プラダを着た熊さんからの質問です。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)
Q. 今までで一番「苦し紛れだったな」と思う言い訳(言い分)はなんですか
その昔、遅刻した理由を教師に問われたとき、問われることを想定しておらず、一瞬考えてから「時差通学です」と答えてものすごく怒られたことがあります。
なぜ問われることを想定していなかったかといえば、その理由がなんであれ遅刻は遅刻であってべつにその事実が撤回されるわけではないからです。じっさい、いま思い返してみてもあのとき彼が怒っていたのは僕の返答に対してであって、遅刻そのものに対してではなかったとおもう。
そんな言い訳が通用するわけないだろうと考えた当時の彼のきもちはわかります。しかしなぜそんなに怒られなくてはいけなかったのかは今もよくわからない。時差通学という返答が逆鱗に触れたとすれば、なぜそんなところに逆鱗があったのだろう?
それでなくとも僕は日ごろ、始業の1時間くらい前には学校にいて、まだ誰も来ていない教室でひとり、「午後の紅茶 FINE ESTATE」という当時大好きだった250ml缶のミルクティーをちびちび飲むのが習慣の愛らしい少年だったのです。
毎朝誰より早く来ていることはたぶんほとんど知られていなかったし、別に知らなくていいんだけど、稀に遅刻をすると目くじらを立てられるとすれば、少なくともそれは僕にとって不条理以外の何物でもありません。
バカな返答をするからだ、と一蹴する大人もいるでしょう。では単純に寝坊だったらどうだろう?それはそれで遅刻になる以上「たるんでるぞ」とかそういう話にならないだろうか?
でも当時の僕は5時半に起床し、駅まで30分くらいかけててくてく歩き、6時半の急行に乗り、いつも始業の1時間前には学校に着いていたのです。その上である日寝坊をしてしまったとしたら、それはたるんでることになるんだろうか?百万歩譲ってたるんでるでもいいけど、人間たるむときもあるわ、アホか、だから何だ、だから何なんだ!とハリセンで頭を引っぱたいてやりたい。
当時の僕が掛け値なくバカだったのは確かです。でも責めを負うほど悪いことをしたとは今もぜんぜん思いません。
このときの経験は、じぶんの視野だけで全体をジャッジする大人にはならないように気をつけよう、という教訓として、今も活きています。ありがたいことです。
これとは別にどう考えても苦しい、にもかかわらず口八丁手八丁で最悪の状況をかろうじてしのいだケースがひとつふたつあるんだけど、どれだけオブラートに包んでも倫理に抵触しそうなので、やめました。ご了承ください。長く生きてるといろいろあります。ほんとに。
A. 遅刻の理由に時差通学と答えたことがあります。
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その491につづく!
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