<前回までのあらすじ>
わりと硬派な忘年会のカラオケでうっかり名曲「見知らぬ国のトリッパー」を歌って組織のひんしゅくを買い、命を狙われることとなった「黒いパンサー」こと愛作平三(あいさく・へいぞう)。持ち前のタフネスとひねりのきいたトンチで数々の難局を切り抜けてきた彼だったが、アルプス山麓でヨーデルの練習中、ヤギ3頭と引き換えに裏切った牧童ペーテルの密告によってとうとう組織にその身を引き渡されてしまう。絶体絶命の危機に陥った平三に打つ手はあるのか!?二転三転する予測不能の展開に1秒たりとも目を離せないハードボイルド巨編、ついに完結!哀しみのヨーデルに心がふるえる…
テーマソング
*
「さて、お祈りの時間だ」
「祈る相手なんかありゃしないよ」
「かつての仲間に銃を突きつけられる気分はどうだ?」
「あんまりいいものじゃないね」
「まだひっくり返せる気でいるのか?」
「何をだ」
「この状況をさ」
「いや…さすがにあきらめた」
「らしくないじゃないか」
「らしくあってほしいのか?」
「遠慮しておくよ、お前のこわさはよく知ってる」
「だろうな」
「何か言い残すことはあるか?」
「そうだな…」
「なければこれでさよならだ」
「あるといえば…ある」
「言ってみろ」
「ヨハネスブルグに妹がいるんだ」
「そうだったな。アフリカ作戦のときに会ったよ」
「きれいだったろう?」
「ああ、美しい女だった」
「おれが消えたら天涯孤独の身になる」
「気の毒なことだ」
「彼女の世話をたのみたい」
「なんだと?」
「彼女の面倒をみてやってほしいんだ」
「笑えない冗談だな」
「冗談でもなんでもないさ」
「相手を見てものを言え」
「だから言ってるんだよ」
「仮に約束したとして、それをおれが守るとおもってるのか?」
「おもってるとも」
「救いようのない馬鹿だな」
「だからこうしてつかまってるんじゃないか」
「無様なもんだ」
「たのんだぞ」
「託すのは勝手だが、おれの知ったことじゃない」
「そう言うだろうとおもったよ」
「もういいだろう。おれにも立場ってものがある」
「それから…」
「呆れたやつだな、まだあるのか」
「あいつに伝えてほしいんだ」
「何だ」
「今週…12月12日の土曜にある<スイカだけ夜話>を忘れるなと」
「なんかの暗号か?」
「そのまんまだよ。場所は青山 月見ル君想フだ」
「よくわからんが伝えておこう。気は済んだか?」
「そうだな。もういい」
「さらばだ、黒いパンサー」
ガシャン
「だれだ!」
「おいおい、そいつはおれの獲物だぜ」
「む、おまえは…!」
*
今さら言うことは何もありません。みんな元気かなあ…

2009年12月9日水曜日
新・黒いパンサー 最終話「長いお別れ」
2009年12月8日火曜日
すべてを水に流す重要な業務連絡
ジャー
ゴボゴボゴボ
(何かを水に流しています)
ピンポンパンポン
業務連絡!業務連絡!
あたらしいアルバムにおさめられるべき詩のすべてが出揃いました。
ミックス、マスタリング、デザインその他もろもろはこれからだし、なんだまだそんなところにいるのかよとそっぽを向かれることもよくわかっていますが、それでもだいじなことなのでくりかえします。
あたらしいアルバムにおさめられるべき詩のすべてが出揃いました。
「もういいよ、いつまでたっても出る気配ないし」と愛想を尽かして出て行っちゃった人は至急帰ってきてください。
くりかえします。
お願い!帰ってきて!
ほんとに出るし、古川さんもよろこんでくれてるから!
ほとんどテーマパークのようだった前作とはまたちがう趣きをまとった今回は、あっ時間が
わ、忘れかけてたSUIKAの告知もしないといけないのに、そ
ピンポンパンポン
2009年10月18日日曜日
あとの祭りか、祭りのあとか
ささやかな伝説がひとつ、幕をとじました。
(手元にあるなかでいちばん大入り感の伝わる1枚)
トータル5時間を超えるクレイジーな長丁場に最後までお付き合いいただいたみなさま、本当にありがとうございました。500人がぎゅうぎゅうとすし詰めになっているところに、はじまりから終わりまでろくろく休憩もはさまずに次から次へとメインディッシュのみが運ばれてきくるのだから、その胸やけと胃もたれ具合は察するに余りあります。だってステルスとロマンクルーと降神とサイプレス上野とロベルト吉野とイルリメですよ!トイレに駆けこむ暇もない。
でも、まちがいなくその甲斐はあったと、言い切ってしまいたい。いや、ちょっとホントあれ、すごかったですよね。みんな一体となってポジティブな暴徒と化していたし、会場は熱気でほとんどオーブンみたいになっていたし、帰り道ちょっと焦げてた人とかいたんじゃないだろうか?
でもぶじに終えることができて本当によかった。ありがとう。ありがとう。馬車馬も肩の荷がおりました。
このたった一夜のために、いったい何十時間のリハをかさねてきたのか、SUIKAのサイボーグぶりには呆れて言葉もありません。やろうとおもってできるようなことじゃないんだから!一度でもみたことのある人なら実感してもらえるとおもうけど、彼らの本領はライブにこそあるとつくづくおもいます。ですよね?そしてヒップホップと銘打ちながらあれだけまろやかな空間を演出できるのも彼らだけだと僕はおもう。
考えてみれば、スイカ夜話というのはいつもそんなかんじです。その楽しさはいつだって昨夜に引けを取りません。そんな彼らが全身全霊をこめてお送りする次の夜話は「スイカだけ夜話」と題したワンマン(!)、12月12日の土曜日です。
猫も杓子も誘い合わせて、ぜひ足をおはこびくださいませ。
2009年10月16日金曜日
お祭り限定缶バッジ一覧
前夜のこんなおそくに更新したって誰もみないような気がしなくもないのですけども、夜話祭り限定で販売される缶バッジがあったことをついさっき思い出したので是非ともそのラインナップをご紹介しておきたい、というのがこの悪あがきの主旨であります。
基本ぜんぶボツになった図案なんですよね。気の毒だから夜話祭り当日に販売してあげようというSUIKAの粋なはからいによって復活を果たした、いじらしい子たちです。日の目をみてよかったね!
僕としてもこんな図案があったことさえ忘れていたのでとても新鮮です。いったい何ヶ月前につくったんだろう。
そういうわけなので当日会場でみつけたら、可愛がってやってください。夜話祭りと書いてあるのでホントにこの日しか手に入りません。そしてさっき確認したところ、そんなに数をつくるわけでもなさそうなので早い者勝ちです。でもかわいいですよね。ふつうに。
ご来場を心よりお待ちしています。
ちなみに僕は前夜だというのにこつこつひとりでアルバム作業をすすめてました。地味なことだなあ。
2009年10月13日火曜日
おそすぎた
気がつけば今週末には例のお祭り騒ぎです。主催者であるSUIKAのハードワークぶりがいやもうとにかく半端なくて、どちらかといえばそちらのほうが心配になります。彼らはいったいいつ寝てるんだろう?
それにしても、出演するゲスト全員と個別に新曲をセッションで、というあまりにクレイジーな企画はたぶん二度と実現できません。本当にスゴいことになっているらしい。僕は何かフライヤーとかバッジとかCDRのジャケットとか裏方の役回りなのでほとんど他人事みたいに「ふあー」と感嘆のため息をついています。
いちおう出演する立場でもある僕はセッションを1曲ともうひとつ、新曲ではなくて、totoさんとリーディングをしようと目論んでいます。ものすごく近しい間柄にあって、ふたりとも担当がポエトリーなのに、いっしょにやるのは意外にもこれが2回目です。前回はtotoさんに罵詈雑言とかスラングとか普段言わなそうな言葉をむりやり言わせる非常にサディスティックな企画だったのだけど、あれはいったい何年前のことだったか…。ヒップホップ濃度のめちゃくちゃ高い空間でのリーディングなんて、どう考えてもここでしかできないのでたのしみ!
2009年10月17日(土)
SUIKA presents
「スイカ夜話祭り」
@下北沢 garden
open17:00 / start18:00
HOST:SUIKA
GUEST:降神、Romancrew、STERUSS、
サイプレス上野とロベルト吉野、
イルリメ、小林大吾
【追加】オープニングアクト:
タケウチカズタケソロ
ちなみに以前、降神とロマンクルーをゲストに招いたスイカ夜話の第9夜では入場制限がかかり、当日のお客さんが入れないというたいへん申し訳ない事態になりました。今回は彼らばかりかさらに、サ上とロ吉、ステルス、イルリメというとんでもない布陣が加わるのだから、どう考えても前売りチケットが必須です。なんなら僕の席をゆずってあげてもよろしい。
とおもっていたらウェブでの前売りは今日の午後3時でしめきられていたらしく、完全に手遅れだったもようです。
しくじった。
きちんと毎日更新しておけばよかった!もうこの際ブログなんて「今日たべたゴハン」とか、ラブプラスのいちゃいちゃシチュエーションをこまめに報告するとかでお茶をにごしてしまえばよいのだ。
でもそのためにはまずDSを買わなくてはいけないし…
あ、ここであたらしい情報がはいりました。いえラブプラスではなくて前売りのことですが、渋谷Flying Books店頭では「ギリギリまで」というかなり大まかな期限設定でチケットが購入可能だそうです。ギリギリまで…ってどれくらいギリギリまでなんだろうか…と小癪な計算をしてはいけません。お店まで足をはこべる距離で、まだチケットを手にしていない人は可及的速やかにFlying Booksへ行こう!
ということをもっと早く言わなくちゃいけなかったんだよな…
*
あと、それとは別にまたフライヤーをたのまれてつくったんだけど
自粛したほうがよさそうなのでとてもちいさく
*
とりとめのない告知だなわれながら
2009年10月8日木曜日
不二家のアイドルとその知られざる一面
コメント欄がにぎわっているばかりか、ちょっとした交流まであって微笑ましいかぎりです。ダイゴくんのすちゃらかブログもたまには役に立つじゃないか。
しかし「またライブでお会いしましょう」って…そんな機会あんまりないのに…。織姫と彦星のようだ。
と
書いたのがじつは9月のおわりで、気がついたら10月です。1日放置すると2日目に思い出す確率がガクンと低くなり、2日放置すると3日目に思い出す確率がさらに…という悪循環で毎回こんなことになっています。タマフルでの騒ぎがもう遠い昔のようです。あれだけ先の話だとおもっていたスイカ夜話祭りがもう来週末なんだから、何をか言わんやです。宣伝をしなくてはいけない。
でもその前にどうしても不二家のポコちゃんのことを書いておかねばならぬのです。
ペコちゃんを知ってはいても、そのボーイフレンドであるポコちゃんをご存じないという人もいるかもしれないので、公式サイトにあったプロフィール画像を勝手に貼りつけておきましょう。わざわざ「舌は出していない」と明記せざるを得ないあたり、ペコちゃんの人気とその浸透ぶりがうかがえます。そりゃひとこと断っておきたくもなるというものです。僕だってふだん舌を出して歩いたりなんかしないもの。イメージ戦略はだいじです。
名前の由来も気になるんだけど(何が西洋風にアレンジだ)、そうではないんです。書きたかったのはそのことではない。こんなに清潔感あふれて爽やかにみえる彼にもじつは
こんな一面が

ペコちゃんはこのことを知ってるんだろうか?
人にはいろいろ事情というものがあるから詮索するつもりはないけど、それにしてもこれは…。
2009年9月29日火曜日
タケ(略)タケ祭り、その舞台裏に迫る
ちょっとだけ生えている人もふくめば瞬間最高坊主率がほぼ100%に達するという驚異の記録を打ち立てた26日土曜日のTBSラジオ ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル、ここではその舞台裏にスポットを当ててみましょう。(けっちゃんの大事にしているジャンベを最後の最後で破裂させた文字どおり破壊的なスタジオライブの模様は、主役であるタケウチカズタケのブログをご覧ください)
打ち合わせ中(坊主率75%)
オンエア中(坊主率ほぼ100%↑)
レッドブルのなかで待機中のtotoさん(坊主率0%↓)
タケウチカズタケ熱演中(瞬間最高坊主率を記録した瞬間↑)
映っている4人はおおむね坊主といって良いでしょう
名曲 "Renee Fr." 演奏中(坊主率50%↓)
SUIKA大暴れ中(坊主率33.3%↓)
似たような写真ですが(坊主率50%↑)
真ん中の人がジャンベです(坊主率100%↑)
終了後の記念写真(坊主率40%↓)
おまけ:収録中に唯一しるされたメモ(坊主率0%↓)
宇多丸さん、古川さん、小荒井さん、橋本さん、本当にありがとうございました。こんな機会はそうそうないし、タケウチカズタケを筆頭にSUIKAの面々もきっと大きく羽ばたいてくれるにちがいありません。ことによっちゃついでに僕も馬車馬からふつうの馬くらいには成り上がれるかもしれないし、だからみんな、がんばって!
ちなみに僕は宇多丸さんから「意外とデカいですね」というお言葉を賜りました。いつもいつも本当にお世話になっているのに、無愛想ですみません。