2015年1月7日水曜日

安田タイル工業の慰安旅行2014(専務視点)






屋内にあるにもかかわらず、なぜかソーラーパネルがついた自販機







ここで記録係である主任のカメラの充電が切れたため、専務秘蔵の一眼レフがその威力を発揮し始めます。






左の人は人形です



無類の重機好きである専務がこの日最も多くシャッターを切った場所がここ






電話番号が4ケタしかない……


3ケタになった……

道がない





アー写みたい




このあと下見たら6〜7頭いてなんか食ってました



廃線好きの専務が重機エリアの次に多くシャッターを切った場所がここ











JR日光駅(観光の時間はゼロ)


スースーする路線図



後で見ていちばん恥ずかしかった1枚






そして新宿

2015年1月4日日曜日

豈図らんやから始まる年明け早々2015年終了のお話



2015年です。

今年はのっけから人生最上の初詣を味わい、年明け4日にしてはやくも「いい年だった」と総括したくなる高純度の達成感に満たされております。

かつて詣でた笠森観音と余裕で肩を並べるぶっとんだ奇観ゆえ、きっと参拝者で賑わっているにちがいないと戦々恐々の面持ちで足を運んでみたら豈図らんや、そこにいたのはふたりの孫を連れた初老の男性とダックスフント1匹、そしてカップルが1組のみという呆気にとられる静けさで、これほど厳かなきもちになれた初詣は今まで記憶にありません。


あまりの森閑ぶりに寺務所で水を向けてみたら「お正月は人、少ないんですよね」と仰います。言われてみれば参道手前に設置されたトイレにも「冬期は利用者が少ないため閉鎖します」的なことが書いてあってなんとなく違和感をおぼえていたのです。

野趣あふれる参道

信じられない。耳を疑うとはこのことです。一目見れば誰でも心奪われる、他所ではそうそうお目にかかれないようなファンタスティックかつクレイジーなお堂がここに厳然と建立されているのに、三が日にちらほらと数えるほどしか人がいないなんて、そんなバカな話があるだろうか?由来も判然としない近所の寺社のほうがよっぽど混み合ってるじゃないか!


穴場だ。むちゃくちゃ穴場だ。そういうことなら胸に秘めておかねばなりますまい。これほどストレートに胸を射抜かれるお堂はほかにないし、まださほど多くの人に気づかれていないのならなおさらです。なんでもっとアピールしないの!これ、世界に誇れるレベルだよ!!と市の観光課で担当者の胸ぐらをガクガク揺さぶりたいもどかしさもあるのだけれど、ヒヤリとするほど繊細な建築だから人が押し寄せれば簡単に崩壊してしまいそうだし、この先も長くここにありつづけるためにはむしろこれでいいのかもしれません。


東京から鈍行列車の日帰りで往復15時間をかけただけの甲斐はありました。アクセス情報を見ても「車で○○分」としか書いてないのに駅から片道1時間かけてムリヤリ徒歩で行くあたり、安田タイル工業の慰安旅行と大差ない、じつにエクストリームな初詣であったと申せましょう。

理由あってやむなくガラケーで撮った頼りない2枚



とまあ、そんな年明け早々2015年終了のお話はさておき、実質2日という例年以上にあんまりな募集期間にもかかわらず、年賀状キャンペーンには5万通を余裕しゃくしゃくで超える、というかそうだったらおもしろいのにもちろんそうはならない多数の応募をいただき、ありがとうございました。

キャンペーンと銘打ってはいるものの、すっかり恒例となった今ではむしろ「元気にしています。そちらはどうですか?」という手紙のやりとりに近いかもしれません。うれしいことも、かなしいことも、ちょっとだけ分け合うこのかんじは僕にとって他に代えようのない、砂金のような煌めきのひとつです。アルバムの感想はもちろん、日々のつれづれやちょっとした移り変わり、愛の告白やカミングアウト、なぜか画像付きで「修造カレンダーめっちゃイイかんじ」とかそういうのを今回もうれしく読みました。そんなこと言われてもリアクションに困るけど、うれしいです、すごく。本当にありがとう!

今年はとくに大きな波のない、凪ばかりのおだやかな日々がふたたび戻ることになりましょう。多少の白波は立つかもしれないけど、ひとまず嵐の予定はありません。そうそう、だいたいいつも、こんな日々だったよな、と思い出しながら、どうかまたぽつりぽつりと、てくてくと、良くても良くなくても、つとめて大らかに、できればはんなりと、こりずめげずひた歩む日々に時折お付き合いくださいますように。


ちなみにキャンペーンの抽選はこれからです。宛名から手書きなので夜を徹するか、でなければ途中ですやすや寝入ってまた明日に持ち越すことになるとおもいます。かぎられた数量と単純に体力的な問題から全員にお届けできないのはまことに痛恨の極みですけれども、ご応募いただいたみなさまには必ずメールでお返事いたしますので、今しばらくお待ちくださいませ。

今年は「もっと早く募集して早くに締め切って年内に出す」を目標にしたい。

2014年12月29日月曜日

まだ来ないを待つヒツジの小ぶりな夜想曲


なぜ日々はこうも一目散にすたこらと駈け去ってしまうのか、ふと我に返れば今年もあと2日とすこしをのこすのみとなりました。みなさま、仕事納めはお済みでしょうか。あらかじめ先手を打ってやりますと申し上げていたせいか、いつにもまして遅すぎることなどまったく意に介さず、部屋の中でダウンに身を埋めながら鼻歌まじりでカタカタと更新しております。

おかげさまで2014年は、まがりなりにも詩人として活動してきた10年間の集大成とも言うべき、おいしいジャムをリリースすることができました。ご愛顧いただいたみなさまへの感謝は例年にもまして、言葉に尽くすことができません。どこにつづいているのかも定かではない、たよりない細道をいっしょに散策してくれて本当にありがとう。

とりわけ今年は長年の懸案をどうにかこうにか形にできたこともあり、本来ならボーナス上乗せくらいの勢いでぱーっと派手に景気よくキャンペーンを催すべきだし、じっさいそんな夢をみていたりもしたのですが、それはまあそれとして、よいしょ(と脇に置く)、いつものように年賀状を20名くらいのみなさまに贈ります。もちろん図案はおなじみのアレです。


なぜ「not yet」なのかというともちろん、ひつじ年だからです。あと、春を待ちわびるかんじ。そして(ゴミ箱から)まだ抜け出せてないかんじ。

ご希望のかたは件名に「スローターハウスの羊が一匹」係と入れ、

1. 氏名
2. 住所
3. わりとどうでもいい質問をひとつ

上記の3点をもれなくお書き添えの上、dr.moulegmail.com(*を@に替えてね)までメールでご応募くださいませ。もちろん、競争率の低さは折り紙付きです。何しろ複数枚お持ちの方もおられるくらいだし、敷居も低くてオススメですよ!(他人事のように)

締め切りは例によって12月31日の大晦日が目安です。しかし今日が29日なのだから、30……31……ずいぶん少ないな、ホントかな……30……31……いやいやそんなはずは……30……31……とどう数え直しても2日しかないし、ただでさえささやかな応募数が激減しそうな気配がぷんぷんするので、あまり気にしないでください。実際のところ、大晦日をすぎても毎年へいきで受け付けてます。(仮に抽選となった場合でも、いただいたメールには必ず返信しています)

「新譜はまだですか」という質問が来ないとわかっているだけでも、今年はずいぶん気が楽です。


このままスルーでもよかったのだけれど、やっぱりあらためてお礼を言わせてください。


2014年はまったく、全然、ちっとも出す気のなかったまさかの4枚目を無事リリースできたことで、忘れられない年になりました。正直に申し上げれば1年を振り返りながらふと「あ、そうだそうだ、出してた、今年」と膝を叩いたくらいなので若干忘れかけてたきらいがなくもないのですが、それでも思い出せばやっぱりしみじみと胸に迫る感慨があります。

ただでさえ賛否が分かれるものを、さらにこまかく賛否に分ける、そんな1枚だったかもしれません。受け止められない弱さを共有するより、受け止めていく強さを共有したかったし、単純に言葉による娯楽のひとつでありたかったし、僕個人の嗜好としていつになくバカバカしさに重点を置いていたようなところもあります。「あれ、なんかちがう」と戸惑われた方もなかにはおりましょう。

それでも「いつもどおりだ」と笑ってくれる人がいて、今作からはじめましての人もいて、ふたを開けてみれば当初ぼんやり考えていたよりもずっと多くの人が手に取ってくれたようにおもいます。みなさまからは本当にやわらかなおきもちを、抱えきれないほどたくさんいただきました。楽しんでくれてありがとう。

ブックレットや取扱説明書をまだあまりお読みでない方は、隅から隅まで目を凝らしてみてください。音と文字では異なる言葉の意味やしょうもないギミックをこれでもかとばかりに目いっぱい詰めこんであります。きっと開くたびに新たな発見があるはずです。


アルバムを出そうと出すまいと、ここで繰り広げられる与太話にそれほどの温度差はありません。いつでもだいたい、こんなかんじです。ときどきぽちりとちいさなお知らせをはさんだりしながら、またてくてく歩いていこうとおもいます。お手隙のときは行きつけの店の暖簾をくぐるような塩梅で、ぜひ気楽にお立ち寄りくださいませ。

投げて弾ければ地球の1/3が吹き飛ぶくらい、特大の愛をこめて。

気づけばまたぞろコロンブスの目玉焼きに火がついているようですが、知ったことか!みなさまよいお年を!

2014年12月27日土曜日

秘密にしたくなるジャム、【frɥi(フリュイ)】


とまあ、そんなわけでここ数ヶ月、水面下でひそひそと進められつつ、はやく見せびらかしたくてうずうずしていた2014年のリーサルウェポン(甘さ控えめ)がめでたく解禁の運びとなりました。

ほっぺマジ落ちのりんごジャム、【frɥi(フリュイ)】です。

http://frui.jp


ジャムの由縁についてはひとまず上記のサイトをご覧いただくとして、この【frɥi(フリュイ)】、じつは企画からネーミングデザインテキストに至る商品のトータルプロデュースにがっつり関わらせてもらっています。詩人としてのそこはかとない音楽活動と4枚のアルバム製作を通じ培ってきた数々のスキル……その集大成がこのジャムであると言っても過言ではありません。こうしてお披露目の日を迎えたいま、ぶじ愛らしい娘を生んだ母親のようなきもちでいっぱいです。だってこんな可愛いジャム、そうそうないよ!ああ可愛い。ウチの娘がいちばん可愛い。

ジャムの検索からここに辿り着いた人にはいったい何を言っているのかちんぷんかんぷんだとおもいますが、まあよろしい。


お察しのとおり、フリュイとはフランス語で「果物」のことです。表記は本来「fruit」ですが、ブランド名にはその発音記号【frɥi】を用いています。

しかしそうした外側のあれこれよりもはるかに声を大にしてお伝えしておきたいのは、果実と砂糖のみで丁寧にコトコトやさしくつくられたこのジャム自体のえも言われぬ魅力です。


写真でピンとこられる方もおりましょう。プレザーブと言えばプレザーブだけれども、ジャムよりはむしろコンフィチュールと言うべき瑞々しさ、ほんのりと赤らむ淡い色合いがそのやさしい味わいをそのまま表しています。

デザインについては言うまでもなくこしらえた僕の欲目です。でもジャムはそうではありません。はっきり言って本当に本当においしい。すくなくとも僕は最初にひとくちいただいた瞬間、モチベーションがスパンと跳ね上がりました。どこまでもシンプル、それでいて一度舌に乗せたら忘れられない、蠱惑的なジャムです。掛け値なくオススメできます。ぜひ一度ご賞味あそばせ。

リーフレット

包装紙も!


そしてもうひとつ、これもすごく大事なことなのですがこのプロジェクト、僕個人ではなく、古川耕との何でもユニット「四〇四号室」名義でのお仕事です。このふたりがくっつくと何ができるのか、一言ではさすがにちょっとご説明がしづらいのですが、言葉やデザインといったもろもろの複合的要素をまるっと引っ括めたもっともわかりやすいアウトプットが、たとえばこの【frɥi(フリュイ)】の企画プロデュースですと申せましょう。

ご興味がありましたら room.not.found*gmail.com(*→@) までお気軽にお問い合わせくださいませ。できそうなことなら何でもお手伝いいたします。

そうそう、ジャムとは関係がないようで意外とあるような気がしなくもない2014年の最重要(当社比)アルバム、「小数点花手鑑」もお忘れなく!