2020年7月3日金曜日

ムール貝博士のパンドラ的質問箱 その304


そういえば小林大吾の全アルバムが7月からサブスク解禁になるというお知らせを例によってまったくしていなかったので、いつものように事後報告としてここに記しておくつもりだったのですけれども、どうしても今答えておかなくてはいけない火急の質問をいただいてしまったので、サブスクのほうはどのみち事後報告なことでもあるしひとまず脇に置いておき、こちらを優先してお答えします。

さみだれチキンさんからの質問です。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)

Q. 先日、友人と話していたら同時に喋り出そうとして言いとどまるという一連のあれやこれやを連続で3回経験し、実は生き別れた双子かそれともわざとなのか、と悶々としながらも笑い合ったのですが、これは偶然なのでしょうか?それとも生き別れた双子なのでしょうか?歯の間に引っかかった魚の小骨ほどに気になって仕方ありません。

何を隠そう、僕は間野わる夫という二つ名を持つくらい、間の悪い男です。家を出るタイミングをぴったり見計らって雨が降り始めたり、バイクで走っているとかなりの頻度で死角から自転車が飛び出したり(いつもそうですが自転車の前後100メートルには誰もいません)、ベランダに出たそばから向かいの部屋の住人もベランダに出てきたり(向こうからしたら僕は常時ベランダにいる変質的な中年男性という認識になっているはずです)、トイレに入ってうんこをひねり出した瞬間に宅急便が来たり(これは本当にしょっちゅうです)と、枚挙にいとまがありません。

いいじゃないかそれくらいとお思いでしょうが、これがあなた、三度四度の話ではないのです。しかも例えば、む、便意が来た、でもたぶん今行くと呼び鈴が鳴りそうな気がするから10分待ってからにしよう、と先手を打って10分待ち、満を持してうんこをひねり出すと見事にそのタイミングで呼び鈴が鳴ります。すべてを録画していたら、本当にコントみたいなことになっているはずです。宅急便の人に罪はありませんが、この……このうんこ野郎……!と溜めに溜めて罵ってやりたい、いえもちろんうんこ野郎なのはその時まさにうんこをしている僕のほうなわけですけれども、言ってやらないと気が済まない。現実に言ったことはないけれども、すごく言いたい。今やうんこをするのにもいちいち二の足を踏むレベルです。だって宅急便がくるんだもの。宅急便の便はあれか、ひねり出すほうの便なのか?

さて、質問に対する答えですが、その程度で生き別れた双子ということになるのなら、僕のうんこと宅急便は疑いの余地なく生き別れた双子ということになります。人どころか生物ですらないのだから、前世からと言ってもいいほど深い縁、もしくは業であるとみてまず間違いありません。生まれ変わったら一緒になろうね、と見つめ合い固く誓い合ったその来世がうんこと宅急便であり、しかもそのせいで毎回受け取り損ねるのだから、気の毒すぎて言葉を失います。そんなことがあっていいものだろうか?

したがって、僕の答えは「偶然」です。でないと僕のうんこが報われません。おふたりでひとしきり笑い合えるだけマシだと受け止めてください。僕のうんこと宅急便はいまだかつて一度も笑い合えたことがないし、百歩譲って笑い合えたとしても、所詮うんこと宅急便でしかないのです。お互いに人であり、気の置けない友人であり、100%ハッピーであることに心から感謝しなくてはいけません。


A. 偶然でないと僕が困ります。




質問はいつでも24時間無責任に受け付けています。

dr.moule*gmail.com(*の部分を@に替えてね)



その305につづく!

0 件のコメント: