2009年1月30日金曜日

たくましいみずべのいきもの(池袋編 その2)


そのちいさな緑地は、家と家がひしめき合う住宅街のど真ん中にポツンとあるのです。早朝ぷらぷらと散歩をしていて気がついたんだけれど、場所柄ちょっと意外な鳥がここで羽根を休めていることを知り、(以下同文)




チュウサギじゃないか!


メジロとかヒヨドリとかならともかく、デリケートな水鳥が何やってるんだこんなコンクリートジャングルで!

2009年1月29日木曜日

ムール貝博士のパンドラ的質問箱 その81


ふて寝するペッカリーさんからの質問です。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています。)どうもありがとう!



Q: 小林大吾さんのいままでデザインしてきたもので一番のお気に入りのものがありましたら教えてください。あとデザイン集的なものをだせるとしたらだす気はありますか?



お気に入りを挙げるとしたらこれはもちろん、詩人の刻印です。とくに初回限定盤のほうは何度見直しても奇跡的なバランスを保っているとおもう。(通常盤とは縦横の寸法がちがうのです)

年末に必要があって資料の整理をしていたら、ジャケットをつくっていたころの草稿が山ほど出てきたんだけど、余白の些細なちがいだけで数十枚あってじぶんでもびっくりしました。そういえばあの頃は床に大量の紙をまきちらして四六時中唸っていた気がする。図柄それ自体というより、余白とのバランスにいちばん時間を割いていたので、他の人がみたらたぶん、ぜんぶ同じにみえるはずです。それでも最終的に採用したあの1枚がやっぱり正解だったとしみじみおもうし、そこに辿り着いたことにも満足しています。極端なことを言うと、画面を構成する多くの要素が互いにどう絡み合っているかが重要なのであって、何を描いたかはそれほど大きな問題ではないのです

とはいえ

じぶんを追いこむつもりで意識的にアピールを重ねてはいるけれど、「デザインもやってます」なんて人はこの時代それこそ腐るくらいいるのだし、アルバムのジャケットを本人(達)が手がけるということも、みんな僕ほど鼻息荒く主張しないだけで、わりとよくある話なのです。

回数をこなすごとにめきめきと磨かれていく実感はあるから、この先15年もつづけていればあるいは、その気になることもあるかもしれません。ないかもしれません。ただ、出来は拙くとも、じぶんの感性に誇りを持てるようにはなってきているし、それで十分じゃないかという気もします。こんな質問をいただけること自体、僕にとっては光栄の極みです。



A: ペンで月を漕いでいるあの図柄です。



それから、ふて寝するペッカリーさんは饗宴/eurikaに1票を投じてくれました。どうもありがとう!1年以上かけてまだ1ケタ台で推移しているというのもしょぼくれた話なので、今回からパーセンテージ制に移行します。EXCELばんざい。

1. 三角バミューダの大脱走  23.1%(ウゴウゴ含む)
2. 手漕ぎボート  15.4%
2. 蝸牛の憂鬱  15.4%
2. 話咲く種をまく男  15.4%
5. 饗宴  9.6%
6. アンジェリカ  7.7%(とコロッケひとつ)
6. 女と紙屑  7.7%
8. 腐草為蛍  5.8%


こんなところでRANK関数を使うことになるとはおもいませんでした。知っててよかった。



 *



dr.moule*gmail.com (*を@に替えてね)


その82につづく!

2009年1月28日水曜日

たくましいみずべのいきもの(池袋編 その1)


そのちいさな緑地は、家と家がひしめき合う住宅街のど真ん中にポツンとあるのです。早朝ぷらぷらと散歩をしていて気がついたんだけれど、場所柄ちょっと意外な鳥がここで羽根を休めていることを知り、以来しょっちゅう足を運んでいます。なんだこの教育テレビみたいなナレーションは。




ゴイサギじゃないか!


メジロとかヒヨドリとかならともかく、デリケートな水鳥が何やってるんだこんなコンクリートジャングルで!

2009年1月27日火曜日

ムール貝博士のパンドラ的質問箱 その80





えー、かつては自称ハト飛ばし名人として一世を風靡しながら、今は零落してうらぶれた安田さんに業務連絡です。当方でふさふさした茶色いアレをお預かりしています。床に転がってました。大至急ウチまでお越しください。くりかえします。……



 *



マルドロールのぬたさんからの質問です。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています。)どうもありがとう!ぬた、というのはアレやコレを酢味噌で和えたものです。



Q: どこで息継ぎするんですか?息が続きません。肺活量の問題でしょうか?特に、「話咲く〜」の「エイプリルフールが週に〜」のところからずっと息する間が無い様な気がします。



詩をおぼえるだけでなく、口ずさんでくれているんですね。歌のように楽しむというよりはちょっとした力仕事に近いものがあるとおもうけど、うれしいです。こんなこと訊かれるのたぶん僕だけだとおもう。

ところでこれは肺活量の問題というより、むしろ呼吸のしかたにポイントがあると僕はおもいます。いっぱい貯めてちょっとずつ使う、のではなく、ちょっと吸ってちょっとずつ使うのです。カミソリ1枚分のすきまを目ざとくみつけて、スッと紙片をさしこむような感じと言ったら…ちょっと違う気もするな。「間を盗む」というのに近いんですよね。たとえ0.1秒のすきましかなくとも、ある分はきっちりいただいていく。どこに隙間があるかは、くりかえすうちにだんだんわかってきます。言わば掏摸のメソッドです。そんなたとえかたしなくたっていいようなものだけど。

あるいはひょっとすると僕自身、思っているよりもずっと多い息を一瞬で吸っているのかもしれません。それはわからない。ただ仮にそうだったとしてもそれはそれであり得る話です。何しろいつも必死だから。

話を元に戻して、どこで息継ぎをするのか実際にたしかめてみたところ、どうやら「なんかどうもおかしなあなたの言い回し」でいったん区切っているようです。でもこれ、マラソンの給水と同じでボトルをつかみ損ねることもあり、そういうときはあきらめてその先の給水地点まで突っ走ります。そういう意味ではやはり肺活量も大事と言わねばならないのかもしれないとは言えなくもないような気がしなくもありません。ないよりはあったほうがいいです。何ごとも。



A: うまいこと隙をみつけて、かすめ取るのです。



お役に立てましたか?



 *



dr.moule*gmail.com (*を@に替えてね)


その81につづく!

2009年1月26日月曜日

大団円を迎えた2009冬季鍋リンピックのこと


フラインスピンレコーズのライブに多く足をお運びいただいているご家族から、タケウチカズタケとのピンポンダッシュ的インストアライブ@新宿タワレコ終了後に差し入れとして自家製の野菜を数十キロいただいたのです。


数十キロですよ。


いやまったく、ライブそれ自体の話よりもその後の話から始めることになるなんて、いったい誰が予想し得たでありましょう。枕のような白菜を3株、ラガーマンの太ももみたいな大根を7本、その他カブ、ブロッコリー、水菜とこう書けば、いくらなんでも数十キロはないだろうとおもわれるかもしれないけれど、

どの野菜も実がみちみちとつまっていて、本当にそれくらいあるのです。少なくとも電車で持ち帰れるような量では到底ない。差し出されたこの大地の恵みに僕らは目を疑い、感動に身をふるわせ、また思わず天を仰ぎ見たものです。感謝してもしきれない。これ以上の贈りものが他にあるだろうか?何しろこの日、このタイミングで僕らがランプの精に乞い願うたったひとつの望みがあったとすれば、それこそ新鮮かつ大量の野菜に他ならなかったのだから!

僕らはそれを誰にも話していないし、また誰にも知りようがありません。にもかかかわらずなぜこの奇跡は起こりえたのか?そしてたしかに、それはひとつの奇跡であったと今なお思い返して驚かずにはいられないのです。


 *


話は10日前にさかのぼります。

タケウチカズタケから志を同じくする人々に向けて一斉送信されたメールにはこうありました。


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> “3種類の鍋(理想は5種類)を正々堂々と披露しあって、
> その味と健闘を称える会”、その名も「鍋リンピック」、
> 4年に1度の祭典を開催したい季節が到来した、
> と思うんですけどぼちぼちやりません?
> 誰かの家で・・・小林大吾の家で


エントリー鍋:
・豆乳鍋……古川耕(東京)
・水菜と豚肉をひたすら食べる鍋……武内一武(神奈川)
・納豆を入れたチゲ鍋……武内梨永(神奈川)

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なんでウチが名指しなんだという個人的な絶句はともかく、そうして決定した開催日こそインストアライブの翌日、1月25日の日曜日だったのです

参加メンバー:
01. タケウチカズタケ(SUIKA)
02. タケウチリエ
03. 古川耕
04. 古川睦
05. ALI-KICK(Romancrew)
06. 将絢(Romancrew)
07. DJ TOKNOW(Romancrew)
08. タカツキ(SUIKA)
09. ATOM(SUIKA)
10. 小林大吾
11. ミス・スパンコール


この人数…。


ひとつの鍋ではなく、3種類の鍋を1部屋に持ち込み、総勢11頭の飢えた野獣どもが貪り喰らうダイナミックな祭典…どっさりと供された数十キロの大地の恵みを前に、感激した僕らが天を仰ぎ見たのもムリからぬこととこれでお察しいただけましょう。数十キロの野菜をプレゼントしてもらうことと、11頭もの獣が1部屋につめこまれること、どちらか片方ならまだしも、そのふたつが折よくたまたま重なる機会なんて、そうそうあることではございませぬ。

頭に落ちてきたら脳震盪ではすまなそうな重みをもった立派な白菜の、みずみずしく甘いことといったら、みんなそれだけを生でぱりぱりと食べていたくらいです。ライブを終えたその日の夜に僕が煮た大根は思いのほか好評であっという間になくなってしまいました。2009年冬季鍋リンピックが熱狂と歓喜のうちに幕を閉じることができたのは、何にも増して差し入れいただいたこの美味なる野菜のおかげです。ほんとうにありがとう!


鍋リンピック2009冬 - 公式テーマ
by INC(International NABE-lympic Committee)




しかし天下のロマンクルーがウチに鍋をつつきに来るとは思いもよらなんだ。

2009年1月23日金曜日

箸とお椀を持参する博士の肖像


2009年1月24日(土) 17:00〜
@TOWER RECORDS 新宿店 7F

"UNDER THE WILLOW -ICHIGO-" まだまだリリース記念
タケウチカズタケのインストアライブ with 小林大吾
(ポロリもあるよ)

・特典があったようななかったような

入場無料です



・六本木TSUTAYAのインストアを告知したときの投稿をサンプリングしています



明日土曜日は17時から新宿タワレコでインストアライブです。いつもの曲をひとつふたつ披露してトンズラこくようなかんじですが、よかったら食い逃げや駆け落ちのついでにでもぷらりとお立ち寄りください。タケウチカズタケとの共作 "Sounds Like A Love Song" のスポークンバージョンをまだお聴きでなければ、ぜひ。きのうのステッカーもいちおうインストアで使われるようなのですが、行けばもらえるという類いのものではないようです。すみません…とあやまることでもないか。ステッカーだし。



 *



「おや、博士!」
「やあダイゴくん」
「珍しいですね、自らご登場とは」
「お招きありがとう」
「いや招いてないですけど」
「モツ鍋だろう?」
「モツ鍋?あ、箸とお椀持ってる」
「食器くらいはあったほうがよかろうと思ってね」
「いったい何の話ですか?」
「いい具合にはらわたが煮えたと聞いたぞ」
「煮えたんじゃなくて煮えくり返ったんです!」
「…」
「…」
「同じじゃないか」
「…同じっぽいですね」
「ムダな抵抗はやめてはらわたを出せ」
「ホラー映画みたいなこと言わないでくださいよ!」
「腹がへってしかたないんだ」
「だいたい…あれ、モツ鍋?」
「モツ鍋だろう?」
「何のモツですか」
「だから君のだよ」
「言うに事欠いてともだちのはらわたを!」
「…」
「あ、なんか微妙な顔してる」
「そうだな、つまり…」
「…」
「まあ、一種の愛情表現みたいなものだよ」
「いま強引にねじ曲げましたね、何かを」
「君を食べてしまいたい」
「それは口説き文句ですよ!」

2009年1月22日木曜日

パンダみたいな犬の絵を描いたことのつづき


わー!ステッカーができてる!



しかしこれが何に使われるのかというと、じつは僕もよく知らないのです。はて?


 *


太陽と黒点のことを考えているのです。たしかに誰も、わざわざ望遠鏡を持ち出してまで黒点なんか見ないよなとおもう。すべてはそれを見越した上での狼藉だったというわけだし、神様も舌を巻くじつにあっぱれな仕事ぶりじゃないか。あまりにもシナリオ通りに事が運んで、はらわたが煮えくり返る。僕らは馬鹿にされていて、じっさい僕らは馬鹿そのものだ。でなければ大統領のゴムマスクがそこから1万キロも離れたちっぽけな島国で数千個も売れたりするものか!なんの話かって?僕らのともだちの話ですよ!