2016年1月4日月曜日

乗って降りたはずのバスになぜかまた乗って帰る話


2016年です。

正月はある土地まで駅から30キロの道のりをバスに乗ってぶらぶらと出かけたその帰り、途中にある名高い神社で初詣をしていこうとおもったら渋滞に巻き込まれ、あと2キロだし歩いていこうとそこで降ろしてもらい、まったく動かない車の列を尻目にてくてく歩いてぶじ神社に到着、2時間くらいかけてのんびりと参拝を済ませたのち、じゃあ帰ろうとバスを待っていたらやって来たのが3時間前に乗って降りたはずのバスで、2キロの渋滞をやっと抜けてきたところだったばかりか、どうやら数時間を連続で運転してはいけない規則があるらしく、駅に向かう途中で運転手が交代するというたいへん希有な体験をいたしました。

帰るときにちょうどバスが来るなんてツイてるなあ、とおもってたけど、聞いたら長年やってて今日ほどひどかったことはないとぼやいていたからよほどタイミングが良かったらしい。抜け道のない川沿いの細い山道で拡幅もできないし、来年からどうなってしまうんだろう?というか、そんな道を車で行ったらそりゃどうしたってそうなるだろうとわかりそうなもんなのに、なぜみんな車で行こうとするんだろう?


恒例の年賀状キャンペーンには、トラックで次から次へとどしどし運ばれてきて、これ以上はもう部屋に入らないよ!と悲鳴を上げるくらい多数(当社比)のご応募をいただきありがとうございました。ぴったり1年前のエントリを見返してみたら「もっと早くに募集して早くに締め切って年内に出すことを目標にしたい」と書いてあったので、タイムマシンができたらまず「余計なことを言うな」と釘を刺しにいかねばなりますまい。

同じエントリにはまた、「今年はとくに大きな波のない、凪ばかりのおだやかな日々がふたたび戻ることになりましょう」とも書いてありました。この時点ではまったく、オントローロのオの字もなかったことがこの一文でよくわかります。言わずにいたのではなくて、構想もなかったのです。この年になってもまだ、箸でつまみ上げてもそれが何なのかよくわからない本当に闇鍋みたいな日々を送っていることにすこし慄然とさせられます。

だからといってこのまま勢いに乗るかと言ったらこれまでどんなときでもだいたい乗ってこなかったのがKBDGという男です。なんなら「あれはいったい何だったんだろうねえ」としみじみ思い返すようなことにもなりましょう。船を漕ぎ出せばふだんと何ら変わりなくそこに浮いているちいさな島として、よろしければ本年もゆるゆるとお付き合いくださいませ。


2 件のコメント:

  1. 本日暖かそうなパンツが到着しました^_^冷めた心が温かくなって、今日は気持ち良く寝れそうです。ありがとうございました^ ^

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  2. > チムチムチェリーさん

    ぶじ届いて何よりです。
    今後ともいっそうのご愛顧を賜りますように!

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