2015年4月27日月曜日

手入れが行き届いた熟練のサイボーグみたいな駅舎のこと

イベントのあれこれが決まりました。


オントローロ -01 & 00
@渋谷Flying Books

-01 2015/5/31(日)
 00 2015/6/14(日)
以下、両日とも同じ
OPEN:19:00 start:19:30
料金:2,500円(1ドリンク付) 各40名

予約の受付は5月1日(金)からです。今回は電話やメールではなく、専用の予約サイトからのお申し込みになります。またこの日に改めてお知らせと、その際に予約サイトへのリンクを貼りますので、今しばらくお待ちくださいませ。(日付が変わるころに更新する予定です)


ふだんまったく用がないので下手したら今まで乗り換え以外には一度も利用したことがなかったかもしれないJR四ツ谷駅で降りたのです。


ホームは外堀をまたぐ新宿通りの真下にあって、この道をはさんだ北と南に改札口があります。その南のほう、赤坂口を橋の上から眺めていてふと駅舎の古さに気がつきました。上智大学とビジネス街があって繁華なエリアなので、駅にもなんとなく近代的なイメージがあります。じっさい四ツ谷口と麹町口の外観は今っぽいとおもう。でも赤坂口だけなんだかやたらと古いのです。昭和の趣が残っているというか、むしろ残りすぎています。日に9万人もの人が利用している(JR東日本の駅で上位3%以内に入る人員数)ことを考えると、とっくに建て直されていてもおかしくないレベルです。

行きは四ツ谷口から出たので、じゃあ帰りは赤坂口から入ってみようとおもっていそいそ向かったところ、足を踏み入れてすぐの窓際で目が釘付けになりました。


わかりづらいので拡大


窓枠がステンレスじゃなくてです。脇には木製の手すりまで残ってる……。

しかもこの窓枠、ふつうに開け閉めができます。放置したらすぐ錆びついて二度と動かなくなるような古い鉄製にもかかわらず、今も開閉が可能という事実はそれだけでちょっとした驚きです。どうやら毎日当たり前のように使っているらしい。何よりこのずんぐりとして愛らしい古色蒼然のクレセント(窓鍵)……!


そうして改めて周囲を見回してみると、目立たないけどよく考えたらユニークな構造があちこち目につくのです。いい年こいたおっさんがワーワー言いながらあんまりパチパチ写真をとるのも躊躇われるから撮らずに帰ってきちゃったけど、やっぱりぜんぶ撮ってくればよかったとおもう。

この窓のデザインも相当カッコいい

さらにホームに降りると床がレンガ状のタイル張りです。風雨にさらされる地上駅のプラットホームはコンクリート打ちっぱなしのイメージがつよいので、これだけでもハッとさせられるものがあります。



とおもったらそこに衝撃の構造物が




【今日の結論】JR四ツ谷駅はホームのど真ん中にマンホールがある。


もちろん、全体に古くて歴史的価値の高い駅なら他にいくらもありましょう。そういう意味では四ツ谷駅は対象外かもしれません。でも、最新の設備をがんがん取り入れつつ、むちゃくちゃ古い設備もきちんと当たり前のように維持していて、結果その古さにほとんど気づかれていないことにはやはりグッとくるものがあります。メンテナンスが行き届いた熟練のサイボーグのようです。しびれる。

だいたいなんでホームの真ん中にマンホールがあるんだ?

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