勝手口にシンドバッドさんからの質問です(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)
Q. どうしても目が行ってしまう機械(マシーン)を教えて下さい。年甲斐のない話なのですが、私は回転するドリルに目がありません。
僕もドリルは大好きです。回転する棒を押し付けても穴は空かないのに、螺旋状の刃がついただけでかくもエレガントに穴が空くものかと見惚れずにはいられません。フィギュアスケートの回転みたいな美しさがあるし、むしろ逆になぜフィギュアの選手は足に刃がついているのに氷に吸いこまれていかないのかと首を傾げるくらいです。
というかそう考えると基本、機械全般大好きですね。ある目的のためにせっせと動いている機械はそれだけで目を奪われます。ミシンなんか針の連打でなぜ縫えるのかいまだによくわからないのでつい見入ってしまう。
ロボットが好きかというと、そうでもありません。あくまで「決まった動作を繰り返す機械」が好きです。お祭りの屋台後方に置いてあるキャベツの業務用スライサーとかはもう、お好み焼きより断然気になります。道路の白線とか文字を描く機械も思いのほか原始的でとてもよろしい。
そしてもちろん、そうしたシンプルな動作を組み合わせた結果ゴツくなった機械も大好物です。とりわけ餃子の全自動成形機なんかは、人類の叡智と言っても過言ではありません。
最高ですね。家にあったら休日は稼働する様子をずっと眺めていたい。ひょっとするとスチームパンクの世界に違和感なく溶けこむ機械が好きなのかもしれません。とにかくこう、それしかできない愚直さが大事です。
それよりも僕が気になるのはご質問にあった「年甲斐もなく」というエクスキューズです。年齢に応じて嗜好が変化するのはわかりますが、そうあるのが普通は単なる圧力であって、従う必然性は何ひとつありません。好きなものは好きというただそれだけのことに異議を唱える連中はつまり上の世代の圧力に屈しただけでしかないこと、それに寄り添うこともまた次世代への圧力に加担していること、マンガやアニメだって40年くらい前はそれこそ年甲斐のないものとして扱われていたことを思い出してください。
もうちょっとしたら指先だけドリルに改造できる日がくるかもしれません。僕は正直、若造より爺さんの方が、指ドリルは似合うと思いますね。
A. 全自動餃子成形機です。
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その478につづく!

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