言語に絶する未曾有の雨をおもえば西への旅を無邪気に振り返るのもいささかためらわれるものがあるのだけれど、それでも夢を見ていたようなあの4日間を忘れることはできないし、いただいた多くのきもちに心からの感謝をこめて少しばかり記しておこうとおもいます。
椎名純平、タケウチカズタケご両人のご相伴に与り、平生めったに人前に出ようとしないKBDGがどういうわけか短期間で数年分のライブをこなす驚異(当社比)のSolo Solo Solo TOUR 2018、6月末から7月頭にかけての4日間はその前編として神戸三宮、大阪南船場、広島福山、兵庫加古川に行ってまいりました。おいでくださった多くのみなさま、どうもありがとう!
初日となる金曜の夜、三宮Chelsea de Rumbaはサイズ感といい雰囲気といい、とにかくラブリーな空間だったことと、お客さんがすごく楽しんでくれたことだけは鮮烈に覚えているのだけれど、なにしろ初日でいきなりHPを使い果たしてしまったこともあって記憶に霞がかかっています。写真もリハのときしか撮ってませんでした。でもたくさんお話できてよかった!そしてTRINCHTシャツを着てくれてると一目で味方とわかるのでとても助かります。ありがとう!
あとお店の隅で売られていた雑多なレコードのなかに寺尾聡の "Reflections" をみつけて、買って帰るか迷いました。
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ちなみにこの日もらった最高の感想は、小学生男子が僕をみて発したらしい「これは国語や!」という一言です。
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3日目の広島、とりわけ個人的に印象深かったのが福山SO-S DINERです。具体的にどうというのはちょっと言葉にしづらいのだけれど、多くの人にというよりは本当に必要とする人が手にしてくれたらいいと昔も今もおもっていて、それがたしかに届いたことを心から実感したのがこの夜だったのかもしれません。初めての土地ということもあるにせよ、行ってよかったとしみじみおもいます。声をかけてくれてありがとう。
マンションの最上階に引っ越してきたミュージシャンの図
SO-S DINERも夜景が映える秘密基地みたいな雰囲気で最高だったし、ライブ中はボルテージもえらいことになってうっかり火を点けたら全焼しそうでした。
純平さんとカズタケさんがホテルに戻ったのは翌朝7時だったそうですが、そそくさと解放してもらっていた僕はとっとと起床してホテルの朝食をひとりモグモグ食ってました。
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そして最終日の加古川、花茶茶花は以前からカズタケさんに絶対好きだからと言われていて、いざ降り立ってみたら案に違わぬ極上の空間で、どこを切り取っても絵になるもんだから、帰って確認したら花茶茶花の写真だけで十数枚ありました。例によって肝心なときの写真は皆無ですが、せめてそのキュートすぎる雰囲気をお楽しみください。
特筆すべきことがあるとすれば、出番が終わったらぜったいにマイクのスイッチを切るようにと固く言いつけられていたにもかかわらずすっかり忘れて引っ込んでしまい、カズタケさんのライブ中にハウりまくって渾身のパフォーマンスを台無しにするという、いま思い出しても申し訳なさで胃がキリキリと痛むちょっと大きめの失態がありましたが、それをのぞけばこの日も本当に素敵な夜でした。
さらにはこんな途方もないサプライズまで……!美しすぎる!
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とまあこんな次第でとにもかくにも希有な数日間、何度も重ねてしまうようだけれど、本当に本当にありがとう!
まだ半分のこっているかとおもうと気を失いそうになりますが、5日目となる次回は今週13日の金曜、@元住吉POWERS2です。すでに満員御礼が確定している(!)というたいへんありがたい知らせを受け取りつつ、まだ若干名はいけるとかいけないとかな感じなので、よろしければおいでませ!
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