おかげさまでリリースの局所的なほとぼりも冷め、何なら早くも遠い過去のように懐かしく思い返しながら縁側でのんびりお茶を啜っているところではありますけれども、しかしちょっと忘れがたい記録として、もしくはささやかな思い出として、amazonデジタルミュージック「バラエティ・効果音」部門の新着ランキングと売れ筋ランキングで1位をうっかり獲得したことだけはやはりここに明記しておかねばなりますまい。
僕にとってははたとえば100万回再生とかよりはるかに価値ある狂喜乱舞の栄誉です。何しろ満を持してリリースした楽曲がNHKラジオビジネス英語と同じカテゴリにぶちこまれた挙句、一瞬とはいえ1位に躍り出ておめでとうございますとか、人に話しても全然わかってもらえる気がしない点でこれこそ「アグロー案内」にふさわしい展開というほかありません。ありがとうありがとうありがとう。
とはいえ次はもっと純粋に洗練された超クールな音楽なので、逆にこれほど愉快なことにはどう考えてもなりようがありません。少なくとも収録された楽曲すべてが「何言ってんだ」の一言で一貫していたVOL.1とは一線を画します。それが「アグロー案内 VOL.2」です。
先日ついに準備が整い、このまま何ごともなければ、8月27日(土)午前0時配信と相成りました。まさかの2ヶ月連続リリースです。
ご承知のように、僕にこのまま毎月連続するほどのバイタリティはありません。それができるくらいならこれまでも定期的に何かしらリリースしていたはずです。それ以上にそもそもタケウチカズタケがこんなことをしている場合ではないくらい日ごろから多忙なので、今回の間を置かないリリースはまことに奇跡的であると申せましょう。
あらかじめ想定していたわけでは全然ないし、あくまで現時点での僕個人の印象だけれど、「アグロー案内」はVOL.1とVOL.2がセットでひとつの基準になるような気がしています。というのはつまり、こんな感じで進んでいくよ、という全体のふわっとしたコンセプトをこの2つで示すことができたように思われるのです。
実際、VOL.2に収録される一編はVOL.1のリリースを告知した後に生まれています。
その片鱗がなんとなく感じられるはずのトラックリストはまた来週、お知らせしましょう。今はっきりと断言できるのは、これまで数少ないライブでしか披露していなかった、したがって大半の人が初耳である作品の新装版が収録されていること、またそれが御大タケウチカズタケにとって2022年最大の自信作であること、さらにそれが僕の永久プロデューサーである古川耕の心をも震わせたことだけです。
どうかどうか、刮目してお待ちあそばせ。
vol.1何度も「…ほう!」という感じで聴きました。始まるや最後までノンストップで聴き入ってしまいます。
返信削除確かに仰る通り、全く新しい音楽体験でした。
vol.2が楽しみです。
いつか全てをまとめたCDが出たら嬉しいな と小声で申しあげます。
大吾さんのCDはアートワークもお洒落で、手にする喜びも大きいですので。
> 黄色い花さん
返信削除ふふふ……聴いてしまったんですね……。
VOL.2は、大丈夫、もう少し安心できるやつです。
心から楽しんでもらえますように!