2008年1月31日木曜日

ムール貝博士のパンドラ的質問箱 その10


何しろ4つもあるので、前置きなしでまいります。
でべその宙返りさんからの質問、4連チャンです。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)



Q1: スナークは飼えますか?餌はなにをあげれば良いですか?



僕がおもうに、スナークというのはいつも僕らと一定の距離をたもち、容易に近づかせてはもらえない、非常にIQの高い何かです。アンジェリカはいつも丁々発止のやりとりをチャンチャンバラバラと交わしていますが、音ばかりが聞こえて一向にその姿をみることができません。プレデターみたいなものですね。達人同士の立ち回りというのはえてしてそういうものだし、だからすくなくとも僕なんかがどうこうできる相手ではないです、おそらく。現時点ではどんなかたちをしているかさえ、さだかではない。

ただ、アンジェリカの行動をみるかぎり、彼女はスナークのことをよく知っているようです。飼っていたかどうかまではわからないけれど、かなり至近距離にいたことはまちがいありません。仮にアンジェリカがスナークをある程度まででも手なづけていたとしたら、このさい「飼える」と言ってもいいんじゃないかと僕はおもいます。

問題はエサですが…

「アンジェリカ!」
「…」
「アンジェリカ!」
「あ、ダイゴくん。なに?」
「スナークって何たべるの?」
パカン
「いたい!」
「つかまえたなら何でさっさと言わないの!」
「つかまえてないよ!質問がきたんだ」
「質問てだれに?」
「だれに…たぶん僕にだとおもう」
「なんでダイゴくんが質問されるの?」
「ちょっとね」
「ふーん」
「僕だっていろいろあるんです」
「ハハハ!」
「なんでわらうの!」
「ゴメンおかしくて」
「質問なんだけどね」
「そうだった!ゴメンなんだっけ?」
「スナークのエサってなに?」
「さあ…」
「たよりないね」
「子どもじゃないんだから、自分でどうにかするとおもうけど」
「ああ、子どもではないんだ」
「ていうか、何?なんでそんな正体不明みたいな扱いなの?」
「正体不明だもの!」
「ダイゴくん、見てたじゃない」
「逃げたとき?」
「いなかったっけ?」
「はやすぎて見えなかったよ」
「1回追いつめたじゃない」
「アンジェリカもはやすぎて見えなかったよ!」
「ああそう…めんどくさいなあ」
「前につかまえたときは?罠ならエサとかさ」
「素手」
「ああ…素手ね…そうだよね」
「イゴール!ねえイゴール!」
「なんでございましょう」
「スナークつかまえたときって何かゴハンあげたっけ?」
「そのころはまだわたくしお仕えしておりませんでしたので」
「そうだった!あれ?イゴール、エプロンしてる」
「ちょうど夕餉にとりかかったところです」
「きょうのゴハンなに?」
「今夜は子ブタの丸焼きでございます」
「まさか!」
「3匹目の子ブタです」
「レアものだ!」
「てこずりました」
「レンガづくりとは思わなかったものね」
「ねえ…あの」
「お手柄!」
「恐縮です」
「ねえ…マウスだよね?」
「ダイゴくんもいっしょに食べよう」
「いや、うん。ていうか…」
「なに?」
「いや、なんでもないです」



A: もう、子ブタの丸焼きでいいですか?



では次!



Q2: アンジェリカの好きな下着の色は?



いろいろ質問がきたけれど、もっとも意外だった質問がこれです。フーム。質問をくれたでべその宙返りさんも女性なのだけれど、ムチャなこと訊くなあ。

「アンジェリカ!」
「あれ、ダイゴくんどこ行ってたの」
「いや、ちょっと質問を」
「また?子ブタ食べちゃったよ」
「次回でいいです」
「あれレアなんだから」
「わかったよ!あのさ、…いいや、これ読んで」
「好きな下着の色?これが質問?」
「そうみたい」
「これ女の子?男の子?」
「女の子だよ」
「そっか!ウーン。オレンジかなあ」
「え?」
「ぱきっとしたオレンジが好き」
「そうなんだ」
「何?」
「いや…そうか、なんか別に突っこんだ質問でもないんだな、これ」
「なんかマズい?」
「マズくはない。一時は死を覚悟したよ」
「なんで?」
誰を介してもけっきょく僕が訊くことになるんだ
「まあ、そうでしょうね」
「いのちびろいした」
「ああ、それで剣道の防具つけてるわけ?」



A: ぱきっとしたオレンジ



ホッとしました。参考になりましたか?では次!



Q3: ムール貝博士の助手のピス田さんとは誰ですか?小林大吾さんですか?



ピス田さんは小林大吾ではありません。たぶんこれ、ブログの投稿者が「ピス田助手」になってるからだとおもうんだけれど、これはですね、もともと彼が小林大吾に関するもろもろの情報をアップすると言ってくれたから、こういうことになっているのです。いざ始めてみたらピス田さん別に何もしてくれないので、けっきょく僕が投稿しています。名前だけです。何しろムール貝博士の助手なので、その存在からして当てにならない。そのくせブログにはしょっちゅう顔を出すんだから、釈然としないものがあるのは当然です。すみません。

ちなみにピス田さんはこんな姿をしています。




もともとはとある諜報機関から遣わされた腕利きのスパイだったのですが、そのへんの経緯はまたお話しする機会があるかもしれません。


では最後のしつもんです!すごいボリュームだなしかし



Q4: 小林大吾さんの好きな映画を教えてください。



でべその宙返りさんはジョン・カーペンターの「要塞警察」がお好きなんですね。これ、聞いてすぐ「わかるわかる!」ってうなずく人どれくらいいるんだろう?ノルシュテインの「話の話」も好きとのことなので、僕なんかよりはるかにたくさんの映画を観てるとおもうんだけど、聞いてガッカリしないでくださいね。そういえばジョン・カーペンターって僕観たことないです。かなり異能の監督であることだけは知っているのだけれど、いい機会だから借りてこよう!

僕の好きな映画ですが、これはもう、断トツで「パリ、テキサス」です。古着屋で「Paris, Texas」と刺繍されてるジャケットをみつけて買ってしまうくらい好き。サントラに収録されたセリフの部分だけで浸れるくらい好き。ハンターの"Left, Dad."って大人びた一言が好きだし、ジェーンが鼻にかかった独特の訛りで" 'bout what?"って聞き返すとこもキュン死にする。85年の公開(だよね?)なのでさすがにリアルタイムでは観ていなくて、スクリーンで観たい観たいとおもっていたら、あるとき足立区の東京芸術センターで上映されていることを知ってあわてて観にいきました。区の施設だけあってガラ空きで、貸し切りみたいなものでもう、泣き放題というか、ウワーン!

ことこの1本に関しては、「良い映画だね」と言うことが僕にはできません。思い入れがつよすぎて、冷静に話をすることができないのです。良し悪しという相対的なものではなくて、僕のなかに絶対的なものとして居座ってしまっています。

ちょっと冷静になって「好き」と言えるのはあと、ビリー・ワイルダーの「情婦」です。「この結末を誰にも話さないでください」とエンドロールで流れた、初めての映画ですね。これ、オイディプス王の物語なみに頑強なプロットがとにかく圧倒的なんだけれど、個人的には弁護士役のチャールズ・ロートンがほんとうに魅力的で、好きなんですよね。どうしたらあんな人物が描けるんだろうといつもおもう。性格をひとつひとつ箇条書きで書き出しても、ああはならないとおもうんだよな。結末がわかってるのに、飽きないです。いまだに。

さいきん観たのでは、「メルキアデス・エストラーダの三度の埋葬」がすごく好きでした。さいきんでもないか。「吉原炎上」も好きです。「ユメ十夜」で実相寺昭雄が監督した第一夜も好き。彼が監督したウルトラマンティガの37話「花」もそうなんだけど、和洋と新旧がさりげなくクロスオーバーする奇妙な様式美に、しびれます。だって、ウルトラマンが歌舞伎だよ!

そういえば、黒澤明の「夢」も、小林大吾の形成に一役買っているほど好きであった。



A: パリ、テキサス



すんごい量になってしまった。

でべその宙返りさんが選んでくれた1曲は、「饗宴/eureka」でした!でもこれも、あえてえらぶなら、という但し書きつきですね。ありがとう!みんなそれぞれ思いがこもっていて、感涙です。

それから彼女は「アンジェリカ」の「"鎌で刈って"のところの声が特に好きです。」という、びっくりするくらいピンポイントで好きなぶぶんをおしえてくれました。なんだか丸裸にされたきぶんです。言われてあらためて聴き直してみたんだけど、ホントに一瞬でぜんぜん違いがわかりませんでした。どうもありがとう!おそらく世界でいちばん「詩人の刻印」を聴いているFKPDこと古川さんなら、あるいはわかるかもしれません。古川さん、どうですか?


 *


これ、長すぎない?

という不安もなんのその、質問箱はなかみが尽きるまでつづけます!あと、質問とは別に、ツンデレカルタ買った人いたらメールください。


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その11につづく!

2008年1月30日水曜日

ムール貝博士のパンドラ的質問箱 その9


私信:古川プロデューサー、古川プロデューサー。タマフルのポッドキャストは長過ぎてipodがすぐいっぱいになってしまうそうです。なんとかしてあげてください。

ipodがいっぱいになるって、いったいどれだけの容量なんだ?


 *


鼻泥棒さんからの質問です。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)



Q: 「このなかでなら溺れ死んでも悔いなし」くらいの大好物は?



これはおともだちの「アンチョビに埋もれて死にたい」という名言にもとづく質問だそうです。たしかに名言ですね。イメージとしてはジョン・エヴァレット・ミレイの「オフィーリア」でしょうか。缶詰あけたらこんな感じになってるわけですね。箸でつまんでいただくことができるかどうかで愛情を測る、一種の踏み絵です。恋のアンチョビ問題。

なんか話が横すべりしたな。

僕の話ではないですが、僕の知り合いは「パンツに埋もれて死にたい」といつか話していました。もちろん女性のです。部屋中にもさもさと不特定多数のパンツをつめこんで、そこにダイブすることができるなら、おれはそこで死んでもいいと言うのです。そのとき彼はすでに2児の父親で、愛妻家であり子煩悩でもあったから、フェティッシュな欲望というよりは、お菓子の家を夢見るのにちかい感覚でキラキラと目を輝かせていたのをおぼえています。どうしようもないですね。でも、たしかに、「大好物」みたいな話しぶりだったんだよな。変わった男です。

しかしまあ、そういうことでもないよな。

僕がいちばんさいしょに思いついたのは、つまようじが刺さってる感じで豆腐に埋もれて死ぬイメージです。人肌くらいにあたためられているとモアベターですね。なにかの儀式で生け贄になったとしても、生き埋めにされる先が温かい豆腐ならあきらめられる気もする。あとはアレ、野球場くらい大きな今川焼の真ん中で、ぱたっと倒れてホカホカ死ぬなら悔いはないです。おれホント生まれ変わったら小麦粉になりたい。

「そう、まったく、われわれフラワーズ(the Flours)としてはだ」と博士は言うのです。「埋もれて死にたい食べものは何かではなくて、どの粉モノと心中するかなのではないか?」
「そのとおりです」
「末端価格が値上がりするらしいよ」
「誤解されるからやめてください」
「われわれほどヘルシーな地下組織もないぞ」
「不健全ですけどね」
「博士といっしょにされるのは心外だな」
「ピス田」
「なんでしょう?」
「かさぶたはがすぞ」
「すみません」
「せっかくだからこの際小麦粉は脇によけませんか」
「なんだと!」
「だれだ?」
「ダイゴですよ!ひどいな!」
「あるまじき発言をするからだ」
「ちがうんですよ、どのみち僕ら小麦粉になっちゃうわけでしょう」
「小麦粉になるって…ならないよ」
「言葉のあやですよ!それを選んでしまうってことです」
「だってフラワーズだもの」
「そう、だから逆にね、せっかくだし、小麦粉以外のところで」
「じゃあおれ納豆」
「えー!」
「正気か!」
「正気ですよ。好きですもん」
「お前もう明日からこなくていい」
「なんでですか!別にいいでしょう」
「いや、納豆は僕も好きですけど」
「埋もれて死ぬとなると話は別だ」
「なんで?」
「ぬるぬるしてるし」
「きもちいいよ」
「まるで試したかのような口ぶりだ」
「葬式はひらかんぞ」
「博士はどうなんですか!」
「素数に埋もれて死にたい」
「それらしいこと言いますね。食べものじゃないし」
「食べものじゃなくてもいいって書いてあるじゃないか」
「ああ、ほんとだ」
「そういえば博士、アレ好きじゃないですか」
「なんだ」
「クコの実」
「そういえばこないだ薬膳料理食べたとき、クコの実ばっかりちまちま食ってた!」
「…」
「なんで照れてんですか?」
「クコの実に埋もれて死ぬのはどうです?」
「…」
「あ、笑ってる」
「なに?このリアクション」
「こんな博士みたことないな」
「ないですね」
「あっ逃げた」



A: ピス田助手→納豆 ムール貝博士→クコの実



穀物ばっかりですね、しかし



鼻泥棒さんが選んでくれた1曲は「饗宴/eureka」です。どうもありがとう!詩人の刻印のなかで、いちばん最初に生まれたのがこの曲でした。というのもこれ、そもそもフライングブックスの3周年記念にひらかれた、宴のためにつくったものだったんですよね。だからもう、2年くらいたってることになります。この曲、すごく短いんだけど、そこが好きです。


 *


さて、次回はいっきに4つの質問にお答えします。刮目して待て!


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その10につづく!

2008年1月29日火曜日

ムール貝博士のパンドラ的質問箱 その8


前回を読み直したら「その7につづく!」とありました。だれも気づいてないとおもうけど、この独り相撲感はちょっとやるせないです。

 *


すてきなタイミングで名古屋から!
昼下がりの団地妻さんからのおたよりです。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)刺激的ですね。

おっと。ケータイからもギリギリ読めますよ!という報告が入ってきています。ありがとう!でも読みづらそう。いちばんいいのは、学校とか仕事から帰ってきて、ひとっ風呂あびたあと、ビールでも飲みながら「博士、博士」とかそんな感じですよね。何言ってるのかよくわからないけど。



Q: この間のブログでコーヒー愛についてあったとき、思ったんですけど、大吾さんはブラックで飲まれるのですか?



何気ない会話みたいで、こういうの大歓迎です!即物的に答えれば「そうです」の一言でおわってしまうけれど、そこをこう、つむいでいくのが会話というものじゃありませんか。これこそコミュニケーションの醍醐味ですよ!

そういえばずいぶん昔、女の子の家に電話して「シャラポワさん(仮名)いらっしゃいますか」とたずねたら「いますけど」とだけ返ってきて、取り次いでもらうまでに数秒間、奇妙な沈黙につつまれたことがあります。たしかに受け答えとしては何ひとつまちがってはいないけど、でもちがうの!そうじゃないの!意を汲んでちょうだい!だって、わかりそうなものでしょう?僕は彼女と話がしたいんです!

よけいなトラウマのふたを開けてしまった。お答えしましょう。そうですね、えーと



A: そうです。



500ccのカップ(デフォルト)でも足りないくらい渇ききっているとき、半分くらい飲んでから牛乳をどぶどぶ注いで元の量に戻したりすることはあるけれど、基本的には真っ黒なままです。よく考えたら牛乳足すと750ccも飲むことになりますね。砂糖は入れません。糖分がほしいときはお菓子でとるのです。

あ、博士にもきてますね。



Q: あと、ムール貝博士は蜂蜜を入れるってきいたんですけど、それは本当ですか?



「ということなんですけどね、博士」
「ほんとだよ」
「へー」
「はちみつというか、王乳だけどね」
「王乳ってなんですか」
「ロイヤルゼリーだよ」
「博士、それははちみつと似て非なるものです」
「何しろ女王のお召しものだからな」
「だってロイヤルゼリーってべつにおいしくないでしょう」
「おいしいよ。甘いもの」
「それははちみつですよ!」
「じゃあはちみつ」
「どこまでてきとうなんだ。どれです?」
「これ」
「はちみつって書いてあるじゃないですか」
「ホントだ」
「でもなんか、シンプルな瓶ですね」
「玉川大学で買ってきたんだよ」
「大学?」
「玉川大学はミツバチ研究で世界的に有名なんだよ」
「そうなんですか」
「気のない返事だね」
「だって、他に言いようがないですよ」
「ネイチャー(Nature)誌にも載ってるよ。ほら」
「なんの記事ですか?」
「スズメバチを撃退する方法だね」
「ミツバチが?」
「そうそう。このやりかたがまたじつにえげつない」
「えげつない?」
「集団で1匹を蒸し焼きにするんだよ」
「蒸し…え?どうやって?」
「こんなかんじで」
「うわっすごいなこれ」

以下自粛



A: 本当です。



ちなみに玉川大学のはちみつも本当です。


昼下がりの団地妻(未婚)さんが選んでくれたのは、おや。前回につづいて「蝸牛の憂鬱」ですね。すごくすごく悩んでくれたみたいです。どうもありがとう!僕がアンパンマンなら顔ごとあげたい。ていねいに感想を書いてくれていて、いつくしむように読みました。元気出る!

それから、「名古屋にきたらシロノワールを」とメールにはあったのですが、これがすごく気になります。シロノワールってなんだろう?シロとあるのに、ノワール(noir)は黒だし、何が何だかさっぱりわからない。白黒ってなんだ?食べものだとゴマ塩くらいしかおもいつかないけど、飲みものっぽい気がする。

というわけなので昼下がりの団地妻(未婚)さん、サルでもわかるくわしい解説をおねがいします!


 *


さて、ほぼまいにち怒濤のように更新される質問箱、メールは今宵もエサをねだる小鳥のごとく、貪欲にお待ちしています。今のところ返答率100%です。



dr.moule*gmail.com(*の部分を@に替えてね)


その9につづく!(9だよね?)

2008年1月28日月曜日

ふたつあるうちの、まずはひとつめ


フラインスピンのボスの付き添いで、新宿タワレコに行きました。

そしたら、おや。「詩人の刻印」通常版にまじって、1枚だけ初回版(紙パケ)がある。すぐとなりの通常版が買われていくのに、いつまでも売れのこる初回版…。よっぽどじぶんで買おうかとおもいました。ふびんなやつだ。


 *


過日サラリとふれたように、3月は2回もライブがあります。

多い。(僕には)

ひと月に2回なんてまったく、まるでミュージシャンだな!

しかも遠征とはおもわなかった。

名古屋だ!





…かっこいいフライヤーだなあ。


3/1(土) 
Flying Books Night

(YEBISU ART LABO FOR BOOKS ・ cesta 合同企画)
会場:K.D.Japon
OPEN / 18:30 START / 19:00
前売り予約/¥2,500 当日/¥3,000 
(*入場時に1ドリンクオーダー代¥500が別途必要になります。)


申込方法:イベントタイトル、お名前、ご連絡先電話番号、ご希望枚数を明記の上、下記メールアドレスより、お申し込みください。
info@bookmark-ngy.com


その他、
YEBISU ART LABO FOR BOOKS(052-203-8024)
cesta (052-752-1109)
K・D Japon (052-251-0324) でも前売り予約可です。


東京の新しいブックシーンを牽引している渋谷の古書店、Flying Booksから代表の山路和広氏を迎えてのブック・トークと、彼の主宰する「FLY N’ SPIN RECORDS」所属の小林大吾・タカツキ・タケウチカズタケの3人のアーティストによるライブを行ないます。
Flying Books : http://www.flying-books.com/


 *


知っている人はとっくにご存知だろうけれど、小林大吾はライブの機会がほとんどありません。なぜかと言われても困るんだけど、とにかくない。なのでこいつァ貴重な夜です。タケウチカズタケ、タカツキといつもの顔が揃っているし、肉づきの良い時間をすごすことができるとおもうので、近隣のかたはアイツもコイツもお誘い合わせのうえ、ぜひぜひ足をお運びくださいませ。


 *


ちなみにこのライブは、 Bookmark Nagoya という、いっぷう変わったイベントの一環として企画されたものです。「本と街の魅力を再発見しよう」を合い言葉に、期間中は本屋やカフェ、雑貨屋さんといった街のいたるところで本にまつわる楽しげなアレコレが予定されているんですって。読む読まないを越えたところで「本そのものをたのしむ」、じつに粋な企画です。ニクいことを考えるものだなあ。ただ街をぶらぶらするだけでもドキドキするような出会いがあるらしいですよ!恋におちたらどうしよう!

2008年1月27日日曜日

ムール貝博士のパンドラ的質問箱 その7


<今日のおもな出来事>


「バイアグラいかがですか」という英文スパムメールのアドレスが「kinki-kids.com」でした。

おわり

 *

平べったい1日に負けるな!

フロム大阪、たんすのかどさんからのおたよりです。(ペンネームはもともと送られてきたものをそのまま採用しています。本名じゃないですよね?)タカツキさんの音を楽しんでいたら道に迷って小林大吾に行きついたそうですが、たしかに、道に迷いでもしないとこんなとこ来ないですよね。どうもありがとう!僕は最近、彼にもこき使われています。



Q: 人間以外の生き物に生まれ変わるなら、何になりたいですか?



生きものか…とくに好きというわけではないんだけども、トカゲになって、切れたしっぽの再生過程をしげしげ眺めてみたい、という気はします。カンガルーの袋から顔を出すのもいいですね。

静止したまま微動だにしないことで有名なハシビロコウも、選択肢としてはアリです。その硬直ぶりたるや、クチバシのなかに藻が生えるほどだそうですよ。よほど思慮深いとみた。彼らのうちの何羽かがポアンカレ予想をペレルマンより先に解決していたとしても、個人的にはうなずけます。

粘菌も好きです。動物にも植物にも入れてもらえないそのどっちつかずなライフスタイルには、まるで前世からの知り合いだったかのような親しみをおぼえます。わかるよ、そのきもち!なんといっても子実体(リンク先にはカビとあるけど、カビではないので今はそう呼びません)がキュートだし、タマホコリって名前のコロコロした語感もわるくない。

ああ、これにしよう。しっくりくる。



A: 粘菌(タマホコリ)



南京玉すだれと音が似てますね。


ちなみにたんすのかどさんは、白鯨だそうです。粘菌とはずいぶん開きがあるな。

そして、追伸がありました。「答えてくれたら、二度浸け禁止の串カツ屋での食べ方攻略法をこっそり教えます。」串カツは小林大吾の好物ランキングベスト5に余裕でくいこむ食べものなので、これは聞き捨てなりません!ご指南、よろしくおねがいします!

どうもありがとう!

 *

ではもうひとつ。
レモン300個分さんからの質問です。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)


Q: お気に入りの場所はありますか?



これは質問箱その3で登場したライオネルは布団さんからも、同じ質問がきてました。うーん、これはいろんな意味にとれてなかなかむずかしい質問です。

外苑前にある「香咲」というお店は、ホットケーキが美味しくて好きです。ホームページがまた小粋ですね!SUIKAファンには馴染みのあるライブハウス月見ル君想フもこのちかくです。

そういえば早朝の青山墓地も好き。青山って土地にはなじめないけど、ここの墓地はどういうわけかホントに落ち着くのです。朝ゴハン用にパンを買ってココで食べたりすると、元気が出ます。わざわざ池袋から青山まで行って、そういうことをするくらい好きな場所です。なぜでしょうね?

えーとあとね、茗荷谷に教育の森公園というおおきな公園があるのだけれど、それにほぼ隣接して、「占春園」というふしぎな場所があります。かつては江戸の三大名園に数えられたこともあるこのエアポケットみたいな土地は、庭園というには木が茂りすぎていて、森というには規模がちいさすぎることをのぞけば、全体的にどことなくファンタジックな趣をたたえているので、歩けばうっかり物語の中に入り込んでしまったかのような奇妙な錯覚を味わうことができます。いつ行っても人がいないので、じつにしずかです。横たわる池がやけに細長くて、角度によってはアマゾンの奥地を流れる川にも見える。

ただ何ていうか、わざわざ行くようなところでもないんだよな。近くまできたからあそこで休んでいこう、とかそんな感じの場所なんだけど、ザラッとして物の怪めいた雰囲気にいつも足止めをくらってしまう。ちっとも広くないのに、歩いてたら方向を見失うようなね。


さて、レモン300個分さんの選んでくれた曲は…「女と紙屑」ですね。「じゃあ、女と紙屑」としぶしぶ書いてある感じも気にしない!どんまいどんまい!うれしいです。どうもありがとう!

でもあの、そんなにムリしないでも…。気を使わせてホントすみません。

 *

気がついたら夜が明け始めていますが、質問、身も凍る今朝もお待ちしています。


dr.moule*gmail.com(*の部分を@に替えてね)


その7につづく!


そろそろお知らせ関連をやらないと

2008年1月26日土曜日

ムール貝博士のパンドラ的質問箱 その6


「詩人の刻印」発売からもうちょっとで3ヶ月たちますが、新宿と渋谷のタワーレコードではいまだに試聴機に入れてもらっています。これはホントにすごいことなんだって!毎日のようにCDは発売されているし、メジャーでもないかぎり、試聴できるのはほんとに1、2週間くらいなんですよね。

J-WAVE効果、すごい!
何しろ



渋谷タワレコのJ-HIP HOP ウィークリーチャートで2位ですよ!先週?かな?来週にはあっという間に圏外の彼方だとしても、話のネタにはじゅうぶんです!思い出ふえてます。ヒップホップ?

J-WAVEもタワレコも素敵だ!とくに新宿タワレコはえらいことになってて、唖然としました。ありがとう!でもちょっと恥ずかしいです。

UNDER THE WILLOWが台風の目になりますように!(他力本願)


 *


しなれしなちく!さんからの質問です。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)



Q: 博士はなんでペリカンに捕らわれてたんですか?



えーと、これはたしか爆弾で地球の1/3を吹き飛ばしたからじゃなかったかな、とおもうんだけど、どうでしたっけね、博士?
「ん?」
「ペリカンに捕われてた理由ですって」
「ペリカン?」
「バミューダ海域に浮かぶ監獄ですよ」
「?」
「人魚がいたとこですよ!」
「ああ!あのおばちゃんな」
「おばちゃん?」
「あのあと、2、3日お世話になったんだ」
「おばちゃんだったんですか?」
「煮物のじょうずな女性だった」
「人魚のはなしですよね?」
「うるさいな、なんなんだ。何しにきたんだ?」
「ペリカンにいた理由を聞きにきたんですけど…」
「はじめからそう言えばいいじゃないか!」
「言いましたけどね!ショッキングな事実にさりげなくふれた気がして…。地球を吹き飛ばしたからでしたよね」
「いや、ペリカンのときはちがうよ」
「え?ちがうの?」
「そう言ったっけ?」
「いや直接は聞いてないですけど」
「万引きしたんだよ」
「え?何を?」
「お姫さま」
「また平気でそういうことを言う!」
「事実だからしかたないな」
「シャイなハートを万引きだ」
「そうそう」
「下衆なメルヘンですね」
「200年くらい前の話だよ」
「博士いったいいくつなんですか?」
「面倒をみてたのは王女がまだガキんちょのころだけど」
「どこの国の話です?」
「それから10年くらいたって、鳩がきたんだよ」
「話が飛びすぎてぜんぜん意味がわからない」
「伝書鳩だよ。大人になって王位を継いだ彼女が手紙をよこしたんだ」
「はあ」
「いっしょにゴハンでもいかがですかって」
「何もかもが遠回りだな!」
「行ったらペリカンだった」
「だまされたんじゃないですか?」
「そうかもな。それでまあ、何しろああいうところだから、長居してた」
「そのお姫さ…王女っていうのは?」
「ペリカンでいっしょにゴハンたべたよ」
「食べたんだ!今はどうしてるんです?」
「おいおい、200年前の話だぞ!」
「そのセリフ博士にそっくりお返ししますよ」
「今はいない。でも娘がいる」
「へえ」
「キミもよく知ってる人だよ」
「え?まじで?誰?」



A: シャイなハートを万引きしたから



しなれ!しなちくさんは「蝸牛の憂鬱」を選んでくれました。票が割れてきましたね。どうもありがとう!

これで○○をプレゼントしますとかラジオみたいに言えたら良いのに、何にもなくてごめんなさい。

どうぞお気になさらず!いえいえそんな。

では次!

 *

ふわふわ超合金さんからの質問です。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)ありがとう!

おや、ふわふわ超合金さんが選んでくれた1曲も、「蝸牛」なんですね。「エイミーと尨犬を聴いたときに近い」とおたよりにはありました。エイミー!忘れてました。今度ここにも呼ぼう。



Q: ムール貝博士は頭や気分をリフレッシュさせたい時は何をしますか?



「博士、また質問が」
「ほう」
「これです」
「リフレッシュ…」
「リフレッシュですね」
「ダイゴくんはどうなの」
「僕は10時間くらいつづけて寝たらだいぶスッキリします」
「…そういう話じゃないんじゃないの?」
「そうですか?」
「貧民はみんな寝るのが好きだろう」
「貧民はよしてください。でも寝るのがいちばんですよ」
「寝たことないからわからないな」
「すっかり妖怪じみてきましたね。博士は?」
「いつもフレッシュです」
「なんで敬語なんですか?」
「ひまつぶしとはちがうんだろう?」
「それはまた別でしょうね」
「困ったな」
「なんかこう、煮詰まったときにきもちを切り替えたりとかしませんか」
「ああ!その逆ならあるよ」
「逆?」
「ひらめきがいっぺんに押し寄せるときがあるんだよ」
「こっちはそれができないからリフレッシュするのに…」
「こう、トイレが逆流するみたいな感じだな」
「なるほど…それはパニックになりますね」
「だからそういうときは一切を捨てる」
「え、捨てるの?メモもとらずに?」
「捨てるんだ。あふれた水はつかわない」
「なんか次元の高い話になってきたな」
「で、そういうときに頭を空っぽにする必要があるわけだ」
「そういうリフレッシュもあるのか…何をするんです?」
「編み物」
「編み物!?」
「アレいいよ、無心になれて」
「ヘンなとこ家庭的だな」
「数を数えるのが好きなんだよ」
「そう言われるとわかるような」
「あとはあれだな、ペンキ塗り」
「ああ、それはちょっとわかります」
「人の家の壁だけどね」
「そういうことするからつかまるんですよ!」



A: 編み物(とカミカゼ的ペンキ塗り)



ちなみに僕は高校の教室の壁に青いペンキで落書きをして、クラスメイトに尻拭いをさせた酷い記憶があります。おかげで今もみんなとは疎遠なままです。

悲しくないもん!

 *

というわけで、きもち伝わる質問箱、今宵も気長におたよりをお待ちしています。
寝る前に読んだりするの、ほんとにしあわせです。みんなに幸あれ!


dr.moule*gmail.com(*の部分を@に替えてね)


その7につづく!

2008年1月24日木曜日

ムール貝博士のパンドラ的質問箱 その5


<今日の主なできごと>

 朝、茶碗一杯分のゴハンを床に落としました。

 やりきれない。

 *

 クラッシュギャルズさんからの質問です。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)男性なのに…。




Q: 今、古本屋の店頭にあったら、金に糸目はつけずに買う、という本はどんな本でしょう。


A: 美術出版社から出ていた「日本のかたち」という写真集です。




 数時間かけてさんざん悩んだあげく、結局コレにしました。どんな本かというと、どうも日本固有の道具という道具をずらずらと紹介したもののようです。僕も実物にふれたことがないので、確かなことが言えません。にもかかわらずなぜ欲しがるかというと、表紙や内容の一部を見たかぎりでは、じつにシャープなデザインがほどこされているのです。いや、やっぱコレほしい!
 べつにひとつにしなくたっていいようなものだけど、あえてひとつにしぼるのって、何となくそのままにしていたきもちをハッキリさせてやった!という気もしてちょっと清々しいのですよね。画像も載せたかったんだけれど、見当たりませんでした。

いまアマゾンでみたら天文学的数字が!そんなにするの!?

 藤島武二が装丁を手がけた与謝野晶子の「みだれ髪」も、いきなり店頭にあったらどきどきしますね。僕が持っているのは昭和49年の復刻版だけれど、初版となるとその価値7ケタをこえるVIP待遇の古書です。実物をみたときは鼻血が出ました。でもこれはあこがれに近いものがあるので、高嶺の花のままでいいというか、糸目をつけないというのとはちょっとちがいますね。その存在を知っているだけでもうれしくなれる、僕にとっては風変わりな立ち位置の1冊といえましょう。めちゃくちゃ可愛いでしょう?とても明治のものとはおもえない。

 では次!



Q: インターネットに希望はあるのでしょうか。



 未来についての質問ですね。ケータイからネットにつないだこともない僕にそれを聞くなんて、かなりむちゃです。

 しかし僕がこの場でこうしてクラッシュギャルズさんとささやかなやりとりを交わすことができているのは、まさしくインターネットのおかげです。これこそ希望と呼べるもののひとつだと思いませんか?

 あと、希望ってどんぐりと同じで、木の下とかによくぽちぽち落ちてます。足りなければ僕がそのへんで拾ってくるのでいつでも言ってください。

 クラッシュギャルズさんが選んでくれた1曲は、「三角バミューダの大脱走」ですね!どうもありがとう。ちなみにコレ、「詩人の刻印」のなかでもっとも時間のかかった曲です。その甲斐あったみたいでよかった!

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 もうひとついきましょう。
 乾いた濡れ衣さんからのおたよりです。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)



Q: 「ジョシュアの話」はCD化されないのですか?



 これは…「幽霊/fishing ghost」のことですね。動画でご覧になったとメールにはありましたが、よくそんなのみつけたなあ!たしかに1回だけ、読んだ記憶があります。そんな前のじぶんなんて、とてもじゃないけど観る勇気ないです。
 しかしいつまでも赤面しててもアレなので、お答えしましょう。



A: 忘れてました。



 その手があったか!ともおもいました。よく考えたら、「三角バミューダの大脱走」みたいなストーリーテリングを試したくて書いた最初の詩が「幽霊」だったんですよね。いま音源にするとしたらだいぶ手を加えることになりそうだけれど、そうですね、やってみます。テキスト自体は詩集「2/8,000,000」に載せているので、興味がある人は手を伸ばしてみてください。リリックは全体のごく一部で、あとはまあ読んでのおたのしみです。説明しづらいんだよな。


 そして乾いた濡れ衣さんが選んだ1曲は…きた!「アンジェリカ」!でも曲というか、ほとんどアンジェリカへのラブレターでした。ありがとう!アンジェリカには、他にも質問がきているのでたのしみにしててください。彼女にたずねる僕の身があやうい。


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 というわけで質問は、月明かりのまぶしい今宵ももちろん、お待ちしています。意外と好評っぽいぞという気がしてきた!


dr.moule*gmail.com(*の部分を@に替えてね)


その6につづく!