2008年4月26日土曜日

ムール貝博士のパンドラ的質問箱 その47 (a)


写真は新宿タワレコにて、SUIKAに便乗した詩人の刻印の様子です。カズタケさんのブログから勝手にひっぱってきました。

新宿店限定で大ブレイクしていたようなのだけれど、当の本人はまるで蚊帳の外です。「へー…」と感心しながら眺めるほかない。壊れたって意味じゃありませんように。

しかし吹けば飛ぶような実際の規模や程度はともかくとして、じぶんの人生の線上に「ブレイク」という単語が点としてぽつんとちいさく乗っているのは、いささか奇妙で、愉快なことです。たとえ嘘でもそう言ってもらえるのはうれしい。新宿店さんありがとう!

ちなみにここ、行くたびに何かモノを失くして、担当のNさんに迷惑をかけています。そんなことで覚えてもらってもしかたないんだけど。


 *


百万枚の皿(ロシア製)さんから、みっつめの質問です(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)。百万本のバラ(ロシア歌謡)をもじったつもりだったんだけど、今みるとぜんぜんもじった感じしないですね。



Q: 眼鏡をかけている人は、レンズを通した世界が本当なのでしょうか?それとも肉眼で見る世界が本当なのでしょうか?



「イタタタタ!」
「む?何やってるんだそんなとこで?」
「博士こそ往来のど真ん中で何してるんです?イタッ、ちょっとこれ」
「板チョコ?」
「針!釣り針!ほっぺにひっかかってるから!」
「なんで君が釣れるんだ、まったく」
「こんなとこで釣りをするほうがおかしい」
「邪魔するなよ」
「歩行者の邪魔をしているのは博士です」
「お互いさまか」
「ぜんぜんちがいます」
「マンホールが道の真ん中にあるんだ。しかたないだろう」
「マンホールは釣り堀じゃないですよ」
「そんなこたあわかっとる。馬鹿にしてるのか」
「馬鹿にはしてないけど、やってることはそうとう馬鹿ですよ」
「ミサイルが釣れるんだよ」
「ミ…なんですって?」
「誘導弾だよ。これくらいの」(手を広げる)
「マンホールで?」
「いつもこうやって火薬を確保してるんだ」
「大丈夫ですか?」
「大丈夫だよ。見てろ」
「いや、ミサイルの危険性じゃなくて博士の頭のことです」
「だから大丈夫だって言ってるだろう。オッきた」

ぴちぴちぴち

「ホントだ…」
「錆びてるな」
「しかもぴちぴちしてる」
「まあ、こんなものだろう」
「なんでマンホールに…」
「魚っぽいからな」
「魚っぽいけど、そもそも魚はマンホールにいないんですよ」
「またはじまった!」
「何がです」
「マンホールに潜ったこともないくせに」
「潜らなくたってわかります」
「5号マンホールなんてほとんどワンルームだぞ」
「どういうことですか?」
「みろ、知らないじゃないか」
「ム…」
「石頭を相手にするのは骨が折れるな」
「だからってミサイルはないですよ!
「ないって、ここにあるじゃないか」
「いったいどこから流れてくるんです?」
「ベオグラードだよ」
「ベオグラードって…」
「欧州だね」
「セルビアの首都じゃないですか」
「つながってるんだよ、このへんに」
「…それでミサイルがここに?」
「古いのを処分してるんだろ」
「そういう話じゃないですよ」
「オヤ、こりゃNATOのじゃないか。こいつぁもうけた」
「ストップストップ!いいかげん手がつけられなくなってきた」
「いいのが釣れたし、じゃお先に失礼」
「本題がまだなんですよ!」
「時間ないから、また今度な」
「さっきまで釣り糸垂らしてた人が何言ってるんですか」
「いいじゃないか、1日分ブログ水増しできるんだから」
「水増しって言うな」
「じゃまた明日」
「ちょっと!博士!博士ってば」



質問を掲げながらそれに触れもしない意外な展開に!回答はCMのあと!



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dr.moule*gmail.com(*の部分を@に替えてね)



その47 (b)、回答編につづく!

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