2007年12月13日木曜日

7/8,000,000のこと


ねすごした!

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浮き立つ気持ちはすごくよくわかる。仕事であれなんであれ、なにかの区切りをねぎらうのはとてもたのしい。でも忘年会ボーネンカイってみんなそんなに躍起になって何を忘れようとしてるんだろう?それでなくとも僕は日頃からだいじなことをあれこれ忘れて各方面に多大な迷惑をかけてばかりいるので、些事ひとつとして忘れることまかりならん!と一所懸命なのに、世間ときたらここぞとばかりに万物ことごとく目一杯忘れようと気勢を上げているのだから、釈然としないものがあります。

もちろん僕にも忘れたいことはもっさりとあるし、思い出すだけで背筋がさむくなる話なんて数え出したらきりがないけれど、あれ?いやちょっと待てよ…

よく考えたら僕の人生におけるリセットボタンは、それまでさんざん押してきたためにすでにスプリングがいかれて押しっぱなしの状態なのであった。

ああ、だから忘れっぽいのか…

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1/8,000,000からはじまって、いま現在「5」まできているわけですけども、それまでに手がけたものもいろいろあったのに、しまった数をふっておくんだったといまごろ舌打ちをしています。8,000,000にたどりつくまでに何億年かかるんだ?

でもまあそれはそれとして、いいじゃない、これからつけてけば、というじつに気さくでもっともなアドバイスをムール貝博士からもらったので、じゃあさっそくそうしようとひざをたたいたのが11月です。

そうすると「6」はカズタケさんの「UNDER THE WILLOW -PANDA-」ジャケットデザインになるのだけれど、この流れでいくと11月にはもうひとつ、「7」にあたるものを手がけています。

それが冒頭の画像です。ひらたく言うと古書業界で毎月行われるオークションの出品カタログですね。神保町を中心とした、古書店主たちの、古書店主たちによる、古書店主たちのためのオークション、歴戦の猛者たち(年齢高め)がレアな古書を巡って火花をちらす風変わりな戦場、その招待状とも言うべきものです。つまりこれは本来オークション後には紙切れと化すただのカタログであり、いちいちデザインをあしらう必要性なんかぜんぜんないのだけれど、そこにあえてムダと言えるほどの手間をかけるんだから、粋なことしますね。毎月ちがったデザイナーやイラストレーターをゲストに招いてこしらえたゴージャスなカタログ、その11月分を僕がうけおったという次第であります。

ひらくとこんな感じ。


相変わらずやりすぎ感丸出しで可愛いですね。

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こんな具合で11月はずいぶんと忙しかったなあ…としみじみ振り返ってみると、コレがまたびっくりするくらい詩人の刻印と関係ないじゃないか。

詩人?

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