2008年5月21日水曜日

あるものを奪われる奇妙な小部屋の話


そういえば先日、ヒマとヒマの合間を縫ってもうひとつヒマをつくり、東京は北の丸公園にある科学技術館へ社会科見学に行ってきたのですけれど、あるフロアの一角に設置された小部屋から、1年生くらいのちびっこたちが、興奮したサルのようにギャアギャア奇声をあげているのが聞こえてくるのです。外からでは何が起きているのかちっともわからないし、気になって仕方ないから、彼らが立ち去ったあとにドキドキしながら部屋をのぞくと…


何もない。


何もないのです。うす暗いただの部屋というか、ガランとして見るものもない。いったいヤツらは何にあれだけ大騒ぎをしていたのだ?と訝しんでいると不意にどこからかカウントダウンがはじまり(3、2、1…)


え?


うわッすげえ!これすげえ!何コレどうなってるの!と予想外の事態に仰天して血圧がはね上がるそばから、追いうちをかけるようにふたたびカウントダウンがはじまり(3、2、1…)


今度はこっちだ!なんで!なんで!ふしぎ!キャアー!


という具合にイイ年こいてたいへんな驚きを心ゆくまで堪能したのでありました。予備知識ゼロであんなの体験したら、興奮したサルにもなろうというものです。いやまったく、アレにはほんとうに驚いた。


まさかじぶんの影を奪われるとは…


また今度だれかを連れて、それだけのために入場料を払いたい。というかあの部屋、持って帰りたい。科学ってすごい。



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表向きはパンドラ的質問箱50回突破記念として組まれた数日前の古川耕特集…しかしすべてはこの一冊の書籍のために打たれた、小癪な布石にすぎなかったのです。

古川耕のアナザーサイドお仕事、「FREEDOM フットマークデイズ 3」がほんじつ発売であります。


スリル!サスペンス!そして!もなくはない、もぎたてのサクランボのような夢見る男子必携の一冊、波瀾にして万丈なるジュブナイルアドベンチャー、ここに堂々完結と相成るわけでございますぞ、おのおのがた!

物語のカギをにぎると思われる人物「ダン」は通称ダンプカーの「ダン」でもあるということなので、そのへんのどうでもいいような豆知識も合わせて、ぬかりなくお手に取りくださいますよう心からお願いもうしあげる次第であります。

表紙左に描かれているのがダンです、おそらく。



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そしてもうひとつ、古くからのファンには8つのアルファベット表記でおなじみ、タカツキ率いる新生Samurai Troopsのニューシングル、「Re: El Carnaval」も、本日はつばいです。




ドス黒グルーヴ界の大御所MURO師の名曲に、サムライの健やかなラップをのっけたエスプレッソとスチームミルクの出会い=カプチーノ的ヒップホップに仕上がっています。が、ここだけの話、タカツキ本人はむしろカップリングとして収録されている「YOU」に深い思い入れがあるようです。じっさいこの曲はサムライの良さがこれでもかというくらい目いっぱいつめこまれたじつに魅力的な楽曲なので、骨肉の争いを繰り広げながら奪い合うようにしてぜひぜひ聴いてみてください。僕もすごく好きです。ほんとうに。

そういえばこないだのSUIKA夜話ではこの「YOU」がライブの転換時にエンドレスでえんえんと流されていて、どんだけ好きなんだと呆れ果てました。

なんか買う場所によっては特典でトートバッグ(!)がついてくるらしいのだけれど、僕そのへんよく知らないので、くわしくはタカツキ本人をつかまえてちょくせつお尋ねください。しかし、不可解なおまけだなあ。

いまTOWER.JPをのぞいたら「オールタイムベスト・エコバッグ」と記してありました。よけいわからない。オールタイム何のベスト?

しかしこの迷走感はよく考えたらじつにサムライらしいという気もします。

おかえりセミー!

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