2007年10月4日木曜日

ことばの奥に広がる風景


家路の半ばで、「今日という日は今日しかないんだ」と言って歩きながら女性に話しかける青年とすれちがいました。彼は首尾よくやれたんだろうか?

なんだか語弊のある言い方をした気がするな。

冷静に考えてみましょう。可能性はいくつかある。

1. ふたりは赤の他人で、男が女にスワヒリ語の重要性を語り、会話が90分収録されたこのカセットテープを買って今からでも学ぶべきだと勧めている
2. ふたりは夫婦で、67年製のライカM-4が20万で売りに出されているのを見た夫が妻を必死で説得している
3. ふたりは恋人で、男が女に「今日」と「明日」のちがいを説明している
4. ふたりは親子で、賭け事におぼれて家族に捨てられた父が、たまにしか会えない娘との時間をギリギリまで楽しもうとがんばっている
5. ふたりは双子だが、じつは三つ子だったと知り、三人目の兄弟を探しに旅に出る
6. 「"強敵"と書いて"とも"と読むんだ」の聞きまちがい

どれだっていいような気もするけれど、3はちょっとおもしろいですね。生真面目なカップルだ。

彼は首尾よくヤれたんだろうか?

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