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2008年2月8日金曜日
ムール貝博士のパンドラ的質問箱 その16
昼下がりの団地妻さんにおしえてもらい、シロノワールの謎はぶじとけました!あれからべつの愛知の方からも「謎はとけましたか?」と心配のメールをいただいたのだけれど、これに関しては実際のところ、なるべく考えないようにしています。ほんとうはこれだけのために今すぐ名古屋に発ちたい。あなたに遭いたい。遭いたいときにあなたはいない。引っ越したい。
ああ、シロノワール!僕がこの世に生まれてきたのはシロノワール、おまえの美にこの身を捧げるためだったのだ!(シェイクスピアふう)
そんなわけで僕もいろいろとたいへんなのです。
昼下がりの団地妻さんがとつとつと説明してくれた「シロノワール」と、僕が想像する「シロノワール」はきちんと一致しているだろうか?「知らない」というのは遠足の前夜に似ていて、知るまでに想像するあれこれが楽しいです。検索ボタンは必要ない!
とりあえず今朝、名古屋にフラワーズ(The Flours)のひとりをシロノワール偵察に向かわせました(ほんとうです)。おむすびと卵焼きを持たせたので、きちんと働いてくれることでしょう。報告書が待ちどおしい。
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町田から、のぼれPOPビルさんのしつもんです。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)
僕も実家が町田です。そういえば中学のとき、同じ学年に高田純次の娘がいました。
Q: 桜があんなに短命なのはどうしてかしら
どことなくアンニュイな感じのするしつもんです。
ものには必ず、それと対になるものが存在します。さむいからこそ暖かさが身にしみるし、悪魔あってこそ天使に意義が生まれるのだし、ツンなしではデレも意味をなしません。ありとあらゆる美をふくむ、僕らが良しとするもののことごとくは、そうでないものに囲まれる暮らしへのちいさな対価でしかないのです。目にささる青葉がツンだとしたら、薄桃の花弁がデレであり、仮に四季をとおしてデレデレされても、だいいち僕が困ります。もう一歩ふみこんで言うなら、花とは一種のエクスタシーなのです。美しいわけですね。
加えてソメイヨシノの場合はアレ、見た目からして明らかにオーバードーズ(over dose)です。そりゃ短命だよなと僕なんかはおもいます。狂い咲きとはよく言ったものだ。
A: ある種いびつなエクスタシーだからです。
僕らはたぶん、うっかり表出した桜の狂気を愛でているのです。溌剌として純粋に健康なら、根元に死体が埋まってるなんて言われやしません。
そんな(どんなだ)のぼれPOPビルさんは、「女と紙屑」をえらんでくれました。迷いのない感じもうれしいです。どうもありがとう!順位が入れ替わりました。しかしこれぜんぜん予測がつかないな。ちょっとしたレースみたいになってきた。
バミューダ 5
蝸牛 3
紙屑 3
ユリイカ 2
話咲く 2
ボート 1
腐草為蛍 1
アンジェリカ 1
*
さむいとおもったら窓あいてた!
dr.moule*gmail.com(*の部分を@に替えてね)
その17につづく!
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