2014年12月29日月曜日

まだ来ないを待つヒツジの小ぶりな夜想曲


なぜ日々はこうも一目散にすたこらと駈け去ってしまうのか、ふと我に返れば今年もあと2日とすこしをのこすのみとなりました。みなさま、仕事納めはお済みでしょうか。あらかじめ先手を打ってやりますと申し上げていたせいか、いつにもまして遅すぎることなどまったく意に介さず、部屋の中でダウンに身を埋めながら鼻歌まじりでカタカタと更新しております。

おかげさまで2014年は、まがりなりにも詩人として活動してきた10年間の集大成とも言うべき、おいしいジャムをリリースすることができました。ご愛顧いただいたみなさまへの感謝は例年にもまして、言葉に尽くすことができません。どこにつづいているのかも定かではない、たよりない細道をいっしょに散策してくれて本当にありがとう。

とりわけ今年は長年の懸案をどうにかこうにか形にできたこともあり、本来ならボーナス上乗せくらいの勢いでぱーっと派手に景気よくキャンペーンを催すべきだし、じっさいそんな夢をみていたりもしたのですが、それはまあそれとして、よいしょ(と脇に置く)、いつものように年賀状を20名くらいのみなさまに贈ります。もちろん図案はおなじみのアレです。


なぜ「not yet」なのかというともちろん、ひつじ年だからです。あと、春を待ちわびるかんじ。そして(ゴミ箱から)まだ抜け出せてないかんじ。

ご希望のかたは件名に「スローターハウスの羊が一匹」係と入れ、

1. 氏名
2. 住所
3. わりとどうでもいい質問をひとつ

上記の3点をもれなくお書き添えの上、dr.moulegmail.com(*を@に替えてね)までメールでご応募くださいませ。もちろん、競争率の低さは折り紙付きです。何しろ複数枚お持ちの方もおられるくらいだし、敷居も低くてオススメですよ!(他人事のように)

締め切りは例によって12月31日の大晦日が目安です。しかし今日が29日なのだから、30……31……ずいぶん少ないな、ホントかな……30……31……いやいやそんなはずは……30……31……とどう数え直しても2日しかないし、ただでさえささやかな応募数が激減しそうな気配がぷんぷんするので、あまり気にしないでください。実際のところ、大晦日をすぎても毎年へいきで受け付けてます。(仮に抽選となった場合でも、いただいたメールには必ず返信しています)

「新譜はまだですか」という質問が来ないとわかっているだけでも、今年はずいぶん気が楽です。


このままスルーでもよかったのだけれど、やっぱりあらためてお礼を言わせてください。


2014年はまったく、全然、ちっとも出す気のなかったまさかの4枚目を無事リリースできたことで、忘れられない年になりました。正直に申し上げれば1年を振り返りながらふと「あ、そうだそうだ、出してた、今年」と膝を叩いたくらいなので若干忘れかけてたきらいがなくもないのですが、それでも思い出せばやっぱりしみじみと胸に迫る感慨があります。

ただでさえ賛否が分かれるものを、さらにこまかく賛否に分ける、そんな1枚だったかもしれません。受け止められない弱さを共有するより、受け止めていく強さを共有したかったし、単純に言葉による娯楽のひとつでありたかったし、僕個人の嗜好としていつになくバカバカしさに重点を置いていたようなところもあります。「あれ、なんかちがう」と戸惑われた方もなかにはおりましょう。

それでも「いつもどおりだ」と笑ってくれる人がいて、今作からはじめましての人もいて、ふたを開けてみれば当初ぼんやり考えていたよりもずっと多くの人が手に取ってくれたようにおもいます。みなさまからは本当にやわらかなおきもちを、抱えきれないほどたくさんいただきました。楽しんでくれてありがとう。

ブックレットや取扱説明書をまだあまりお読みでない方は、隅から隅まで目を凝らしてみてください。音と文字では異なる言葉の意味やしょうもないギミックをこれでもかとばかりに目いっぱい詰めこんであります。きっと開くたびに新たな発見があるはずです。


アルバムを出そうと出すまいと、ここで繰り広げられる与太話にそれほどの温度差はありません。いつでもだいたい、こんなかんじです。ときどきぽちりとちいさなお知らせをはさんだりしながら、またてくてく歩いていこうとおもいます。お手隙のときは行きつけの店の暖簾をくぐるような塩梅で、ぜひ気楽にお立ち寄りくださいませ。

投げて弾ければ地球の1/3が吹き飛ぶくらい、特大の愛をこめて。

気づけばまたぞろコロンブスの目玉焼きに火がついているようですが、知ったことか!みなさまよいお年を!

2014年12月27日土曜日

秘密にしたくなるジャム、【frɥi(フリュイ)】


とまあ、そんなわけでここ数ヶ月、水面下でひそひそと進められつつ、はやく見せびらかしたくてうずうずしていた2014年のリーサルウェポン(甘さ控えめ)がめでたく解禁の運びとなりました。

ほっぺマジ落ちのりんごジャム、【frɥi(フリュイ)】です。

http://frui.jp


ジャムの由縁についてはひとまず上記のサイトをご覧いただくとして、この【frɥi(フリュイ)】、じつは企画からネーミングデザインテキストに至る商品のトータルプロデュースにがっつり関わらせてもらっています。詩人としてのそこはかとない音楽活動と4枚のアルバム製作を通じ培ってきた数々のスキル……その集大成がこのジャムであると言っても過言ではありません。こうしてお披露目の日を迎えたいま、ぶじ愛らしい娘を生んだ母親のようなきもちでいっぱいです。だってこんな可愛いジャム、そうそうないよ!ああ可愛い。ウチの娘がいちばん可愛い。

ジャムの検索からここに辿り着いた人にはいったい何を言っているのかちんぷんかんぷんだとおもいますが、まあよろしい。


お察しのとおり、フリュイとはフランス語で「果物」のことです。表記は本来「fruit」ですが、ブランド名にはその発音記号【frɥi】を用いています。

しかしそうした外側のあれこれよりもはるかに声を大にしてお伝えしておきたいのは、果実と砂糖のみで丁寧にコトコトやさしくつくられたこのジャム自体のえも言われぬ魅力です。


写真でピンとこられる方もおりましょう。プレザーブと言えばプレザーブだけれども、ジャムよりはむしろコンフィチュールと言うべき瑞々しさ、ほんのりと赤らむ淡い色合いがそのやさしい味わいをそのまま表しています。

デザインについては言うまでもなくこしらえた僕の欲目です。でもジャムはそうではありません。はっきり言って本当に本当においしい。すくなくとも僕は最初にひとくちいただいた瞬間、モチベーションがスパンと跳ね上がりました。どこまでもシンプル、それでいて一度舌に乗せたら忘れられない、蠱惑的なジャムです。掛け値なくオススメできます。ぜひ一度ご賞味あそばせ。

リーフレット

包装紙も!


そしてもうひとつ、これもすごく大事なことなのですがこのプロジェクト、僕個人ではなく、古川耕との何でもユニット「四〇四号室」名義でのお仕事です。このふたりがくっつくと何ができるのか、一言ではさすがにちょっとご説明がしづらいのですが、言葉やデザインといったもろもろの複合的要素をまるっと引っ括めたもっともわかりやすいアウトプットが、たとえばこの【frɥi(フリュイ)】の企画プロデュースですと申せましょう。

ご興味がありましたら room.not.found*gmail.com(*→@) までお気軽にお問い合わせくださいませ。できそうなことなら何でもお手伝いいたします。

そうそう、ジャムとは関係がないようで意外とあるような気がしなくもない2014年の最重要(当社比)アルバム、「小数点花手鑑」もお忘れなく!


2014年12月24日水曜日

安田タイル工業のクリスマス慰安旅行2014


いまやクリスマスの恒例行事となりつつある安田タイル工業の慰安旅行……。気づけば今年は主要な登場人物のひとりである専務が既婚者になっていたため人知れず開催が危ぶまれていましたが、危ぶまれただけで結局何ごともなかったように決行されました。

「おめでとうございます、専務」
「うん、ありがとう」
「大丈夫なんですか」
「何が?」
「奥さん」
「なんで?」
「だってクリスマスですよ」
「クリスマスは毎年仕事だと言ってあるから大丈夫だ」
なんか浮気みたいですね
「結婚するときの条件として言い含めてある」(注:どうも本当らしい)
「そんな専務へのご祝儀もかねて、今年のテーマは『ブリンブリン(bling-bling)』です」
「ブリンブリン?」
「ヒップホップ用語ですが、要はギンギラギンというかジャランジャランというかバブリーでメイクマネーがチャリンチャリンなかんじです」
「小銭っぽい音が気になるが、むむ、ゴージャスじゃないか」
「結婚したときくらい景気よくいかなくてどうします」
「期待大だな」
「特大ですよ!」

それがまさかあんな結末を迎えることになろうとは……


世界に向けて遠吠えを!

あるかなきかの零細企業、もしくは世界のミスリーディングカンパニー、あの安田タイル工業のクリスマスが1年ぶりに帰ってきた! 2013年12月以来となる今回も、鈍行列車で行く癒しの旅に専務と社員、総勢2名の大所帯でくりだします。

※これまでの旅行については以下をご参照ください。


12月23日(火)AM6:30 池袋駅構内。日本最大級のターミナル駅とはいえ、やはり祝日の朝は閑散としています。


AM7:00 新宿駅ホーム


集合は新宿駅に7時です。なぜかこういうときだけは決して遅刻をしない安田タイル工業の面々は爽やかな面持ちで朝の挨拶を交わし、颯爽と電車に乗りこみます。向かう先は今年も北です。


「あれっ」
「どうした」
「僕、池袋から来たんですよ」
「そうだったな」
なんで新宿集合にしたんでしたっけ?
「1分でも長くいっしょにいるためだろう」
「発想が完全にカップルですね」


あっけらかんと澄み渡る青空がねむたい目に心地よく刺さります。例年なら「イヤな予感がする」とでも書かねばならないところですが、ここ数年でだいぶ順応しているためまったく気になりません。


「まずは高崎駅に向かいます」
「また高崎か!」
「また?」
「毎回高崎じゃないか」
「そんなことないですよ。今回が初めてじゃないかな」




そうして到着したのは……


JR小山駅(栃木県)です。

高崎はどうした
「乗り過ごしました」
「方角が真逆じゃないか」
「ホントは大宮で乗り換えるはずだったんです」
「いつ気づいた?」
「ふた駅ほど過ぎてから……」
「そのときに言えば戻れたじゃないか!」
毎回なぜか乗り過ごすからいいかげんネタだとおもわれそうで……
「結果的に傷口を広げる典型的なパターンだな」
「ちょっと遠回りになるだけですから」
「まるで人生のようだ」



気を取り直して両毛線へ。旅路はさらにつづきます。




佐野駅で停車時間に余裕があったため、ホームに降り立つ安田タイル工業の面々。ふと専務があるものに目を留めました。

「あれ見ろ」
「なんですか」
「あのラブホテル」
「やめてくださいよ!行かないですからね
「そうじゃない。ホテルの名前だ」



『HOTELワンスモア』……」
「おねだり専用というわけだ」
「どうでもいいけどロゴ可愛いですね」
「ロゴもそうだが君のほうがもっと可愛い」
「キャッ。専務ったら!」

※クリスマス仕様でお送りしています。


それはさておき旅路はさらに西へ。(乗り過ごしていなければ高崎から東へ向かうはずでした)

「専務。専務!」
「今度は何だ」
山肌に小林大吾の頭文字が
「バカを言うな」
「ホントですよ。ほら」



「ね?」
「スケールが大きいんだか小さいんだかわからんな」
「あの文字の話ですよね?」
「君の名前の話だよ」



遠回りというにはあまりにも遠すぎる遠回りを経て、ようやく当初の予定どおり桐生駅に到着。ここからわたらせ渓谷鐵道に乗り換えです。日曜祝日のみ、しかも一日一本しか運行されないトロッコ仕様の「わっしー3号」がたまたまお出迎え。専務のテンションが急激に上がります。


「こんなのがあるのか。特別感たっぷりだ。さすがだな」
乗り過ごした甲斐がありましたね
「忘れてた。何だ、たまたまか」
「急がば回れってこういうことですよ」


平静を装いながらもそわそわするきもちを抑えられない専務


こらえきれずにほころぶ専務


車内販売で迷わず酒を注文する専務


昼間から冷酒をちびちびやりながら列車はかろやかに滑り出します。雨雲がしのびよる気配もないし、前回みたいに風がびゅーびゅー吹き込むようなこともないし、温かな車内で酒はうまいし景色はいいしと、慰安旅行史上かつてないピースフルな展開に目頭を熱くする安田タイル工業の面々。たまにはこんな旅行があってもいいはずです。というか旅行とは本来こういうもののはずです。




ここで今回のテーマが「ブリンブリン」であったことを思い出していただきましょう。神戸駅と沢入駅の間にある「草木トンネル」はわたらせ渓谷鐵道で最も長く、全長が5キロ以上(!)あるため、車内の照明が


ナイトクラブに変わります。


ヒューヒュー!バブリー!誰か脱ぎ出してもおかしくない!


ナイトクラブ終了





そしていよいよお目当てのエリアに突入。景色が劇的に変わります。



辿り着いたのは最終目的地となる通洞駅です。


「ここか……」
「ここです」
「さっきのナイトクラブとのギャップがすごいな」
「何を言うんです、ブリンブリンはこれからですよ」
「家はいっぱいあるのに人の気配がまるでないぞ」


「あっ専務、コロッケですよ!」
「どこ?」
「ほら、目の前」
「看板がないぞ」
「でもコロッケが見えます」
「あるな……よし、食ってみよう」

ガラガラ(戸を開ける)

「いらっしゃい」
「コロッケください。他には何かありますか?」
「メンチとハムカツがありますよ」
「じゃメンチとコロッケを1つずつください」
「コロッケは今揚げるから待っててね」

専務がコロッケを待つことにし、ダイゴ主任はメンチカツを先にいただきます。


ぱくり

「うわァ!」
「どうした」
美味すぎて気を失いそうです
「なんだと」
「サクッとして中がめっちゃふんわりです!」
「一口よこせ!(ぱくり)うむ。…すみません、メンチをもう1つ」
「あっすみません僕にもコロッケ追加してください」

吹きつける極寒の風にちぢこまっていたせいか、揚げたてほくほくの破壊力ときたらまったく尋常ではありません。何より絶句するほど美味い。近所にあったら足繁く通うような美味さです。コロッケとメンチカツをそれぞれ1つずつ両手に持って貪るように食らう安田タイル工業の面々。

「ああ驚いた」
「すごいサプライズでしたね」
「まじで美味かった」
まちがいなく今回の旅行のハイライトですよ
「え?」
「え?」
「ブリンブリンはどうなった?」
「あっそうでした!ブリンブリンね。そうそう!あそこです!」
「どこ?」
「この正面ですよ」




足尾銅山は江戸時代からおよそ350年の長きに渡って列島のメイクマネーを支えてきた、日本を代表する鉱山のひとつです。数百年間縦横無尽に掘り尽くされた坑道の総延長は約1500km(!)で、これは東京・博多間の距離に匹敵します。

「メイクはメイクでも『鋳造』のほうか……」
「ギンギラギンでしょ!」
「銀ていうか銅だな」
「全盛期は町の規模が宇都宮と同じだったらしいですよ」
「宇都宮と同じ!?」
「バブリーでしょ!」
「なぜそんなに陽気なんだ」
「そうでもないとやってられないからです」
「おい、口をすべらすな」
「しかもトロッコで坑道に向かうんですって」
「むむ、本物のトロッコか」
「本物のトロッコです!」




ガタガタと心地よい振動に揺られながら、いよいよ坑道に突入です。


とおもう間もなくどこかに到着してしまい、きょとんとする安田タイル工業の面々。そこへ矍鑠とした男性の声でアナウンスが流れます。「ここが坑道の入り口です。ごゆっくりとご観覧をお楽しみください。なお、お帰りは徒歩になります



よくわからないまま乗りこんだとはいえ、なんとなくあちこちの坑道をガタゴト走り回るグーニーズ的な冒険を想像していたためすぐには心の整理がつかず、ぽつねんと立ちすくむ専務



それではここで、ヒュードロドロと涼しい効果音が轟きそうな暗闇からダイゴ主任が世界に向けて放つ渾身の遠吠えをご覧ください。






なぜだか他に誰も見当たらない、暗くてさむくてうら寂しい坑道を、コツコツと無言で歩きます。ときおりピチョンとしたたる水の音が、体の芯まで響きわたるようです。まったくもってクリスマスにふさわしい、おごそかなホーリーナイトの演出に身も心も静まり返る安田タイル工業の面々。そしてまったく、いったい誰がこんなことになると予期したでしょう、その始まりから一貫してピースフルなムードを醸してきた今回の慰安旅行は、不測の事態によりここで唐突に終わりを迎えます。

「あったいへんです専務」
「どうした」
「カメラが」



♪パ〜パラララ〜(エンディングテーマ)

飽くなき探究心と情熱を胸に、安田タイル工業は今後も逆風に向かって力強く邁進してまいります。ご期待ください。

安田タイル工業プレゼンツ「聖夜のブリンブリンな坑道探検」 終わり


記録には残っていませんが、じつはこのあと、坑道探検よりもはるかにエクストリームな展開が待ち受けていたのです。

「せっかく足尾まで来たんだからアレが見たい」
「アレですか」
「それだ。見たい」
「でもたしか一般人は立入禁止ですよ」
「ちかくまで行ってみよう」

20分後

「ほら、やっぱり立入禁止ですよ」
「かまわん。行くぞ」

と立入禁止の看板を無視して十歩ほど進むと、背後でパッパーとクラクションが鳴りました。(ホントにこのタイミングで鳴った)

振り返ると、一台の車が看板の手前に停まっています。

「立入禁止って書いてあるでしょう!」←正しい
「すみません。あの、この先には……」
「だから行けないんです!」←正しい
「ほら専務、あきらめましょう」
「むむ」
「ウチの専務がホントすみません」

とまあこういうわけで当然ここは平謝りで引き下がりました。しかし記録されないのをいいことに諦めきれない専務がここから尋常ならざる行動力を発揮、まったく別のルートで別の角度からちょっとでも眺めてやるとばかりにすこし離れた道なき山を1時間ばかり両手両足でクライミング的に攻めまくり、とちゅう鹿や猿や雉なんかとすれちがいつつ、気づけば本来なら人が立ち入るはずのない別天地に到達、どう考えても目論見どおりにいかない可能性のほうが高かったはずなのに、結果として期待をはるかに上回る絶景を目にして感動のあまり言葉を失うことになるのですが、それはまたべつのお話……


おまけ:日光経由で帰る途中の宇都宮みやげ「ぎょうざポーチ」