2008年5月16日金曜日
ムール貝博士のパンドラ的質問箱 (特別編 1)
「風邪がなおんねーよ!」という無情な捨てぜりふとともに、古川Pに送った質問が返ってきました。ムール貝博士のパンドラ的質問箱50回おめでとう記念、当のムール貝博士をねぎらうこともなく、特別編と題して古川耕特集です。いいかげんに考えた質問のわりには、なかなかリアルな「古川耕」像が浮かび上がっているのではないかとおもいます。
では小林大吾から、プロデューサー古川耕へ10個のしつもんです。
*
Q1: プロデューサーとは具体的にどんなお仕事なのですか。
一般論としてはわかりませんが、こと小林大吾に関しては
1 SSWSで観て即ナン
2 CDつくらない?
3 ほうら、マイクを買ってあげるよ
4 こんな曲も聴きたいです
5 じゃあ俺ちょっとお菓子買ってくる
6 出来たワーイ
7 (サンプルCDを送りまくって)取材とかよろしくワーイ
という感じ。
正確にはプロデューサーというより、小林大吾という才能の「紹介者」という呼び方が適切かな。一番最初のレールのパーツをちょこんと置くと、あとは周りの馬車馬たちが勝手に走り始めるのでこんなに楽な仕事はありません。
Q2: 羊のように温厚な性格で知られる古川さんですが、これまでにもっとも腹を立てた出来事はなんですか。
これでも怒る時は怒るんだゼ! 気をつけな!
過去の出来事でパッと思いついたのは、忘れもしない高校3年生の時、あたくしはほぼ毎日遅刻しているような生徒だったんですが、ある1時間目の授業中にこっそりと教室に入っていったところ、英語教師(若い女)に『古川くんはなんでそんなにしょっちゅう遅刻してるの?お母さんが夜の仕事でもしてるの?』と言われたこと。
今だったらビンタだよ!
Q3: 無人島に持っていくレコードを1枚おしえてください。
Roberta Flack『Chapter Two』
二十歳ぐらいのとき、部屋をまっ暗にしてこのアルバムをかけながら涙をこぼしていたものです(歌詞の内容を勝手に想像しながら)。
キモイ!
でも、素朴でいい曲しか入ってない最高にくつろげるアルバム。
Q4: これまでに観た映画や読んだ小説の中で、もっとも印象にのこっているセリフをひとつ挙げてください。
「見えないのか!? 感じないのか!?
伝説はここにある。黒い風は吹いてる!
これがカスケードだ! これがカスケードだ! 」
『みどりのマキバオー』12巻より。
俺号泣。
Q5: 詩人の刻印(ほぼ)全曲レースに1票入れるとしたら、どれにしますか。
“手漕ぎボート”。
この曲を初めて聴かせてもらったとき
「このアルバム、行ける!」と確信したから。
Q6: 身長が1ミリと100メートルならどっちをえらびますか。
1ミリ。
他人のプライバシーを心ゆくまで観察したいです。
Q7: 口癖はありますか?
「美味い食べ物は基本、甘いものだ」
Q8: ゲレンデが溶けるほど恋したことはありますか。
ないと言えばない。
Q9: 人生でいちばんの衝動買いはなんですか。
まさに「詩人の刻印」制作の真っ最中、ホーチミンスタジオ@タカツキLabに向かう山手通りで乗っていたチョイノリがぶっ壊れ、たまたま近くにあったバイク屋で新しい原付を「これ下さい」したこと。
Q10: 今後の予定をおしえてください。
5月20日に「FREEDOM フットマークデイズ3」巻が出るYO!
あと、なんとか年内にオリジナル小説を上梓する予定。
その合間を縫って小林大吾3rdアルバムのためのレールを敷く予定。
頑張れよ!(大吾と俺)
*
「そんな口癖、きいたことないよ」という気もしますが、この際それはよしとして、個人的にはRoberta Flackが意外な回答でした。そうなのか。たしかにチョイノリ、壊れてましたね。今は白くてつるんとしたいかにも今っぽいスクーターに乗っています。
それからオリジナル小説は僕もちょっと前に聞いてびっくりしました。いよいよ本格的に作家への道に足を踏み入れるわけですね。膨大なプロットを用意することから始める研究家肌なので、文体からして相当意識的なものになると僕は踏んでいるのだけれど、こういうこと言うと怒られそうだからナイショにしといてください。(ひそひそ)
すごくたのしみです。小林大吾の3rdのことなら、気にしないで!
「FREEDOM フットマークデイズ3」もお忘れなく。
さて、古川Pにはもうひとつ、はげましのおたよりとともにひとつ質問がきています。質問箱 その2で登場してくれたひよこ豆さんからです。どうもありがとう!さいしょはわりと潔いペンネームをつけていたんだなあ。
*
Q: 古川さんへ質問です。古川さんが質問箱へ入れる ダイゴさん宛の質問は何でしょうか?
「Q 『詩人の刻印』の中で一番気に入っている一節ってなに?その理由も教えて」
かな。
一言一句抜かりのない言葉の羅列の中で、それでもさらに思い入れのあるフレーズがあるなら一体それはどういう理由で?という好奇心からです。
あとは
「Q 好きな野菜はなに?」
好きなんだ、野菜の話が。
俺は里芋。
*
なんだかずいぶんややこしいことになっています。質問の、質問による、質問のための質問です。まさか僕に矛先が向くとはおもいませんでした。こんなふうにつないでいくやりとりも良いものですね。ただここで僕が答えてしまうと、どれが誰の回答だかわかりづらくなってしまうので、僕のぶんは次回に回しましょう。今回質問に答えているのは、すべて古川Pです。
最後の最後に放たれた「俺は里芋。」というフレーズが印象に残りました。
特別編 その2につづく!
もったいぶるほどのことでもないですけど。ここまででも十分長いから。
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