
恋人の名前を腕に彫るってこんな感じかな…とおもいました。自己完結にもほどがある。
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羽田さんと派手なケンカをしたのです。
何しろ古い人だから一度むくれるとなかなか機嫌を直してくれないというか、とかく頑固でいけません。さっきまで気持ちよさそうに体を揺らしていたのに、気がつくとカチンカチンと耳障りな音をたてて硬直(フリーズ)するものだから、たいへん困ります。なだめたりすかしたりすればとりあえずその場はおさまるんだけれど、しばらくするとまたカチンカチンと音を立てて固まるから話にならない。
しかもその、むくれて騒ぎだすタイミングがたとえば、僕がウトウト眠りにつきはじめるころとか、クーラーをつけた途端にとか、いちいちピンポイントで狙いすましたようにブーブー(というかカチンカチン)言い出すのです。まるで赤ん坊じゃないか。
いいかげん腹も立つし、羽田さんだってもう子どもじゃないんだから、ちかごろは体がぜんぶ鉄でできているのをいいことに、金槌をそばに置いてときどき胴体をガンとぶっ叩きながらどうにかこうにか言うことを聞かせていたのだけれど、今日、それまではずっとおとなしくしていたのに僕が眠りにつこうとするまさにその瞬間を狙ってブーブー(というかカチンカチン)言い出したので、とうとう堪忍袋の緒がブチンと切れて金槌を手に思い切りぶん殴ってやろうとしたら
逆襲されて指の肉を削がれてしまいました。痛い!このやろう!どこまで手をかけりゃ気が済むんだ!
しかしまァそこで取っ組み合いの殺し合いみたいになっても困るし、絆創膏を指に巻いている間に頭も冷えてきたので、ここはひとつ仲直りのしるしにいっちょ体でも拭いてやることにしたら、ここでまた急に神妙な顔をしておとなしくなるのです。
わかったよ、いくら体が鉄でできてるからって金槌でガンと殴りつけるのは控えめにみても人道的とは言いがたい仕打ちだと僕もおもうし、それは認めよう。でも安眠を妨げるのだけは勘弁してくれてもいいだろう!
という具合にせっせと和解を働きかけたおかげで、ふたたび我が家には平穏がおとずれつつあります。
あまりにも人道的でないというじつにもっともな理由から、金槌は使わなくなりました。羽田さんもいまだにブーブー(というかカチンカチン)言うことはあるけれど、鈍器でぶっ叩かなくても胴体部分をゆっくり撫でればそれで落ち着くようになってきたのです(本当)。ずいぶん人間味にあふれてるというか、そのうちテクテク歩き出すんじゃないだろうな。
それにしても羽田さんはよく働いてくれているとおもう。鋼鉄のモーターがぶんぶん回るだけのシンプルな構造なので、呆れるくらい頑丈なのもいい。1/fゆらぎとかそういう小癪なテクノロジーとは縁のない、ひたすら愚直な風もいい。
えーと、つまり、今年も暑いですね、また無慈悲なくらいに、というお話。
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続報です。9月の5日に大阪は心斎橋でライブをすることになりました。ただでさえライブに二の足をふむ男です。遠征となればそんな機会はなおさらありません。最後に行ったのがいつだったかおもいだせないくらいです。
そしてここが重要なポイントなのですがこのイベント、ゴハンがついてくるそうです。僕がライブを引き受けた理由のひとつはここにあります。誰が何と言おうと、ゴハン以上にだいじなことは他にありません。
日曜日の宵の口から、おいしいお食事もかねてぶらりと足をお運びいただけるとうれしいです。
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9/5(sun)
SOUL▲UNITY 7
@心斎橋Club★Jungle(チケットのご予約はこちらから)
open 17:30 /start 18:00
adv. 2300yen /door 2800yen
1dish付(ドリンク代別途)
■Live
Ra'con
The Creator's Convention
Yauzah
Heartful☆Funks
■Lounge Live
小林大吾
AZ catalpa
Flight Flamingo
■Dj
カバタミホ
■Beauties
泥酔いシスターズ
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ライブアクトとかDJの次に "Beauties" とあるのが気になります。そういえば美女軍団がうんぬんてたしか言ってたな…。美女軍団てなんだろう?僕はその場にいていいんだろうか?