2011年10月13日木曜日

ある種の期待にそむくAVの生産工場から



謙遜でも冗談でもなく、訪問客が気づけばひいふうと数えることができるくらいにまで減り、閑古鳥のカッコーという鳴き声がむなしく響きわたるのです。今となっては「AV、工場」で検索してうっかり辿り着いた若人の足跡さえ、何だかなつかしくおもわれます。オーディオビジュアルというアルバムの制作現場である以上、直ちにまちがいとは言い切れないものの、その期待に応えることができなかったのは僕としても残念なことです。

しかしDVDや配信が主流となった今でもそれは「AV」なんだろうか?


思えば、かつてはよく郵便受けに「AVビデオ」と何かをかんちがいしたチラシが投函されていたものです。この場合、2文字目の「V」はいったいぜんたい何を意味していたのか、これもまた今となっては知る由もありません。


アダルトなVの話はどうでもよろしい。


閑古鳥のこのうつろな鳴き声からして、どこかで地雷を踏んだのかもわからない。それはまあ大いにあり得ることでもあるし、くよくよしても詮無いことです。踏んでも気づかなかったなんてわれながらずいぶん迂闊なことだとおもうけれど、ひとまず煤にまみれてぷすぷすと煙を立ちのぼらせながら、黒焦げのアフロでお送りしています。


もしもし、そちらはどうですか?





さて、過日お伝えした新宿タワレコの「甘酸ジュークボックス」ですけれども、じつはあれからほんの少しだけ、バージョンアップしているのです。




試聴機が追加されました。



コメントカードが、より甘酸仕様になりました。



こうしてちょっとずついろんなものが加わって、リアルタイムで改良を重ねていくうちに、手がつき、足がつき、やがて巨大なロボになって店員とささやかなロマンスを育みつつ悪の組織とえっちらおっちら戦ったりするのです。めざせ甘酸ロボ!


ともあれ、今週末あたりには試聴機のとなり付近にフライヤーが追加されそうな気配です。タワレコにお立ち寄りの際には「うーん、ヨシアキさんステキだなァ…あとダイゴくんも」的な独り言を積極的につぶやくとよいでしょう。


 *


それにしても…(とまた蒸し返さずにはいられないのだけれど)


果たして中学生に「ダビング」という単語は通じるのか?



3 件のコメント:

みわ さんのコメント...

閑古鳥なんてそんな、わたしみたいにたびたび覗きにきている人はきっとたくさんいると思いますよ!
いつも無言で来て無言で去っていってすみません。最近更新が多くてうれしいです。いつも読み応えがあってたのしい!
こんど新宿に行く用事があるので、ぜひのぞきにいきます。フライヤー、手に入れられるといいなあ。
ダビングという言葉とはちょっとずれますが、うちの小学生の子供たちはDVDやHDDを「ビデオ」と言っています。親の教育のせいです…(ついビデオって言っちゃうんです…)

f.k さんのコメント...

大吾くんのブログは09年頃から欠かさずチェックしていて、今もチェックを抜かる事はありません。決して無いのですが…

私は、此方の言行録の好きが高じて、数ヶ月前から自身もBloggerで日記をつけ始めるようになりました。

こうなると、閲覧リストが便利で、つい、じぶんのダッシュボードから更新を見守るスタンスに変化してしまったのです。(ゴメンナサイ)

私と同じように此方を自室から見守っている向きの声も多いのでは…と思案に暮れていました。

ブログを更新した直後、閑古鳥がセカセカと飛び立つ姿は見られませんか?

ピス田助手 さんのコメント...

> f.kさん

そういえば、ダッシュボードから閲覧できますね、たしかに。でも全然、謝られる必要なんてないです。どうかお気になさらず。いつもありがとう!

だって、どう考えても更新しないほうがわるいですよ、それは。

閑古鳥もアレはアレでなかなか気のいいヤツです。