2008年4月8日火曜日

ムール貝博士のパンドラ的質問箱 その41 (b)


友人から「おれ今度、結婚することになりました」というメールを4月1日にもらったので、僕らも負けじと手提げ袋いっぱいにつめこんだ結婚式場やハネムーンのためのパンフレット(重たい)、彼とは縁もゆかりもない人たちに書いてもらった寄せ書きの色紙(ハート形)、赤ちゃん用のくつした、ふたりの夜のためのイエス・イエス枕(手づくり)(イエス・ノー枕ではない)、念のため婚姻届1枚を持って、「おめでとう、おめでとう」と盛大に祝福してきました。

吹かれたホラにはいつだって全力で応えたい。


 *


ジョンソンアンドジョンソンアンドジョンソンさんからきた質問のつづきです。



Q: (ムール貝博士とアンジェリカは)だれに(なにに?)似ていますか?



ムール貝博士の場合:


「博士ー」


ドカン


「うわっ」
「ん?」
「こんなとこに地雷置かないでくださいよ!」
「ああ、ダイゴくんか」
「あぶないじゃないですか」
「君こないだも来たじゃないか」
「来たくて来てるわけじゃないですよ」
「さいきん物騒でね」
「博士がいちばん物騒です」
「命を狙われてるんだよ」
「1個くらいあげたらいいのに」
「やるくらいなら奪われるほうが1000倍いい」
「1個しかないとは言わないんですね」

ピンポーン

「だれかきましたよ」
「暗殺者だろう、ほっておきなさい」
「まるで訪問販売だ」
「代わりに出てくれてもいいよ」
「まっぴらごめんです」
「冷たいね」
「死んだらますます冷たく…いてっ」
「どうした」
「なんだろう。なにかに足を刺されました」
「ああ、うちのサソリだ」
「ちょっと!」
「解毒剤あるよ。ホラ」
「はやく!はやく!」
「何しにきたんだ、いったい?」
「なんかしびれてきた気がする」
「質問はどうした?」
「このクスリほんとに効くんでしょうね?」
「これか。『誰に似ていますか』…」
「博士」
「知らないよ、刺されたことないから」
「博士…」
「戦車はどうだ?『ムール貝博士は戦車に似ています』」
「…」
「ちょっとゴツゴツしてる気もするけど、あのキャタピラがいいんだ」
「…」
「なんだ、大人しいな。ピス田!おいピス田!」
「どうしました。あれ、ダイゴくん」
「これ、どう思う?」
「死にかけてるみたいですけど」
「そっちじゃないよ。質問がきてるんだ」
「だれに似てるか?あ、モノでもいいんですね」
「なるべくかっこいいのを選んでくれ」
「戦車はどうですか」
「さすがピス田だ」
「アフロかぶせたらもっと似てますよ」
「戦車にアフロか。わるくないな」
「いいんじゃないですか」
「きまりだな」



A: アフロをかぶった戦車



「それよりこれ、どうするんですか」
「どうするって?」
「ダイゴくん」
「どうすると言われてもな」
「毛布かけときます?」
「タオルでいいよ」


 *


ところで以前、質問箱 その34で「2007年のベスト」を選んだとき、8位に「 とあるメジャーアーティストのオフィシャルウェブサイト」という極秘ミッションのことを書いたのだけれど、質問をくれたジョンソンアンドジョンソンアンドジョンソンさんは、「ひょっとして×××のことですか?」とメールに書き添えてくれました。


そのとおりです…!


まさか一発で当てられるとは夢にもおもっていなかったので、ぶったおれました。いくらなんでもするどすぎです。あの、でもできたらホントに、胸の奥にそっとしまっておいてください。僕もがんばります。

ああ、おどろいた。



 *



dr.moule*gmail.com(*の部分を@に替えてね)



その42につづく!

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