2016年2月4日木曜日

リミックス公開にむけてのささやかな前口上


その昔、渋谷のとある古書店では「オントローロ」というイベントがひらかれておりました。そこでは夜な夜な僕がリーディングをしたり、大砲で吹っ飛ばされたり、爆発したり、ターゲットの潜伏場所とまちがえた警官隊が大挙して押し寄せたりと、基本しっとりしつつもちょいちょいしっちゃかめっちゃかで全体にしっとりめっとりなことになっていたものです。

イベントの発端は一昨年の夏、「処方箋/sounds like a love song」の立役者でもあるキーボーディスト、タケウチカズタケ(HPtwitter)に楽曲のリミックスを依頼したことにあります。何をどうするとリミックスの依頼が、それまでライブなんかしたら命にかかわると頑強に主張してきた僕の、もはや切り株のように深く根を張ってびくともしなかった腰を上げさせることになるのか、そのへんは僕もあまりくわしく思い出せないので割愛しますけれども、すくなくともこのリミックスがその後の事態を大きく変えたのはまちがいありません。

オントローロではじっさい100人くらいの方が、ということはつまり世界中にめっちゃいっぱいいるKBDGファンをかき集めたその過半数がこのリミックスを耳にしていることになるはずですが、何らかの手ちがいでお聴き逃しになった若干名の方のために、丹精こめてつくられた珠玉のリミックス3編をひとつずつ、公開してまいります。まずは「リップマン大災害/RIPman disaster」から、かつてこの星が地球と呼ばれていたはるか昔をしずかに振り返るバック・イン・ザ・デイ的な趣を、どうぞご賞味くださいませ。

カズタケさんありがとう!

そしてこのリミックス、去年ここでも一度だけふれましたが、その後おもわぬ方向へと話が転がっていきます。その全貌はおそらく春ごろ、明らかになるはずです。僕はどちらかというと「あらま〜」というかんじでほとんど遠くから見守っているだけですが、KBDGのスピンオフ的な意味合いもあるので、刮目してお待ちあそばせ!

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