2009年3月24日火曜日

お菓子のようなアイドルとヒッピーの巨人


日曜日はとあるイベントに足を運んで生しょこたん(と書くとお菓子みたいだな)を間近で眺めてきたのです。観客席に座るこどもたちに向かって「ここにいるみんなは戦闘力が高い」とやさしく話しかける姿をみて、「たしかに本物だ…」と感心してしまった。こどもが秘める無限の可能性について、そんなふうに表現するアイドルが他にいるだろうか?

おもったより地声が低いことに好感を抱きながら帰ってきました。

そしてそういうときに限ってカメラがない。ケータイのカメラはサムネイルしか送れない。第2世代だからあと1週間で使えなくなると、そういえばソフトバンクから無慈悲な通知が来ていた。

このさいiphoneにしてもいいような気もするんだけど、どう考えてもあの手の機械はぜったい長持ちしないので、二の足を踏んでいるのです。

通話とメールだけのシンプルな機種がひとつくらいあってもいいのに、ケータイって選び甲斐がないな。色もなんだか中途半端なのばっかりでもっとこうわかりやすい赤とか黄色とか、ブツブツ。


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夜は先日べつの世界へとぶらぶら去っていったヒッピー界の巨人ナナオサカキの追悼イベント「Beat Goes On vol.10」@Flying Books へ。盟友ナーガを筆頭に、ゆかりのある若手の面々がこぞって愛あるリーディングを披露しておりました。荷が勝ちすぎるので僕は遠慮してすみっこにいたのだけれど、なのるなもない(降神)のリーディングがあまりにすばらしかったので、やっぱり出なくてよかったとおもいました。

なのるなもないの純然たるリーディングを経験できるなんてめったにない機会だからあとでブーブー言ってやろうとほくそ笑んでいたのに、ギャフンと言わされて逆に凹まされる始末です。もう引退したい。

そんなこんなでけっきょく何もしていない僕にも、しかしナーガはおだやかに話をしてくれるのです。ただ話をしているだけなのに、敬意をもって接してくれていると心の底から実感させられる、あの日だまりみたいにやわらかな包容力はいったい何だろう。ナーガは僕にとって「詩について話をしたい」とおもえるただひとりの巨人です。

そしてまたそういう貴重な機会に限ってカメラがない。ケータイのカメラはサムネイルしか送れない。第2世代だからあと1週間で使えなくなると、そういえばソフトバンクから無慈悲な通知が(以下同文)
 

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