2011年10月8日土曜日

「だいじょうぶ」と万年塀は小声で請け合う



見つからない、と嘆きたくなるのも無理はありません。じっさい探せば見つからない。焦ればそのぶん、視界がせばまる。


何しろ希望というのはいつも…



こういうところにひっそりとあるのです。



ともすれば見落としてしまうくらいさりげなく、そしてとても小さいけれど、でもそれはたしかにそこにある。


こうあってほしいし、こうありたいし、できればこんなふうにして残したいと心からおもう、僕にとってはこれこそが世界のかたちです。それはもう、ずっと前から本当にぜんぜん変わらない。


「万年塀」ってのも気が利いてるじゃないか!僕もいつかどこかの万年塀に、同じことを書き残して去りたい。


3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

かっこいいなぁ。トイレの個室のドアとかもたまにかっこいいですよね。

s8 さんのコメント...

「落書きは親告罪ですが、器物損壊罪にあたり、3年以下の懲役または30万円以下の罰金などの刑が科されます」。

でも、だいじょうぶ。希望はあるのだ。

大吾さんの記事に、写真に、
いつも元気をもらい、励まされ、救われます。

ピス田助手 さんのコメント...

> 匿名さん
以前にも書いたけれど、僕が今までみたなかでいちばん好きなのはコンビニのトイレにあった「炭疽菌ファッキュー、ビフィズス菌サンキュー」という落書きです。いまだに最高だとおもう。


> s8さん
へいきへいき。僕がゆるすし、みんなもゆるします。だとすればいったい誰がこれに異を唱えましょう。この程度のことに目くじらを立てるような社会に未来はないし、だとすればむしろこの落書きは未来を請け合ってくれているのです。