書き忘れてました。今週末14日(土)は20時からタワーレコード新宿店7Fにて、タケウチカズタケ& ALI-KICKプレゼンツ、タワレコ店内のCDを使ってビートメイクでライブにトークするfeel like making & liveなイベント、UNDER THE WILLOW -kitchen- です。観覧フリー。
ゲストが選ぶ「女の子の部屋にあったら、キュンとするCD」をテーマにリアルタイムでビートメイク!
ゲストは椎名純平さんです。タワレコ新宿7Fに雪崩れこめ!
純平さんといえば、ついでに8Fの
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郵便配達は二度ベルを鳴らして留守みたいだから帰るさんからの質問です。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)留守だというなら、それはしかたがありません。
Q: 寒い地方と暖かい地方はどちらがお好きですか?
ご承知置きいただきたいのは僕の体を成す主要構成物質が基本、骨と皮の2種類のみである、という事実です。とかくさむさに弱いというか、きびしい冷気から身を守ってくれるものが生八ツ橋よりも薄いピラピラした皮1枚というのは、さすがに心もとないものがあります。そのせいなのかどうか、おまけにひどい冷え性です。ちょっと気温が下がるだけで指という指がことごとくストライキに突入し、かじかむどころか手が手のかたちをしたただの肉に成り下がります。慈悲もへったくれもありません。不憫です。こんな具合だから、深い雪の山中に僕とふたりで道を失ったと想像してごらんなさい。「ねむったら死ぬぞ!」と互いに励まし合って生き延びようとするころには、そそくさと天寿を全うしているとおもう。生存率を大きく左右する一蓮托生の相手に骨と皮を選んではいけない。
暑さはぜんぜん平気です。ここ数年、クーラーの電源を入れた記憶はほとんどありません。暑さを感じないわけではなくて、みんなと同じようにそれはもう暑くてしかたないんだけれど、「どうしても耐えられなくなったらクーラーをつけよう」と毎日のように腹をくくりながら、気がつくと木々の色づく秋がしれっと訪れているのです。暑さはとりあえず水がありさえすれば、飲んだり体をぬらしたりしてどうにか渡り合うことができます。正直、冬将軍には勝ち目がない。洗濯してキレイにたたんでおいた白旗を、やり合う前にサッと差し出す用意も万端です。
しかしいっぽうで、僕は寒さを好む生きものでもあります。なんとなれば、ピンとはりつめた空気に頭が冴えわたるからです。ただ必ずしも脳細胞が活発化するわけではなくて、ハッカを口にふくんだときのように「鼻がスースーする!」という程度のことでしかないから、よく考えればお気の毒と言うほかないのだけれど、それでもじぶんがバカだと決定づけられてしまうよりは、IQが高くなったような幻想を湯たんぽのように抱いているほうがどう考えたって断然よろしい。何より、はるかに幸せというものです。
手をかざしてあたる石油ストーブの、おだやかにゆらめく火も忘れてはいけません。これほどまでに眺めて心しずまる灯りが他のどこにありましょう?くたびれ果てた胸のうちを体とともに芯から温めるなら、凡百の言葉より1台の石油ストーブです。愛する人に「わたしとストーブ、どっちをとるの」と詰られてストーブを選ぶほどバカではないけれど、すくなくとも一瞬ためらうくらいの魅力は十分にある。胸をはって俯くことなく、「どっちもだよ!」と答えたい。冬はそういう季節です。
これらの考察をふまえた上でどちらかひとつを選べと言われたら、答えは当然こうなります。
A: そうは言ってもやっぱり暖かいほうがいいよね。
質問はいまも24時間受け付けています。
dr.moule*gmail.com(*の部分を@に替えてね)
その95につづく!
3 件のコメント:
僕は生まれも育ちも北海道なので暖かいほうよりも寒いほうがいいです。というか、非常に暑がりです。
こちら(旭川市)は-20度近くになることもあるので寒さには慣れるんでしょうかね。
寒ければ何枚でも着込めばいいですけど、なんぼ暑いからといって公衆の面前で全裸になる訳にはいかないので断然寒いほうがいいです。
ラジオご出演お疲れ様でした。
最初から聞くことは出来ませんでしたが、
ゆったりとした気持ちになりました。
枯葉のスキャット、かっこ良かったです。
> ゆうきさん
そうですね、暑さと寒さという二極で比べたら僕も寒さをえらびます(質問を読み返したら「暖かい地方」とあったのです)。でも-20℃は耐えられるかなァ…。そういえばのび太もゆうきさんと同じことを主張してました。
> f.kさん
お聴きくださったんですね。どうもありがとう!あの超絶スキャット、耳を奪われますよね。やっぱり。
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