そういえば今を去ること
2年前、ふいに現れてわが家に常駐することになった富山の置き薬ですが、じつは今もたいへん良好な関係がつづいているのです。本当に2、3ヶ月おきにやってきては薬のいっぱい詰まったトランクをひらき、使ったぶんだけ集金と補充をすませて、「ではまた」としずかに去っていきます。トローチなんて使わないとおもってたけど、あったら使うし、
じっさい使えば効くんだから、置いてみて初めてわかることもある。
そうしてその薬箱から忘れたころに引っぱりだす風邪薬にはていねいに「かぜ」と書いてあるのです。

「かぜをひく薬」ではない。
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東京にはtokyo.pandaという種類のパンダがいて、これはSUIKAの大将タケウチカズタケと希代の名バイオリニスト
高木和弘、
まちがってもパンダではない2名のオスのミラクルな掛け合わせから生まれた交雑種の次世代パンダです。
高木さんはリンク先のウィキペディア(!)を見てもらえばわかるように、大袈裟でもなんでもなく
世界的にごっつい(タケウチカズタケ談)バイオリニストとして知られています。誤解をおそれずにいうならば、
完全に雲の上の人です。
そんな殿上人がタケウチカズタケと交配して新種のパンダを生みだすに至った道のりはというとキュルキュルキュル
(めんどくさくなってきたのでテープを早送りしています)
そしてこの2人によるtokyo.pandaのデラックスでスーパーなミニアルバムが、
じつは先々月あたりにポロリと発表されていたのです。しかも通販とライブ会場のみで販売という驚異的な間口の狭さでちびちびと流通しています。
今やある種のジャンルを創出しつつあると言っても過言ではない野性的なキーボードと、文字どおり世界レベルの超絶バイオリンによって、白黒どころか七色に煌めくこれほどまでに美しいパンダが存在したことなどかつてないというのに、その流通が春のせせらぎのように控えめであるというのはまったく、信じがたいことです。なぜもっとスキャンダラスに、なぜもっとセンセーショナルに、なぜもっとハレンチにキュルキュルキュル

ちなみに僕はこのアルバムにまったく関わっていなかったのだけれど、完成したデータを見せてもらったらたまたまスペルミスをみつけてしまい、行きがかり上しかたなくその
1文字だけウチのPCで修正しています。なのですくなくともこの1文字についてのみ、僕も関係者です。(自己アピールおわり)

そんな2人がミニアルバムの完成記念もかねて、今月11月28日(日)に渋谷Flying Booksでライブイベント「
トーキョーパンダのつくりかたショー」 を開催します。心躍るタイトルですね。
つくりかた、というのはどうやらアルバムの曲を演奏するだけでなく、
新曲が完成するまでの過程をライブでぜんぶ見せることを指しているようです。そんなことできるんだ…。いっそその場でCDに焼いてほしい。
そしてここが大事なところですが、このユニークな趣向をイベント通してナビゲートするのはなんと我らが
古川 耕です。
…なんで?
というわけで僕にとっては何だか妬ましい、一方では古川 耕ファンにとっても見逃せないイベント、時間も
15:00からと早いので、日曜午後としてはちょっとぜいたくな過ごしかたができるんじゃないかとおもいます。
ご予約その他詳細は
こちら!
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<ぼんやりとしたつぶやき>
情報社会とは無縁なはずのtotoさんまでとうとうtwitterをはじめたときいて、衝撃をうけています。なんとなくだけど、そわそわするものがある。