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2008年3月25日火曜日
ムール貝博士のパンドラ的質問箱 その37
ありがたいことにFNSR感謝祭@渋谷Flying Books、のこりわずか数席だそうです。もしどうしようかな…と悩んでいる人がいたら、急いで!SUIKAに関しては本当に、他のどこでやるライブよりもまずここでの体験をおすすめします。
ちなみに、僕はレーベルメイトだからという理由だけで無条件に賞賛できるほど、大人ではありません。もうちょっと太ってたらとか、眼鏡をかけてなかったらSUIKAに入れてもらえたんだろうかと、さめざめ泣く夜が今もあります。
でもまあこれはきっとフラインスピンクルーのなかで、僕が最年少だからだな。大人になったら入れてもらおう。小林大吾は、ちびっこです。
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打ち返した雲呑さんからの質問です。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)以前、質問箱 その28に登場した投げられた餃子さんのパートナーだそうです。すてきなおふたり、どうもありがとう!
Q: シャツはお好きですか?
いろんな質問がきたけれど、飲んでいたお茶をおもわず吹き出したのがこれです。いくら僕でもそんな大雑把な質問されるとさすがにびっくりします。でもせっかくだしこんな機会でもないと一生向き合うこともなさそうなので、いろんな角度から考えてみましょう。
まず、腕を入れたり肩を通したりするふたつの穴ですが、これはスースーするのでそれほど好きではありません。スースーしなかったらいいとおもうけど、そうすると腕のやり場に困るから、たぶんどうにもならないとおもいます。でも首を出したり引っこめたりするあのまるい穴はわりと好きです。いざとなったら隠れることもできるし、首かとおもったら足でしたというようなフェイントにも効果的な気がします。
袖があり、かつその袖口にボタンがあったら留めますが、なかったら気にも留めません。ただ留める際のアクションは至近距離でゆっくり観察するとかなり色っぽい雰囲気をかもしだすことがあるので、子どもにはないしょにしておいてください。
それから、自己主張がつよいわりにいざその理由を突き止めようとするとちっとも意味の分からない襟には、わりと親近感を持っています。それでけっきょく君は何なのだという当然の疑問を歯牙にもかけず、ついには栄光というか市民権を勝ち取ったという意味では、ネクタイと並んでガウディの建築物に比するものがあるのではありますまいか。そのふてぶてしさには恐れ入るし、なかなかのやりてだとおもいます。襟、その不思議なるもの…ピンと立てれば見た目の積極性が増すのでおすすめです。
それにくらべるとあきらかに影のうすい胸ポケットは、馬に乗ったちいさなおじさんのマークを縫いつけたり、蕎麦をすするときにネクタイをつっこんでおく以外にはそれほど使い道がないので、あんまりいい印象をもっていません。ただ恋人がちっちゃくなったりした場合はそこに入れていっしょに外出できるから、そうなったらそうなったでまたそのとき考えましょう。
最後に、着用する際は必ずそこをくぐらなければならない胴体部分のおおきな穴ですが、ここは全体の丈が大きいとスカートとしても代用できるので、他とは比べものにならないポテンシャルを秘めているとおもいます。少なくともこれほど無防備で僕らの視線を惹きつける夢のようなスカートを、僕はほかに知りません。自分のサイズがたとえSであっても、LサイズのTシャツはこのためにこそ必ず1枚は常備しておかなければならないと、わたくしはつよく主張するものであります。
さて、全体ではなく部位ひとつひとつをここでは検証してみましたが、こうしてみるとシャツに対するきもちがだいぶ整理されてきた気がします。いろいろ考えてみるものですね。したがって答えは
A: だいぶ好きです。
これからはもうちょっと愛情をもって接したいとおもいます。
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前回、今回ととくにその記載がなかったので、詩人の刻印(ほぼ)全曲レース、順位はいぜん変わらずです。
ボート 8
蝸牛 7
バミューダ 6
話咲く 6
紙屑 3
ユリイカ 3
アンジェリカ 2
腐草為蛍 2
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dr.moule*gmail.com(*の部分を@に替えてね)
その38につづく!
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