悠長にせんべいを齧っている場合でないのも明白です。(大袈裟でも何でもない!とミス・スパンコールは強調しています)

僕としてはカレー大好き古川Pが民放の聴取率でつねに1、2を争うモンスター番組の放送作家をつとめていることに今さら愕然とするばかりです。


なので、いいですか、ミス・スパンコールはSUIKAの面々に対し、この事態を厳粛に受け止めるよう、つよく要請する次第であります。そしていい機会だから老成したベビーフェイス古川耕の偉大さを再認識していただきたい。

それとはべつに古川さん、あの、いろいろお待たせしててすみません。


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あらためて明記しておきましょう。

9月26日(土)TBSラジオ(954kHz)
ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル

23:00からまるまる1時間の特集枠、題して

「タマフル・秋のキーボーディスト祭り三連発!〜第1夜・タケウチカズタケと愉快な仲間たち!」
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秋ですね、秋と言えば……キーボードの季節! と勝手に決めました!
来週から3週連続、それぞれスタイルの異なるキーボーディストたちを招き、スタジオ生ライブを披露してもらいます。
その第一弾は、ソロアーティストとして、またラップとポエトリーのバンド「SUIKA」のリーダーとしても活躍するタケウチカズタケさん。
彼のソロライブを始め、SUIKAや小林大吾など、彼の仲間たちが入り乱れての賑やかなスタジオ生ライブをお届けします!

注:ポッドキャストには含まれません
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問題はここからです。そして前回の話はここにつながります。その日は千駄ヶ谷でライブを予定しているはずの小林大吾の名前がなぜそこにあるのか

タマフルでの企画が通りそうだよと聞かされてからここ2週間、もっとも頭を抱えていたのがこの状況です。


よもやのダブルヘッダーとは…。


そういうわけでライブが終わり次第、赤坂のTBSに直行することになりました。スケジュールが毎週みっちり埋まるような人気者ならともかく、1年に数回も埋まらない男の貴重な機会がこの日にかぎって重なってしまうなんて、そんな殺生な話がありますか!


僕はタマフルで1曲だけ参加します。タケウチカズタケとつながる作品といったら現状ひとつしかありません。聴いたことのある人はそんなに多くないとおもいますが、ちょっと顔出してまたすぐ帰るかんじというかまあ、オマケみたいなものです。


でもライブではそれをふくめて、できたらもう1つか2つ、新しいのをやれたらとおもっています。なのでここはひとつ ライブ > ラジオ という優先度でおねがいしたい!小林大吾よりタケウチカズタケのほうがスキだとしても!(ラジオは録音できるし…)


というか僕、作品に耳をかたむけてくれる人とふれあう機会がホントにないので、こういうときこそお会いしたいです。そしてウソでもいいからほめてほしい


だから「ラジオなら聴いてあげないこともないけど」なんてつれないこと言わないで、せめて5…ろ、6人くらいは来てよね!



以上、現場から複雑なきもちでお送りしました。

2009年9月19日土曜日

敷居のひくいつつましやかな夜のお誘い




近所で1年にいちどひらかれる、とてもたのしみにしているお祭りなのですが(ものすごい数、たぶん100以上の露店が延々と軒を連ねるのです)、残念ながら画像は本文と関係ありません。


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ボンヤリしてたらあっという間に1週間がすぎてしまったけれど、先日のライブに足をお運びいただいた心やさしいみなさまがた、どうもありがとうございました。あまりの不人気ぶりに絶句したお客さんもひとりふたりいたとおもいますが、だいたいいつもあんな感じなので気にせずまたいらしてください。お声がけいただいた主催者各位の顔を毎回まともに見られないことだけが胃をキリキリと締め上げますが、ウチにはさいわい富山のクスリ売りから買ったとても良い胃薬があるので、今日もなんとかそれで切り抜けています。ロッコさんゴメンね…。そしていつもありがとう。


気を取り直して26日(土)のお話をいたしましょう。1年に数回もない茶柱的ライブが今月はもう2つめです。なんだかよくわからないけど、こういうのってパタパタと重なるんですよね。そもそも小林大吾においてはライブの必要性に疑問符がつけられることも少なくないというのに(そのきもちは誰より僕がいちばんよくわかります)、しみじみとありがたいことです。


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2009.09.26(sat)

Our Bubble Hour @千駄ヶ谷loop-line
open/start 18:00-
charge 1,000yen + 1 drink order

LIVE:
AnnaYamada / ete
小林大吾

DJ's:
run
sin(Lirico)
DJ watashikawaii

千駄ヶ谷loop-line cafe
渋谷区千駄ヶ谷1-21-6 第3越智会計ビルB1
Our Bubble Hour通信 


大きな地図で見る


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ひそやかなところでつつましやかに、という感じのイベントのようですが、あるいはそうあってほしいと僕が願っているだけかもしれません。出る(はずの)アルバムに先がけて新しい曲もやるつもりなので、よかったら秋の夜長にてくてくと足を運んでもらえるとうれしいです。(前回の投稿をサンプリングしています)


ちなみに僕の出番は19:00からです。ほめられて伸びる男なので、終わったら会場でウソでもいいから「かっこよかったです!」とか何とか、声をかけてあげてください。


しかし¥1,000 +1drink ってめちゃめちゃリーズナブルです。千駄ヶ谷loop-lineはカフェ兼ギャラリーで夜はイベント会場になる、おだやかな空間らしいので、クラブとかが苦手な人にもおすすめできるとおもいます。


せめて、ご、5人くらいは来てよね!


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そしてなぜか、話はまだつづきます。


2009年9月18日金曜日

人生におけるアウト・オブ・バウンズ



1年くらい前の話ですけども

どういうわけか球をうまくフェアウェイにのせることができず、いまや人生のラウンドにおいて堂々たるOB(out of bounds)が確定している僕にとって、その建物はいささか敷居が高すぎるのです。「たまにはメシでも食いにこい」とめずらしく父親が誘うので足を運びはしたけれど、だからといっていつでもTシャツにジーンズで「こんちは」と気楽に顔を出せるような場所ではない。

でも会食におもむいたその日、いちばん印象にのこっているのは、じぶんと不釣り合いなその空間や、そわそわしてなんだか落ち着かない会食それ自体ではなく、むしろそのあと、つつがなく終えてホッと手洗いに寄ったときの一幕……扉をあけると、ホロ酔いで気持ちよさそうな顔をした初老の男性が、明らかに不自然な体勢で用を足していたのです。本来の位置からすると僕は正面にその人の横顔を目にするはずなのに、顔どころか体までがなぜか僕のほうを向いている。体をひねっているというか、ねじっているようにみえるわけですね。何もそんなおもしろい格好で用を足さなくたっていいとおもうけど、それまでの緊張がいっぺんにとけて、微笑ましいきもちになりました。整った身なりに品格もあるひとりの紳士がこれだけくつろいでいるのに、僕ときたらいったい何をそんなナキウサギみたいにびくびくしていたんだろう?気楽にやれよダイゴくん、緩急自在にふるまうこの大らかな紳士を見習ったらどうだ!


とおもったらあとから父親が入ってきて言うのです。「あ、支配人。ちょうどよかった、これウチの息子。DVD出してんだ


それまでの和やかな心持ちを一撃で粉砕するあまりにも率直なこの発言に対して、僕はどう向き合うべきか?

何しろそのとき、支配人と呼ばれた紳士はまだ用を足している途中だったのだ。自己紹介においてこれほど奇妙なシチュエーションが他にあるだろうか?これがコントの一場面でないとするなら何だ?だいたいそんな状況を気にもせずに「やあこんちは」と笑顔で返すこのユニークな紳士がまさかそんな


ここではっきりさせておくべき事実は3つです。

1. 支配人はたいへんな好人物である。
2. 僕はDVDなんか出していない。
3. 父親もまた対外的には気さくな男である。


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それでまあ、どうしてこんな話をとつぜんしたかというと、昨日おこなわれた元スーパーアイドルによる歴史的記者会見の会場がまさにこの建物だったからです。まったく人生にはいろいろな交錯があるものだとおもう。もちろんアウト・オブ・バウンズにも…いろいろある。

2009年9月9日水曜日

3ℓのカタルシスと早退する夏


課せられたノルマが達成できるかどうか、はらはらするような状況におちいっております。アルバムの話です。ものすごーくがんばってるんだけど、端からみるとウンウン唸ってるだけにしかみえないので何だかかなしい。

穴を掘ったり埋めたりする土木作業を僕が愛しているのは、やればやっただけの成果がいつも目に見えてそこにあるからです。ああ、掘ったなあ!というあの感じ、あのシンプルにして怒濤のカタルシスはそうそうない。「邪魔だから」という明快な理由で地中に埋もれた数百キロの岩をシャベルでせっせと取り除くことになった、10年前のある日の情景が今も鮮やかに思い出されます。したたるほど汗をかいては3リットルの水を浴びるように飲んだあの夏の日はいったいどこへ行ってしまったんだろう。

それにくらべて詩を書くことの地味さ加減といったら!やってられるかと放り出すことしばしばです。前頭葉が熱をもつくらいで、汗の1滴も流れやしない。


(不適切な発言がありました)


そういうわけでとりあえずはわりと元気にしています。今週末は渋谷PLUGでライブです。

わすれてた!


あと、周囲にちょっとおもしろい話が舞い込んできているのですが、僕がどうという話でもないので、それはまた追々お伝えします。偏食のガキ大将タケウチカズタケにとうとうスポットライトの当たる日が来たようです。



そういえば夏ってもう帰っちゃったんですね。一言くらい声をかけてから帰りゃいいのに。