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2008年2月7日木曜日
ムール貝博士のパンドラ的質問箱 その15
きのうはベランダを右に左に動き回りながら、降ってくる雪を枯れ葉でキャッチして、肉眼で結晶を観察してました。囚われの身にはそれくらいの楽しみしか…
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ヘビの長ぐつさんからのしつもんです。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)
Q: おへそのゴマは取ってはいけないと子供の頃から教えられました。何か重要な役割があるのだと睨んでいますが、真相を教えてください。
およそすべての生態系は、おどろくほど繊細なバランスのうえに成り立っています。バタフライ効果やピタゴラそうちのように、ちいさなひとつのアクションがもたらす思いもかけない結果というのは、現実世界において決してめずらしいことではないのです。風が吹けば桶屋がもうかるし、下の引き出しを勢いよくしめれば上の引き出しがとびだしてくるし、うわさをされるとくしゃみが出るあのお約束でさえもその亜種であると言えましょう。
したがって、おへそのゴマもまた例外ではありません。ウォール街を中心に世界経済を絶望の淵へとたたき落とした1929年の大恐慌は、ひとりの男がおへそを掃除したことに端を発すると言われています。おへそのゴマというのはつまりクレオパトラの鼻のようなものであり、コチョコチョといじればそのぶんだけ世界全体、ひいては歴史そのものをコチョコチョ揺るがすことになるのです。
人体をかたどった根っこを持つマンドラゴラという魔法植物は、引っこ抜くと「ギャー」と断末魔の叫び声をあげますが、行動とは多かれ少なかれそういう側面を持っているものだと、ここはやはり肝に命じておきたいところです。おへそを掃除したら地球のうらがわで誰かが「ギャー」と叫んでいる可能性だって否定できない。あなたがいなくなったら、そのために翌日僕はバナナの皮で足をすべらせるかもしれないのだ。
だからおねがい、死なないで!(わたしのために!)
という話ではなかった気がするけれど。
Bygones!
あと、それとはべつにこれは経験則ですが、ゴマをとるとなんかヨタヨタして歩きづらくなります。たぶん猫のひげとおなじで平衡感覚をつかさどっているからだとおもうんだけど、僕だけだったらすみません。
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ヘビの長ぐつさんは、「三角バミューダの大脱走」に1票入れてくれました。どうもありがとう!ブログを開設当初からみてくれているというのは、それ、すごいことですよね。だってたしか始めたの9月ですよ!2枚目のアルバムが出るなんてほとんどの人が知らない時期だったとおもうのだけれど、それでも見守ってくれていたなんて、目頭が…。そういうだいじなことは早く言ってちょうだい。ほんとうにほんとうにどうもありがとう。つながっていた糸を、たぐることができてよかった。気に入ってもらえてよかった。
バミューダ 5
蝸牛 3
ユリイカ 2
話咲く 2
紙屑 2
ボート 1
腐草為蛍 1
アンジェリカ 1
それにしてもアドレスがblackmail.cnとあるから焦りました。blackmailって、恐喝のことですよ!フリーメールと知って事なきを得ましたが、なんというか、アレがバレたのかとおもってひやひやしたじゃないか。
モンティ・パイソンの「恐怖のブラックメイル」を思い出しました。
恐喝、ゆすりの類いもいいですが、宛先はフラインスピンレコーズで!
dr.moule*gmail.com(*の部分を@に替えてね)
その16につづく!終わりが見えてきた…かな?
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