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2007年12月6日木曜日
ぜんぶひとりでやるということは
ときどき、「お店に行ったけどなかったよ」という話を聞いてはいたのだけれど、もともとささやかな規模で展開しているものなので、はじめから入荷自体していないことだって十分にありうる話なのです。
でもまあ、いくらプレスした数が少ないからといって、それでも1000はつくっているのだから、そのうち出会うこともあるでしょうし、発売からまだひと月たっていないのだから、気長に。気長に。
とのんびりかまえていたら、フラインスピンに山ほどあった詩人の刻印の在庫が空っぽになってしまいました。
…ホントにない。
最終的に前回の倍くらい売れたらよいですねえ、とノンビリお茶を飲みながら遠いまなざしで話していたのが2週間くらい前の話です。わりとよろこんでもらえているみたいだよ、よかった!この勢いで再プレスすることになったらいいね!といずれは冷めるほとぼりを忘れてちょっと強気に出たあと、しまった言いすぎたと後悔したのが先週末です。
明けて月曜日、レーベルオーナー(電話好き)からの電話がりんりんと鳴りました。彼からの電話はたいてい不吉な話なのでなるべく出たくないのだけれど、そういうわけにもいかないので毎回しぶしぶ出ているのです。
店主「もしもし」
僕 「はいはい」
店主「再プレスしよう」
緊急事態だ!
もろもろの事情から、次にプレスをかけることがあれば、そのパッケージは超特殊仕様の紙ケースではなく通常のプラケースになる、と事前にわかってはいたのだけれど、いくらなんでも発売からひと月もたたないうちからそんな話になるなんて誰ひとり予想していなかったので、まだ何ひとつ準備なんかしちゃいないのです。
何がタイヘンといって、プラケースになるということは、パッケージの規格が変わるということであり、規格が変わるということはジャケットのデザインすべてにたいして大幅な変更を強いられるということであり、そして何よりもココがいちばん重要なポイントですが
それらもろもろの作業を請け負うのは僕ひとりです。
しかもしめきりは今夜です。
あー!ilala行けないじゃないか!
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