2007年11月18日日曜日

古川耕という男(ダイジェスト版)


・日本語ラップご意見番(重鎮)
・アニメにもひとかどの見識アリ
・アーセナル好き
・カレー好き
・童顔
・TBSラジオの構成作家
・小説家
・原付所有
・妻帯者
・腹にあんころもちみたいな闇を隠し持っている


いちどはきちんと書きたいと思って書き始めたら、出会いからはじまってひどくドラマチックで膨大な量になってしまい、くたびれちゃったので箇条書きにしました。さんざん取り組んだあげくそれをまるごと削除するというのは、苦悩する陶芸家みたいでよいですね。数時間がちりになってしまったけれど、人生ってだいたいそういうものだ。

ともあれこれが、「詩人の刻印」のエグゼクチブプロジューサー(という名の産婆)をつとめた、古川耕のおおまかな人物像であります。その70%が知性、20%がメルヘン、のこりの10%がなんだかよくわからないもの(あんころもち含む)でできています。おおまかすぎてアレな感じもありますが、今日の記事でだいじなのはここです。

→・小説家

作者のフリーダムを奪いまくって完成に至った(本人談)という、怨念にまみれた渾身の二作目が完成しました。思春期まっただ中の少年少女には胸躍る壮大な冒険譚として、オトナには甘酸っぱい青春の呼び水として、売れるとてんぷらとかおごってもらえるかもしれないので、小林大吾の食生活向上のために、1巻とあわせてぜひぜひお買い求めください。

FREEDOM フットマークデイズ (2) 古川耕

カップヌードルのCMでおなじみ、大友克弘監修のアニメーションDVD、「FREEDOM」 のノベライズです。僕テレビをみない子なので、CMをみたことはないのですけど。あらためて考えるとものすごい大仕事してますね。

ライトノベルというと、コバルト文庫とか講談社X文庫とかフランス書院とか(まちがい)そういうのしか知らなかったので、20年ぶりくらいにライトノベルの棚をのぞいたらMF文庫とかHJ文庫とかGA文庫とかどいつもこいつも似たようなレーベルつくりやがってと辟易しながらアレコレ丹念に眺めてまわる、見ようによってはちょっと気の毒な人にも見えるわたくし。

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ちなみにTBSラジオで土曜日21:30から絶賛放送中、「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル(略称:タマフル)」では、途切れることなくくりだされるトークの後ろで乾いた笑い声が聞こえますが、それが古川さんです。

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この人がいなかったら「詩人の刻印」は100%生まれなかったというとてもだいじなことを書きたかったのだけれど、文章をずいぶん減らしてもまだ書きたいことが多すぎるのです。あんまりかまってもらえないけれど、出会えてよかったと僕が心から思える、数少ない人物のひとりとだけ、ここには記しておきます。

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