これまで数多の外国語を暮らしに取り入れながら発展してきた僕らは、今こそ心に留めておかなければならないとつよくおもうのです。日本語にはかつて「ろりろり」という表現があったことを。
「ろりろり」 → 恐怖や心配などのために落ち着かず、興奮しているさま。
21世紀の僕らが何となくイメージする「ロリロリ」とは似ても似つかない、とも言い切れない気がするのはなぜだろう?
「あのな、サカキ」
「なんです、先輩?」
「このオフィス、出るんだよ」
「出るって何がですか?お湯?」
「お湯くらい出るよ!そうじゃない、幽霊だ」
「ギャー!」
「いや、オレのことじゃない。マジだぞ」
「やめてくださいよ!ろりろりしちゃうじゃないですか!」
使ったことないからわからないけど、合ってるのか、これで?
*
ヘイ柔道さんからの質問です。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)
Q: 部屋が汚すぎるので、きれいに保つアイデアをいくつか教えてください!あとはやくインスト盤だしてください!
常に布をかぶせておけば物が増えても見た目が変わらないとか、ふれずに物を動かす念力の習得に全精力を注ぐとか、自分も汚れてしまえばむしろ部屋が清潔にみえるとか、汚れるよりも早く床面積を拡張していくとか、部屋ではなく自分自身を収納する物置だとおもえばいいんじゃないかとか、競走馬のブリンカーを装着して視野を狭めるとか、かつてのタカツキ邸みたいにいっそダイニングまでを玄関扱いにして部屋の概念を根底から覆してしまうとか、汚すぎると言ってもひょっとしてずる賢いとか卑怯とかそういう意味だとすると話が全然ちがってくるなとか、風呂上がりにはストレッチを欠かさないとか、茄子は揚げびたしにかぎるとか、いろいろ考えてみたんだけど、しばらくして電球が灯るようにふと気づいたことがありました。
A: 掃除をすればいいのです。
…インスト盤?
*
質問はいまも24時間無責任に受け付けています。
dr.moule*gmail.com(*の部分を@に替えてね)
その143につづく!
5 件のコメント:
詩人がインスト盤を?
言うなれば詩のない詩集?
倒錯的で新しいかも?
いや、でもそんなのはデカダン主義的なアレじゃないかな?
アンデルセンの絵のない絵本みたいなものかしら?
いや、綺麗な器だけを給仕するコース料理と呼ぶべき?
それとこれは全然違うか。
それより明日のごはんどうしましょう。
ろりろり…
落ち着かないだけじゃなくて、落ち着かなくて興奮する なところが、なんとなく今の私たちが想像するイメージに似ているところでしょうかー。
辞書のちょっと右の方に写る、「ろりめく」もいいですね。
いつか日常会話に混ぜ込んでしれっと使ってみたいです。笑
それからインスト盤もステキそうですが、やっぱり声もお聴きしたいです。
「ろりろり」ぜひ日常会話で使用したい言葉ですね!
言葉が売りの詩人のインスト版…。
伝説の珍曲(曲と言えるのかどうかも怪しいけれど!)、4分33秒みたいなことにはなりません…よね?
> ダチョウのジョナサンさん
うん、まさにそういうことですよね。
「これがおれの詩だ」と言い張ることもできないでもないですけど。
一昨日のごはんはいかがでしたか?
> はなちゃん
「ろりめきトゥナイト」とか「ろりめきメモリアル」
になると即レッドカードが出されそうです。
べつに何もおかしくないのに、ヘンですね。
> 合田一人さん
気後れせずに、堂々とね!
> 柴田"Big-Dream"大夢さん
スライの “There's a Riot Goin' On" とかね!
…
やろうかな…
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