何が出てくるかわからない自販機
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くるみ割り人情さんからつい先日届いたばかりの質問です。ちょっと感慨深いものがあったのでお答えしましょう。(ペンネームはムール貝博士が適当につけています)
Q: イゴールは山羊ですか?
いただいたメールには「美味しい目玉焼きの作り方(※1)を調べていたらいつの間にかムール貝博士の言行録に迷い込み、昨日詩人の刻印(※2)を購入するに至りました。」とあって、いやまったく、人生いつどこで何にぶち当たるかわからないものですね。
しかし考えてみれば以前にも「土木関係の仕事で万年塀(※3)を検索した結果オーディオビジュアル(※4)を買うことになった」というたいへんアクロバティックな邂逅を果たしてくれた方がいらしたくらいなので、驚くにはあたらないのかもしれません。僕としても自身の活動そっちのけで万年塀の話をしたりフライパンに卵を落としたりしてきた甲斐がありました。出会ってくれてありがとう!そしてようこそ、色とりどりの雑草が元気にはびこるウェブの孤島へ!ごちそうできるものと言ったらそれこそ目玉焼きくらいしかありませんが、どうぞゆっくりしていってください。
※1:ぶっちぎりのアクセスをほこり、このブログの存在意義を根底から塗り替えてしまった目玉焼きについてのエントリはこちら。
※2:2枚目のアルバムです。
※3:万年塀についてふれたエントリはこちら。
※4:3枚目のアルバムです。
さてイゴールとはもちろん、詩人の刻印に収録されている「アンジェリカ」のキャラクターです。当ブログの閑古鳥コンテンツ「ピス田助手の手記」でも重要な役回りを演じています。
彼が山羊であるかどうかについてですが、目があって鼻があって耳があって口から声が出る四本足のほ乳類という点ではたしかにそっくりです。一方、サイズや骨格はおろかそもそもDNAからまるっきりちがうので、どこが似てるんだと言われればどこにも似ているところはありません。かつて彼が働いていた浦安に果たして山羊が生息しているかどうか、そのあたりもひとつの判断基準になってくるでしょう。
ただ、幸いなことにお持ちの「詩人の刻印」には脚注も含めてその正体がかなり明確に記されています。せっかくなのでこの機会にぜひブックレットから裏ジャケットのちょっとしたイタズラまで、目を皿にして読んでみてください。いろんな発見があるとおもいます。いえ、本当に。
A: 見ようによっては山羊のようなものと言えなくもありません。
しかしなぜ山羊なんだ?
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質問はいまも24時間無責任に受け付けています。
dr.moule*gmail.com(*の部分を@に替えてね)
その226につづく!
2 件のコメント:
自分でもなぜそう思ったのかもやもやして「イゴール 山羊」でググってみたところ判明しました。
子供の頃に読んだ児童書にイゴールというファーストネームの山羊髭の校長が出てきたからだった模様です。
そしてアンジェリカ邸のイゴールの正体も。
まさか彼だったなんて!
お騒がせいたしました。
ちなみに浦安の遊園地に生息しているかは断言いたしかねますが、あの国の御伽噺のヒロインに抱えられるサイズの山羊を従えた褐色の肌の美女と下半身が中途半端に山羊な腹の出た親父がいたはずです。
> くるみ割り人情さん
なるほど、そういうことだったんですね。
校長の名前が「イゴール」ってしぶいなあ!
そしてぶじ、正体も判明して何よりです。
どうもありがとう!
アルバム、楽しんでもらえますように。
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