2019年5月10日金曜日

【TRINCH】初夏のうきうき五月病セールのお知らせ


こんにちは。
上から半ば強制的に押しつけられた狂乱の10連休も過ぎ、と言って語れそうな思い出もとくにないのでうつむきながら石ころを蹴飛ばしていたところへ渡りに船というか、ブログの虫干しにぴったりのお知らせです。

KBDGグラフィックの総本山、TRINCHのスマホケースが一昨日あたりから来週水曜まで、全品800円OFFになっています。太っ腹!


TRINCH

対象期間:5月8日(水)12:00 〜 5月15日(水)18:00
割引額:スマホケース1点につき800円OFF

こんなことでもないと更新されないので今回もはりきって「テアトルパピヨンの当日券」その他、計6点を新たに追加しています。セールはまあセールとして、実際のところ新しいデザインが増えたから見て!というのがこうして更新する最大の理由です。なので見て!


国道15と7/10号線でやらかした事故に駆けつけた警官(画像左下)は、月のきれいな夜にダンプカーが突っ込んで半壊したアパート(画像右下)で事情聴取をしたのと同じ警官です。何のことだかさっぱりわからない話をするようで気が引けますが、そもそも何のことだかさっぱりわからないような話しかしていないブログなので仕方がありません。それにしてもお巡りさん、いいスタイルしてます。

しかしTRINCHって何だっけ?と眉間にしわをお寄せになるのもムリはありません。小林大吾は周囲に人が見当たらないというたいへん切実な理由からグラフィックまで手がけざるを得なくなった詩人ですが、このグラフィックの側面のみをまるごと切り抜いて独立させたのがつまり、TRINCHです。基本的にはKBDGのことなどご存じなくとも楽しめるように配慮しつつ、アルバムをお持ちの方ならそのスピンオフとしてより一層お楽しみいただけます。

※いつものようにセール時のテキストをまるっとサンプリングしています




2019年3月10日日曜日

卵かけご飯が卵をかけたご飯であるように、の巻


アーティスト写真というのは、卵かけご飯が卵をかけたご飯であるように、呼んで字のごとくアーティストの写真であって、アーティストがアーティストであることを示す際に使用される写真を指します。略称はアー写です。「これがわたしです」と周知するためのものなので、すくなくともその時点でのベストショット、もしくはその時点で落命したらまずまちがいなく遺影に使われる、そういう1枚が選ばれます。

更新頻度は人それぞれです。毎年撮り直す人もいれば、いいのが撮れたタイミングでその都度差し替えていく人もいます。僕はどちらかといえば後者ですが、そもそもその必要性をあまり感じない日々なので、何でもいいやとうっちゃっている、わけではもちろんない、けれどもそれも否めないと言えば否めない、くらいの心持ちでわりと大らかに受け止めています。

今年は僕の、勤め先ですと公言して憚らない安田タイル工業の専務が先年じつに愛くるしい1枚を撮ってくれたので、まあそんなに使うこともないだろうけれども機会があったらこれにしようと用意していたところ


おもいのほかすぐにその機会が巡ってきたので、今日はそのお知らせです。3月22日(金)に渋谷でほんのりライブアクトがございます。(本題)


WORD WAVE vol.1

日時:2019年3月22日(金)
開場 18:15 / 開演 19:00
料金:3,500円(税込・要ワンオーダー)
会場:東京カルチャーカルチャー
http://tokyocultureculture.com/event/general/27044

出演者:神門小林大吾Anti-Trench
オープニングアクト:るってぃ/プロ無職
司会:猫道(猫道一家)

チケット:イープラス
https://eplus.jp/sf/detail/2859940001-P0030001P021001?P1=1221

問い合わせ:TBSラジオイベントダイヤル
03-5570-5151 (平日10時~17時)

企画:胎動LABEL
主催:TBSラジオ


またそれに先立って、今週13日(水)は以前もお世話になっているTBSラジオアフター6ジャンクション通称アトロクのコーナー「LIVE&DIRECT」にイベントの告知要員としてお邪魔します。

僕は付け添えのパセリみたいな立ち位置です。とはいえWORD WAVE当日は数年ぶりに「ジャグリング」を披露できそうなので、例によって希有な機会と思し召してぜひぜひ足をお運びくださいませ。


とおもったら安田タイル工業の専務による渾身のアー写は、先方から致し方ない大人の事情でNGとの連絡があり、解禁早々取り下げることになりました。

どこをどう進んでも決まって茨に阻まれる、とうすうす気づいてはいたけれど改めて痛切にそれを思い知らされぽつねんと立ちすくむほかない気の毒な安田タイル工業に励ましのリプを送ろう!


2019年1月20日日曜日

ムール貝博士のパンドラ的質問箱 その292


では今年もはりきって一昨年あたりの質問からお答えしていきましょう。


ポメラニアン・ラプソディさんからの質問です。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)

Q. 仕事上の結構大事な話合いをしている時に、相手が論点のずれた発言をしてくることが良くあります。自分は論点を修正して、ささっと話を進めたいのですが、上手くいきません修正して、ズレて、修正してというのが続くと前に進まず辛いモノがあります。話合いの必要性は理解していても、徒労感に襲われてしまうのです。相手を変えるのは難しいと思うので、自分を襲ってくる徒労感を飼いならしたいと思っています。どうすればなついてくれるんでしょうか?


徒労ならおまかせ、かつては神奈川県大和市南林間3丁目界隈で屈指のトロワーと呼ばれ、その後は変わらぬ愛を誓い合った糟糠の徒労と結婚、多くの子や孫に恵まれて幸せな家庭を築き、山のような徒労に惜しまれながらもしずかにその生涯を閉じた夢をみて今も夜中にハッと汗びっしょりで目をさますことがある僕にはまさしくうってつけの質問です。

まず対話におけるこの手の徒労は日常のありとあらゆるレベルで散見されるものであって、ぜんぜん珍しいことではない、というよりむしろ一般的である事実を真正面から受け止めましょう。ここにミットを構えているのになぜボールを拾いにいかなくちゃいけないんだ、と脱力してしまうきもちはとてもよくわかりますが、それが本当に印象どおり簡単なことならば、というのはつまり論点が常にキープされるのがふつうだとすれば、いま世界のありとあらゆるレベルで起きているすべての問題の少なくとも半分くらいは起きていません。対話には多かれ少なかれエラーがつきものであり、エラーなくスムーズに事がはこぶケースのほうがラッキーでありがたいと、わかっていながら未だにちょいちょい暴投を繰り返している僕なんかはおもいます。

対話において人は話の流れに喚起された別の話を持ち出す傾向があります。はじまりはごくごく些細なことだったはずのケンカで収拾がつかなくなるのはこれが二重三重と上書きされていくからです。

これがずれでありエラーであるのはもちろんですが、一方でだからこそ会話がつづくというもうひとつの側面を忘れることはできません。何時間も会話がつづくのは、つねに構えたミットを外さない美しいキャッチボールが成立しているからではなく、話と話の継ぎ目でほどよくエラーが発生しているからです。

イライラするケンカとたのしい雑談の、いつまでも終わらない理由がじつは同じである、というのはなかなか興味深い話だとおもいませんか?

仕事で斜め上のとんちんかんな発言を連発する連中がいなければ、これといって実のない話が延々とつづく無為でたのしい雑談もありえません。

雨が降るからこそ青空が愛おしいのだし、憂鬱な雨もやがて恵みに変わります。雨がそうなんだから徒労感だってそうだろう、というのがイカロスよろしく華麗に飛躍する僕の結論です。

さっきからずっと、「あれ、これ論点ずれてんじゃないの」とびくびくしながら書き連ねていますが、何しろトロワーというのは人として徒労であることを意味する称号なので、そうかそれじゃしかたないよなとここはひとつ大らかに割り切ってください。


A. すくなくとも徒労感は噛みついたりしないので、やさしく撫でたりしていればそのうちなつきます。




質問は10年たった今でも24時間無責任に受け付けています。

dr.moule*gmail.com(*の部分を@に替えてね)


その293につづく!

2019年1月9日水曜日

「あと5分したら(起きる)」と布団の中で固く誓うこと


謹 賀 新 年


今日は山へ

芝刈りにいきました〜〜゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚

今年初!

疲れました……(´_`;)トホホ

帰ったらなんと!

ばあさんが川で!

桃を!

拾ってきたんです!( *´艸`)プププ

それがおっきいの!ヒィー(((゚Д゚)))

食べきれるかな〜

今年もステキな1年になりますように!ʕ•ᴥ•ʔ


とか

BloggerはAmebaみたいにデフォルトで絵文字が使えないので若干ぬるい気もしますがとにかくいつもこれくらいのふわふわ〜んとしたフィーリングで更新できたら心も軽くていいのになあ

と、ぶつくさぼやいていたらもう9日です。今年は年末ぎりぎりまでドタバタしていたのと、正月の余韻が松の内までのんびりと尾を引いていたこともあって、いまだにどこかぼんやりとしたまま日常に首根っこひっつかまれてずるずると引きずられています。

どう考えても寝過ごしたようだし、今さら今年の意気込みとかそういう感じでもないというか、あるならまだしもないからそもそも出しようがないのだけれど、それはそれとして去年も縦横無尽の活躍ぶりを見せつけた、もしくはそうだったと押し切ることで意見の一致を見た安田タイル工業の専務からこんな熱いメッセージが届いたのです。


いったい何をぶちかますのか、当然それは専務のみぞ知るであって、主任は知りません。というか、その直後に「なにをぶちかますかしらんが」と専務みずから認めているので、総合すると誰も知りません。誰も知らないのでそれ以上はどうにもしようがないですが、1年のはじまりとしてはなんとなく景気がいいような感じもあるので、これをもって新年の挨拶に代えたいとおもいます。

ただこの「2月になったら」というのは世間一般で布団から宣言するところの「あと5分したら(起きる)」みたいな意味合いに近いことも、併せて申し上げておきましょう。

ともあれ本年もよろしくお願いいたします。

なんかこう、いい知らせとかできたらいいんですけど。ほんとに。

2018年12月31日月曜日

勢いよくアクセルを踏み込んだまま崖からスポンと飛び出して音もなく落下しながら見る走馬灯のように


これまでにも幾度となくここで記してきたように、大晦日は1年のうちでもっとも好きな日のひとつです。街から人の気配が消えて、しんと静まる時間と空気は、ふと迷い込んだ異世界にもおもわれて、昔も今も心をキュッとつかまれます。

しかしここ数年はどうも様子がおかしくて、土壇場まで読む字の音そのままにドタンバタンと転げ回っている印象が拭えません。昨日の晦日にいたっては甥っ子が所望しているというぶどう豆をせっせと煮ながら納めきれなかった仕事を同時進行で片付けている始末です。忙しいと言えば聞こえはいいけれど、どちらかといえば普段は時間を湯水のように使いながらじぶんの未来と孤独死の可能性について真剣に思いを馳せる日々なのだから腑に落ちません。こんなことならいつも忙しさをくれよとおもうし、くれないなら年の瀬もほっといてくれよとおもう。目を覚ましてまぶしい朝日を浴びながら今日が大晦日であることに気づいたときの呆然たる胸の内をまったく、何と言い表したらよいのだろう?


しかしまあそんなことを言っても詮無いのできもちをパチッと切り替えて今年を振り返ってみることにしたのです。何しろ今年はあんなことやこんなことが次から次へと押し寄せて、なんかもうとにかく激動だった気がするし、よしさっそくブログでずらりと並んだ主なニュースと出来事を確認だ!とおもったら

ブログの更新がほとんどない。

「ほとんど何もなかったのが2017年です」とちょうど1年前の今日に記したその2017年はブログの更新がそれまでの最少更新数を大幅に下回った非常に残念かつ記録的な年でしたが、あろうことか今年はそれをさらにまた大幅に下回っています。このペースでいくと来年はマイナスになる計算です。ブログの更新数がゼロより少ないとかいったいどういうことなのか見当もつかない。


結局いろいろ気のせいだったんだろうと急激に落ち着いて、というか勢いよくアクセルを踏み込んだまま崖からスポンと飛び出して音もなく落下しながら走馬灯よろしくしんみり振り返ってみれば、ツアー用にしつらえたアルバム「THE 3」と、僕にとっては身に余るくらい多くのみなさまとお目にかかれたことがしみじみありがたく思い出されます。


THE 3

わざわざ言うまでもないけれど、僕の役目は何かを啓蒙したり多くの人とともに正しくあろうと努めることではありません。言ってみれば僕はやりきれない思いを抱えてくすぶる人のそばで自ら率先してくすぶる背中を見せつける、そんな役回りです。

それじゃいっしょにくすぶりますか、と気楽に誘えるささやかなひとときを、ライブであれ音源であれ何の益もない道草みたいな話であれ、今年も共有してくれてありがとう。

くすぶりつづける僕らの日々が、やがて穏やかな燠火へと移ろうのを待つ、それくらいのゆるやかな調子で、来年もどうぞふわっとお付き合いくださいませ。

よいお年を!

2018年12月25日火曜日

傘とステッキ、またはそれに類する年賀状の話


いつだったか古書店で、イギリスにある百貨店の、それはそれは古いカタログを見たことがあります。たぶん、100年とかそれ以上前のものです。

帽子とか靴とか手袋とか、いかにも英国紳士が身につけそうなものが商品としてずらずら並んでいたのだけれど、今のじぶんには縁もなさそうだし、ふーんというかんじで見るともなくぼんやり見ていると、ある箇所でふと目が止まりました。

ステッキといっしょに雨傘が並んでいたのです。

ああ、そういえばステッキと同じ形だもんね、と思うかもしれませんが、ここで重要なのは、傘が雨具というよりむしろステッキの延長扱いだった、という点です。

いまは傘を買うのにステッキ屋に行くことはありません。雨具のコーナーか、でなければ傘の専門店です。ステッキのように使うことはあっても、それをステッキと認識して持ち歩くことはほとんどありません。

でもかつてそれはたしかにステッキの延長であり、身だしなみの一部としてその形状であることが大きな意味を持っていたのです。柄の湾曲が今でも便利かつ当たり前すぎてピンとこないかもしれませんが、イギリス紳士たちのウォントがなければ傘の柄は今も和傘と同じくまっすぐのままだったにちがいありません。

本来の意味が失われつつ、その名残が今もある、というのは物語として僕が大いに好むもののひとつです。

毎年のようにこの時期このブログでキャンペーンと銘打っている年賀状もまた、それに近いものがあります。

なんとなれば忘れもしない、元々は2枚目のアルバムリリースを機に展開した「聴いてくれてありがとうキャンペーン」だったはずが、気づいたら「ろくに活動してないのにそばにいてくれてありがとうキャンペーン」に切り替わっているからです。というかなんかもう、今となっては年賀状だけがぽつねんと残っている。

とまあそんなこんなで強引に話をねじ曲げつつ今年もまた、若干名の方に年賀状をお送りいたします。これといって得るものもない日々のあれこれにいつも付き合ってくれて、と去年も書いたしだいぶ以前からずっとそうなんだけど、ホントにホントにありがとう!



ご希望のかたは例によって例のごとく、件名に「昭和64年を語るヘビ係」と入れ、

1. 氏名
2. 住所
3. わりとどうでもいい質問をひとつ

上記の3点をもれなくお書き添えの上、dr.moulegmail.com(*を@に替えてね)までメールでご応募ください。

締め切りは12月29日の土曜日です。

応募多数の場合は抽選となりますが、実際のところ多数が来たためしはこの10年ほとんどありません。またいただいたメールには必ず返信しますので、気軽にお送りくださいませ。

今年もありがとうー!