10年以上つかっていない郵貯のカードが入り用になり、ひっぱりだしたら割れてました。
よほどのことがないかぎり、カードってあんまり割れないとおもうんだけど、割れている。しらんぷりしてATMに入れたら、案の定「お取り扱いできません」と吐き出されました。バレてしまっては仕方がない。
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郵貯のカードケースには、カードといっしょに「郵便貯金 キャッシュサービス ご利用のしおり」という冊子がついていました。ずいぶん親切なことだなあと感心しながらぺらぺらめくっていたら、黄色いちいさな紙切れが2枚、ページの間にはさまっているのです。
おや、こいつァ…
銀のエンゼルじゃないか。
いったいだれがこんなまねをとおもうけど、残念ながら僕しかいないので僕のしわざです。チョコボール、じぶんで買ったんだろうか?しかし何も読みやしない郵貯のしおりにはさまなくたってよさそうなものじゃないか。どう考えても忘れるにきまってる。
へんな風情があって、どことなく物悲しい。
遺品からこんなの出てきたら、やりきれないだろうな。生きてるうちにみつかってよかった。
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