2010年3月30日火曜日
特装版について(その1):取扱説明書
僕と古川さんとフラインスピンオーナーだけでざわざわとささめいているオーディオビジュアル特装版、じつはこの期に及んでまだぜんぶできていないというかなりスリリングな展開を見せつつあるのだけれど、それでもだいぶあれこれ揃ってきてそりゃもうたいへんな騒ぎです。資材が多すぎる!
そしてその内容は
1. オーディオビジュアル取扱説明書
2. アートワーク3点(A4サイズ)
3. MIX CD(「テアトルパピヨンのBGM」)
というセットで確定しています。
*
取扱説明書はこんなかんじになりました。
「オーディオビジュアル取扱説明書」
A5版 8ページ
1. 安全上のご注意
2. 各部の名称(付属品と別売り)
3. 曲解説
4. テアトルパピヨンのBGMについて(抜粋)
5. サッチモズプロフィール
6. タケウチカズタケプロフィール
7. 故障かな?とおもったら
上に挙げたコンテンツを見てもらえばわかるとおもうけれど、説明書といってもたとえば「この曲にはこんな思いをこめました」とかそういう個人的雑感はあんまり入っていません。どちらかといえばもっとどうでもいいようなことばっかりだし、しかも半分くらいはフィクションです。
こういうものをつくることにかけて、僕の右に出る者はいません。やってきた歴史の古さで言っても、音楽CDよりこっちのほうが全然上です。おもしろくならないわけがないんだ!
すごくひさしぶりに自信に満ちた発言をした気がするな。
次回は1、2点だったはずがなぜか3点になったアートワークについて!
2010年3月26日金曜日
飲みかけのペットボトルにかくされた秘密
と
いうわけでおだやかに2回目のリリパについておしらせです。
日取りは、5月4日(火・祝)になりました。この日はFlying Booksが通常営業日なので、ちょっと遅くなりますが閉店後、21:00 のスタートになります。
特装版の入手だけならその2週間前から可能ですが、この日まで待ってくれる寛大な心をお持ちで且つ、お時間に余裕があるようでしたらぜひ足をお運びください。タマフル以外で古川さんの声が聞けることなんてめったにないし、その姿を拝めることなんてもっとないですよ!小林大吾の伯楽が如何なる人物なのか、その目でしかとおたしかめあそばせ!
初めての方にあらかじめお伝えしておくと、全体的にゆるゆるとした時間の流れるイベントです。何しろちびっこが来てくれたりするくらいだから。
リリパ予約の開始日は3月31日、水曜日の正午からです。
あわてて予約して、いざ来てみたらほとんどお客さんがいないというのもじゅうぶんありうる事態だとおもいますが(冗談でも謙遜でもなく)、そしたらゴメンね。開催まで1ヶ月くらいはあるし、その間になんとか席が埋まるといいんだけれど。
※以下の詳細はFBブログからサンプリングしています。
------------------------------------------------------------------------------
5月4日(火・祝)
FLY N’SPIN RECORDS presents
小林大吾3rdアルバム 『オーディオビジュアル』 先行リリース・ライブ vol.2
【ライブ、ポエトリー・リーディング】
出演:小林大吾 トークゲスト:古川耕
OPEN:20:30 start:21:00
料金:3800円(特装版CD付)
予約前売制 限定40名様
予約開始:3/31(水)正午〜 メール、電話、店頭にて
<チケット販売方法(限定予約40名) >
前売券は4月24日までにFlying Books店頭もしくは郵便振替でのご精算となります。
(お振込みの場合の振込先:郵便振替 00130-1-400025 (株)古書サンエー
*「5月4日『オーディオビジュアル』 先行リリース・ライブ vol.2」とご明記下さい)
ご予約の際に予約番号を発行させていただきます。
ご入金確認後、チケットを店頭もしくは郵送にてお渡しさせていただきます。
ご予約の方は当日20:10からお並びいただけます。20:25前にお並び下さい。予約番号の順にご入場いただきます。
20:30以降にお越しの方は、予約番号順の方のご入場が済み次第、先着順での入場となります。
なお、会場の都合上、お席を約25名様とさせて頂き、それ以降の方はお立ち見となります。ご了承下さい。
------------------------------------------------------------------------------
*
ところでさあ、(なれなれしい口ぶり)
いま書いておかないとぜったい忘れてしまうからぜひとも書いておかなければいけないことがあるんだけど
いまウチには飲みかけのペットボトルがあるのです。
僕のではありません。
では誰の?
1. 宮﨑あおい
2. 成宮寛貴
3. ジョニー・デップ
…問題はこの3択に正解があるということです。考えようによっては爆弾とか覚醒剤なんかよりはるかに危険な所有物という気がするんだけど
どうしたらいいんだ一体?
僕自身は生で見たことさえないのに。
2010年3月24日水曜日
こちらがイラストレーターの小林大吾さんです
業務連絡:2回目のリリパについては金曜日にお知らせできそうです。果たして席は埋まるのか…。
*
ところでそれとは全然関係のない話なんだけれど
さかのぼることひと月前…。今なお休むことなくつづいている(!)特装版作業がもっとも苛烈をきわめていた時期にもかかわらず、唐突に申し出のあった仕事をうっかり安請け合いしてしまい、半分ゾンビみたいになっていたころの話です。(峠をこえたとはいえ、今もまだところどころ腐臭が漂っているかんじなのですが)
(ここからは音声のみでおたのしみください)
「…それで、写真と組み合わせたイラストをおねがいしたくて」
「はあ、なるほど」
「ポーズに関して要望とかありますか?」
「ポーズ?いえ、べつにいただける写真で何とか」
「わかりました」
「カラーですか?」
「あ、2色です」
「なるほど…」
「ラフっていつごろいただけそうですか?」
「イメージでいいんですよね」
「そうですね、そんなので全然」
「じゃとりあえず思いつくままってかんじで送ります」
「よろしくおねがいします」
翌日
リンリン
ガチャ
「ラフ、ありがとうございました」
「いえ、ホント落書きですみません」
「十分です!それでですね」
「はい」
「スタジオって来れそうですか?」
「スタジオですか…え?スタジオ?」
「スタジオです」
「いつですか?」
「水曜の夜です」
「わ、わかりました。参ります」
「お待ちしてますー」
数日後
プルルル
ガチャ
「もしもし」
「あ、ダイゴです。いま着きました」
「あ、じゃロック解除しますね」
「おねがいしますー」
カチャン
「あ、ダイゴさん」
「おせわさまです」
「こちらこそよろしくおねがいします」
「僕、これ見学ってかんじでいいんですよね」
「そうですね、あ、でも」
「?」
「ダイゴさんラフ書いてくれてますし」
「はあ」
「直接ご指示いただくって感じで」
「(アゴがはずれるほど驚いて絶句)」
「そのほうがいいですよね、たぶん」
「勘弁してくださいよ!」
「意図とか説明していただいたほうが」
「あのラフでテキトーに書いたポーズの指示ですか」
「いいとおもいますよ、すごく」
「(絶句)」
十分後
「で、こちらがイラストレーターの小林大吾さんです」
「よろしくおねがいします」
「こちらこそよろしくおねがいします」
撮影中
「あ、じゃあカサを持って見上げるようなかんじでおねがいします」
パシャパシャパシャ
「最高です!ブリリアント!バッチリすぎて困ります!」
パシャパシャパシャ
*
という成り行きの結果、こうなりました。
だれもおぼえちゃいないかもしれませんがあのとき、僕は寝てもさめてもこのことばかり考えていたのです。超人気タレントのうつくしい写真を二色分解しながらアルファチャンネルで色調補正をくりかえし、髪とヒゲをもしゃもしゃにして「これくらいかな…」とかそういうDTP作業を延々とやっていたのです。詩人はどこに行ったんだ?
さすがに気が引けるから割愛するけれど、他にぜんぶで7カット、そのうち1ページまるまる使われたイラストが表紙を入れて4カットあります。そしてそのすべてに異なる彼女の姿が!ページまるごとってレイアウトが大胆すぎて冷や汗かくよ!
するどい人にはご推察のとおり、僕にとっては縁の深い例のお仕事、ただしこれは単行本のほうです。よかったら手に取ってみてね。きょう発売。(と聞いてじぶんで買ってきました)
それにしてもまさかじぶんの描いたイメージどおりのポーズをとってもらえるとは夢にも思っていなかったので、撮影中「我が生涯に一片の悔いなし」と何度も拳を突き上げそうになりました。眼福どころの騒ぎじゃないし、冥土の土産はもうこれでいいやという気がする。
できることなら全カット見せたい。もう、超可愛いんだから!
2010年3月23日火曜日
アラブの石油王の娘婿になるかもしれない話
リリパの流れで何となくふつうにそういうものだという気になっていたけれど、よくよく考えたらCDの予約受付ってまた大層な話ですね。限定とはいえ数は500もあるのだし、様子をうかがいつつ気が向いたらのんびりとお買い求めいただくかんじで十分だとおも…イヤ、でもひょっとしたら明日あたりにアラブの石油王とその娘がフライングブックスに来店して
「300セットもらおう」
「えー!」
「ついでに娘婿にならないかね」
という話にならないとも限らないのだから、めったなことは言うものじゃないです。
だいたい2004年に500部つくった500円の詩集がまだ残ってるんだよね!そっちのほうが解せないよ!ムール貝博士がはじめて表舞台に姿をあらわした歴史的作品だというのに。ただまあ、歴史って僕の歴史ですけど。
でも1日目にしては予想していたよりもずっと多い予約がきて、関係者一同みんな開花間もない桜のように顔をほころばせています。どうもありがとう!いっそ咲き乱れてしまえ。
*
あるかなきかの沈黙を経て、性懲りもなくアイツが再び帰ってきた!用もないのにふらりと立ち寄った代官山で殺人と言えばそう言えなくもないような事件に巻きこまれたというよりは強引に首をつっこんで総スカンの名探偵山本和男が再入場不可の密室トリックに挑むスイカ夜話@代官山UNIT feat. GAGLE&鎮座DOPENESS!
4月8日(木)の開催です!
2010年4月8日(木)@代官山 UNIT
「スイカ夜話」~第15夜
GUEST:GAGLE/鎮座DOPENESS
open19:00 / start19:30
adv.¥3,000 / door¥3,800 (drink別)
もっと詳しいアレコレはこちらに
しかしUNITにGAGLEと鎮座DOPENESSって…その名前以上に僕が付け加えることができる説明なんてあるものだろうか…?
しかも今回は、前売りチケットをご購入いただいた方のみ手にすることのできる特典が3つもあるそうです。
こうなるとお得感よりもむしろ過剰な印象が先に立つ前代未聞の太っ腹企画、その驚愕の内容はこちら!
1. 夜話バッジ
2. リーダータケウチカズタケ手ずから編集したライブDVDの当たる夜話くじ
3. 当日のライブを録音したMP3のダウンロード権
……。
ライブDVDがえらいことになってます。ここまでやる必要ある!?ってくらいの充実度です。働きすぎてリーダーの口内炎もたいへんなことになっているらしい。
ちなみに前売りを買うといつもくっついてくる例のバッジ、今回はこんなのです↓
わるそう!
とは言え…これほどゴージャスではちきれんばかりに力の入ったイベントの4日前にリリパってなんかかんじわるくないですか。もっとこう、空気を読めというか、僕のことですけど。
2010年3月20日土曜日
特装版の予約受付について、事務的な発信
さて、渋谷フライングブックス店頭及び通販のみでの販売となる、「AV(ポロリもあるよ) 特装版」の予約受付と発売時期について、ちらほらとお問い合わせいただいているようです。どうもありがとう!じつはFBブログではすでに明記されているのだけれど、ご存知ないかたもおられるとおもうのでこちらでもおそるおそるアナウンスいたしましょう。
「オーディオビジュアル 特装版」の予約は3月22日(月)から、メールでのみ受付となります。
そして実際の店頭発売及び発送時期は4月の中旬ごろを予定しています。
特装版に関しては、リリパだけでなく商品自体も人目につかないようさりげなくフライングするのです。(全国のCDショップでお買い求めいただける、ストイックな通常版の発売日は事前のアナウンスどおり、5/12です)
予約の方法はこちら!↓
--------------------------------------------------------------------------------
下記の項目を明記の上、メールにてご注文ください。
・お名前、電話番号、メールアドレス
・お届け先の郵便番号、住所
・ご希望のタイトル、数量
・受け渡し希望 Flying Books店頭 もしくは 代引き発送
ご注文先メールアドレス : records[a]flying-books.com
スパム防止のため@を[a]に変えてあります。
+++++ お支払い方法 +++++
郵便の代金引換発送になります。商品がお手元に届いた際に
「商品代金(3000円)×注文枚数+代引手数料&送料(何枚でも500円)」をお支払い下さい。
--------------------------------------------------------------------------------
…22日ってもう明後日じゃないか。いつの間にそんな差し迫ったことになってたんだろう?
*
そしてじつはこのあとが問題なのですが、リリパ第2弾はスケジュール上、店頭発売と通販よりも先に開催することができません。つまり、正式な発売日よりは前とはいえ、実質的に先行発売というアドバンテージがなくなるわけですね。
でもやります。2回目のリリパに来てくれる人がいるのなら、そこで初めてお渡しするというかたちをとりたいので、その時点で通販が始まっていようと、チケットにはもれなく特装版もセットです。イ、イヤだと言われてもつけちゃうんだからね!
2回目のリリパより前に手に入るなら行かなくてもいいや、というきわめて冷静かつ合理的な判断も、もちろんアリです。僕が逆の立場ならそう考えてもおかしくないとおもう。また、大多数に求められているわけでは全然ないとはいえ、それでもほしいと手に取ってくれる遠方の人のことを考えると、すでに決めていた通販の時期をずらすこともできません。
そんなディスアドバンテージを承知の上で、それでもやることにしたのは、ひとつには僕がそもそもライブに対してひどく消極的だからです。何と言われようとも、人には向き不向きというものがあるし、あの、はっきり言っておきますけど、聴衆をロックするとか、そういうことできないですからね!
でもリリースという名分があるのならさすがにそれは僕だってやぶさかではないし、いつもの茶室的雰囲気のなかでのびのびやらせてもらえるなら、なおさらです。来てくれる人がいるなら、もっとなおさら。
それから、今回はトークのゲストに古川Pを呼ぼうと考えています。足かけ7年ちかくの付き合いになるので、けっこう話せることあるかも…というわりと安直な思いつきなんだけど、もともと音楽的表現にそれほど興味をもっていなかった僕に結果として3枚ものアルバムをつくらせた奇妙な伯楽の話を聞くのは、それだけでじゅうぶんおもしろいとおもうのです。ラジオもやってるし!
というわけでそれでも来る価値がたぶんあるリリパ第2弾、肝心の日程ですが「もうちょっと待って!」と止められているのでもうちょっと待ってください。ただすくなくとも4月の下旬以降になるという気がするので、のんびりお待ちくださればさいわいです。さすがに第1弾みたいなことにはならないとおもうし、さっき挙げたディスアドバンテージを考えるとスカスカという可能性だってすごーくある…あるよな、それは…。
僕も空席を埋めるためのぬいぐるみとか立て看板とか生け花とか用意してお待ちする心づもりです。本来お客さんが殺到するようなキャラクターでもないしね。
あ、そうかゴールデンウィークだ!だとすれば来やすくなる?むしろならない?
2010年3月18日木曜日
そのブックレットにはなぜか靴屋の広告が
ああびっくりした。
じぶんでおもっている以上に、小林大吾のアーティスト像ってあちこちほっつき歩いてるんだろうか…とベランダで煙草をくわえながらおもいました。世界の中心で「あたしそんな女じゃないの」と叫びたい。
いや、待てよ、そんな女もいいな…というよこしまなきもちが一瞬よぎらないでもないですけど。
どうもありがとう。
とりあえずちょっと忘れてアルバムの話をしましょう。
*
書くべきことかどうかはともかく、アルバムについて書けることはホントにもうくさるほどあって、ああ早くあれもこれも伝えたい!と焦るそばからだいたい忘れていざ書く段になったら、
あれ、何書こうとしてたっけな
というアップダウンのはげしい意気消沈ループを性懲りもなくくり返しているわけですが、ブックレットについて前回とは大きくことなる点があることをついさっき思い出したのです。
問題の映像はこちら。
われながら非常にわかりづらい角度で撮ってしまったため、いまいちピンとこないとおもいますが、ブックレットの表紙がカラーです。
そしてこれがプラケースのジャケットになります。すでに公表しているジャケットは、プラケースの外側をくるむ腹巻きみたいな筒状の紙ケース(スリーブ)に描かれているのですね。
これは「処方箋」のページ。リリックという観点からしたら相変わらず常軌を逸した文字組です。これを組んでいた頃にはすでに音源のことを忘れつつありました。
だいたい28Pブックレットってさらりと書いたけれど、28ページですよ!ブックレットに使うことなんてまずない紙の種類もふくめて、ほとんど書籍と言って過言ではありません。目次はもちろん、あまつさえとなりのページにエピグラフまでつけています。
調子にのって巻末(といっていいのかどうかわからないけど)には靴屋の広告まで掲載する必要以上の充実ぶり。(なぜ靴屋なのかは見ればわかります)
むしろ音源は後回しにして先にこっちを読んでほしいとおもうくらいの仕上がりです。ヘタをするとアルバム全体の印象がガラリと変わるし、すくなくともこれだけでずいぶんヒマがつぶれます。できることなら僕だってぜんぶ忘れて他人事のように読んでみたい。
楽しんでもらえますように!
2010年3月16日火曜日
とてもとても心苦しいおしらせ、とその代替案
さっきまで「今日からリリパの予約受付開始です」的なことをのほほんとブログを書いていたら、リンリンと電話が鳴り、出るとフラインスピンオーナーなのです。
「なにごとですか」
「予約が埋まりそうだからメールでの予約受付を中止せねばならん」
「バカおっしゃい。だって開始から30分もたってないですよ」
「本当なんだ」
ボンヤリして事態がまだよくのみこめていないのですが、ごめんなさい、メールでの予約受付をここで締め切らせていただきます…。いっぺんに来すぎて電話と時差による対応が困難と判断しました。
あとは電話と店頭受付のみだそうです。何が起きたんだ、いったい?
ですが、あわてて更新したのはそれを告げるためではありません。リリパというかもうそれを何と呼んでいいのか僕にはわからないけれど、4月4日とはべつに、もう1日設けます。だからあの、焦らないでだいじょぶですから!
現時点でスケジュールはまだ未定ですが、なるべく早くお知らせしますので、当ブログにおける頼りにならない続報をお待ちいただけるとうれしいです。
ご、ごめんなさい…。(なるべくあやまらないようにしようと心がけていたのに…)
何が起きたんだ、いったい?
2010年3月9日火曜日
かなまら祭りが行われるその日、渋谷では
2010年4月4日の日曜日。
何の前置きもなくて恐縮ですが、巨大な男根が川崎の町を練り歩くかなまら祭りのことではありません。
メチャメチャ早いとあらかじめ釘をさしておいた、これがリリパの日取りです。早い!
なんかあの、さいきんじぶんのことばっかりで、いやじぶんのブログなんだから当たり前なんだけどでもあの、SUIKAのこととかダイゴくんのおもしろ小咄とか小芝居とか前はちまちま書いてたのにそれすら手もつけられず、ホントはこう、せっかく前回とはちがってすでにブログがあるのだから発売前からちょっとずつ進捗具合をお知らせしつつ、なんて目論んでたのにいざ発売が決まったら急に身辺が慌ただしくなって情報を小出しにするどころかじぶんが詩人を名のり且つアルバム発売間近であることすらややもすると忘れるしまつで
ホントにすみません。(だれに頭を下げているのか)
ともあれ各々方、その日は4月4日(日)と相成りました。
予約は3月16日(火)の正午から受付開始です。ちょうど一週間後ですね。
それにしても正式な発売日よりもひと月以上(!)も先んじるのだからフライングにもほどがあると呆気にとられる御仁もおりましょうが、そこは渋谷フライングブックス及びフラインスピンレコーズと読んで字のごとく、勇み足な古書店兼レーベルでありますからして一切合切が道理にかなっていると申せなくもないわけでございますな!
----------------------------------------------------------------------------------
4月4日(日) FLY N’SPIN RECORDS presents
小林大吾3rdアルバム 『オーディオビジュアル』 先行リリース・ライブ
【ライブ、ポエトリー・リーディング】
出演:小林大吾
OPEN:18:00 start:18:30
料金:3800円(特装版CD付)
予約前売制 限定40名様
予約開始:3/16(火)~正午 メール、電話、店頭にて
*『オーディオビジュアル』は通常版(5/12発売、定価1995円)と 通販、Flying Books店頭のみで先行発売の特装版 (通常版CD、取扱説明書、mixCD、アートワーク数点、限定500シリアルNo入、定価3000円) の二種類があります。
----------------------------------------------------------------------------------
だいじな人と来てくれたらうれしいです。
そして次こそはアルバムのいろいろを更新したい!
というかはやく「つくるつくるつくる」の無限ループから解放されたい。
2010年3月4日木曜日
特装版、あるいはごちゃっとまとめてその他
それで、えーとどこまで話しましたっけ?
まさかこの期に及んでアルバム関連作業が完全にストップすることになるとは思いもよらなかったので、先週までじぶんが何をしていたのかすっかり忘れてしまいました。アルバムが出るという事実さえうっかりすると過去のものになりかねないところであった。いえ、出るのはもう決まっているのだけど、僕がそれを忘れるという意味です。やれやれ!
それで、えーとどこまで話しましたっけ?
内容物がふえて価格も異なる、特装版の話はしましたか?
今回の「オーディオビジュアル」、全国のCDショップ各店に流通する通常版は1,995円ですが、それとはべつに、渋谷Flying Books店頭および通販のみで販売される3,000円の特装版がございます。
楽曲についてのあることないことが虚実織り交ぜて強引につめこまれた「オーディオビジュアル取扱説明書」、アートワークが1点、あれ2点かな?が付くばかりか、ご購入いただいた方にはさらに、「スポークン」をテーマに厳選された濃度オーバーなソウルミュージックのコンピ、「テアトルパピヨンのBGM」がおまけとして同梱される業火版
まちがえた。(燃やさないでほしい)
豪華版です。コンピCDはおまけ扱いですが、にもかかわらずそこはそれ、すべてをじぶんでまかなえるダイゴくんのこと、ジャケットや盤面のデザインまでしっかり用意してプレスに出しているので見劣りは一切ありません。タイトルロゴまであらたにこしらえる周到ぶり。あとそんなことするのはたぶん僕だけだとおもいますが、すべての曲に邦題をつけています。
その一例: "Soul Strut" →「シカゴから来た男のダンス教室」
どうしてこんなタイトルがついているのかは、もちろん聴けばわかります。
*
取扱説明書というのは、「オーディオビジュアル」を補完するものです。なくても全然かまわないけれど、あれば3倍はたのしめます。タイトルや詩にふくまれる言葉の意味から、制作に関するちょっとした裏話、あるいはCDだけならインタールードは単なるインタールードでしかないけれど、説明書をよむとほかの作品とほのかにリンクしていることがわかる、というようなことですね。
すこしさかのぼった話をすると
「詩人の刻印」にある文言「anulus signum habet」は「指輪には刻印がある」という意味のラテン語です。僕の右手には十数年前からはめっぱなしにしている指輪があるんだけど、その裏にはじっさいある単語を刻んであるんですよね。つまり「詩人の刻印」とは「詩人であることを運命づけられた」というような矜持に満ちた意味ではなくて、むしろ逆に、そしてもっとシンプルかつ直接的に、詩人であることをしぶしぶ受け入れると決めて指輪に刻んだその単語を意味しているのです。矜持としての意味がないわけではないし、仮に100%そう受けとられてもそれはそれで全然かまわないとおもうから、それ以上の意味について今までふれたことはありません。でもその裏に別の意味があるというだけで、それまでの印象がちょっと違ってきませんか?
補完というのはだから、足りないものを補うというよりも、100%を120%に押し上げるものであり、その世界観をより強固にするという意味です。
小林大吾における、彼の彼たる真骨頂がここにあります。
たぶん。
なかったらすみません。
でもその価値はあるとおもいたい。体裁その他についてはまた次回…あの、忘れなければ…
*
あと、そうだ!リリパがあります。なるべく近いうちにアナウンスするつもりでいますが、正式な発売日よりもたぶんめちゃめちゃ早いです。それはもう、びっくりするくらい早い。
そしてここで手に入るのはたぶん「特装版」のほうなので、とりあえず聴ければOKというリーズナブル志向の御仁は発売日をお待ちくださいませ。それだけ見たらリリックだとは到底おもえない、ブックレットの尋常ならざる完成度を考えると、通常版でもじゅうぶんに破格です。
ブックレットだけ昨日届いたんだけど、多少は凝ったつもりでいた「詩人の刻印」のブックレットがしょっぱく見えてくる別次元の仕上がり。比較になりません。個人的にはこれができただけでもう永眠準備万端です。すごい!
*
しかしこんないっぺんに更新せずに、毎日ちょっとずつやればいいのにねえ。
イヤもう何しろものぐさなもので
登録:
投稿 (Atom)