徹子のヘアさんからの質問です。(ペンネームはムール貝博士がなんとなくつけています)
Q: 別れた恋人のSNSを偶然発見してしまい、いけないと思いながらも恐る恐る覗いてしまいました。内容は…元恋人である自分への悪口でした。あ、これ自分へのだなってものもチラホラありました…自分は過去は過去、今は今、という考えなので正直、見るんじゃなかったなぁ…と後悔してそっとページを閉じました。このマイナスな気持ちはどうしたらプラスに変換できるでしょうか?
ふむ、なるほど……これはつまり「うんこを踏んでしまったのですが、どうしたらプラスになりますか」というようなことですね。残念ですが、踏んづけたうんこはとくにプラスになりません。人生という長い道には、こうしたうんこが往々にして転がっています。踏みたくなければなるべく避けて歩くしかないし、踏んだら踏んだでじゃぶじゃぶと靴を洗い、また前を向いて歩き始めるほかないのです。
いま現在お抱えになっているマイナスのきもちが悪口のためなのか、それとも後ろめたさのためなのか、いただいたメールからではちょっと判断がつきませんが、いずれにしてもお別れというのは多かれ少なかれしこりやわだかまりを残すものです。お互いさっぱりと円満に終了するパターンもあるかもしれませんが、そんなのは少数派であるとみてまずまちがいありません。だとすれば相手がこちらにネガティブな思いを抱いている可能性は当然、考えられます。SNSで垂れ流すことの是非はさておき、向こうが「あのどぶねずみ野郎!」と憤懣やるかたないきもちでいたとしてもふしぎではないのです。
ともあれSNSを見るというその行為自体が、後ろ向きでネガティブでマイナスであるということには、お気づきになったほうがよいでしょう。同情の余地はかけらもありません。みずから過去に赴いてダメージを負ったと言われても「当たり前だよ!」と拡声器で怒鳴り返すほかないですが、といってションボリしているのを放っておくわけにもいかないし、しょうがない、ここで待ってるから駆け足でとっとと現在に戻ってきてください。もたもたしてると、未来が減るよ!
A. 靴を洗って出直しましょう。
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その254につづく!
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