いろいろとわりきれないお店であり、僕のあたらしい遊び場でもある【TRINCH】に、ごそっと6点が追加されました。アルバム「詩人の刻印」や「オーディオビジュアル」からもモチーフを引っぱり出しています。
今回の白眉はこれ!
と確信していたし、ミス・スパンコールも「まったくそうだ」とつよく頷いていたのですが、ふたを開けてみたらどうもそうでもないようです。解せない。
そしてとうとう、Tシャツがお目見えしています。一応メインで設定した色に合わせてデザインしていますが、画面上でもお好きな色に切り替えることができるので(すごいなあ)ぽちぽち替えてみてください。なぜかひとりで何百回でも押せてしまい、増えるたびに僕が「わー」となるズッキュン(ハートマーク)もお忘れなく!
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三歩進んでニーソなガールさんからの質問です。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)
Q: ジゴロとヒモの違いって何ですか?
長くゆるやかな進化の歴史において、ヒトがサルと袂を分かち、別々の道を歩みはじめたのちの生活様式には大きく分けて2つのタイプがあります。
ひとつは狩猟採集によって食料を確保する移動型です。狩っては食い、食っては狩りをくりかえし、つねに獲物を求めてひとつところにとどまることがありません。暮らしが周囲の生態系と密接にリンクしているため、獲物の分布状況だけでなく季節もまた移動の大きな理由になります。ありていに言うと夏だから海へ行こうとかそういうことですね。農耕がはじまるまでの数百万年間は暮らしと言えばすべからくこのタイプであり、食いたいときに食うという点からしても他の多くの獣たちと何ら変わらない、生きる上で最も基本的なありかたと見てよいでしょう。これがジゴロです。
もうひとつは農耕を主とする定住型です。ほんの1万年ほど前にはじまったばかりの新しい生活様式ですが、狩りとちがってすぐに成果が見込めない代わりに、長い目で見て食料の安定供給が可能になりました。逆に言うとその土地に腰を落ち着けていることが絶対条件なので、あまり大きな移動はできません。ポテトチップをぱりぱりやりながらソファに寝転がってテレビのチャンネルを替えまくる、いわゆるカウチポテトが広まり始めたのもこのころからです。比較的新しく開墾された土地に住む民族を、特にヒモと呼びます。
ジゴロと比べてヒモの歴史がはるかに浅く新しいのはたしかですが、洗練の度合いも同じように先んじているかというと、必ずしもそうではありません。むしろライフスタイルとしてはジゴロのほうが圧倒的にエレガントです。何しろジゴロは根本からしてきわめてアクティブであり、徹底したインドア派であるヒモとちがってしゅっと引き締まった肉体を持っている可能性が高いばかりか、社交性に長け、つねに危険(性的な意味で)と隣り合わせということもあって高い危機察知能力を身につけています。時としてそれが深い知性にも映って魅力を増してしまうあたり、まったくもって抜け目がないと言えましょう。引っかかるならヒモよりジゴロのほうがまだマシとされる、これがまさしく由縁です。個人的には僕もジゴロの手のひらで転がされるほうを選びます。どのみちノーフューチャーなら、騙されてもいいとおもえるほうでなくてはやりきれません。
A: ジゴロが狩猟民族で、ヒモが農耕民族です。
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dr.moule*gmail.com(*の部分を@に替えてね)
その205につづく!
奥方から誕生日プレゼントとして1万円以内なら買っていいよという許可が出ました!念願の虎バターが楽しみです!近々注文しますね^_^
返信削除> チムチムチェリーさん
返信削除誕生日おめでとうございます。
そしてどうもありがとう!
お気に召すことを祈るばかりです。
寛大な奥様にもよろしくお伝えくださいませ!
軽快な速度でバリエーションが増えてくれて大変嬉しく思っております。個人的に待ち望んでいるのですが「あわてない」のTシャツ予定はありますか?本当は一通り欲しい所ですが少ない小遣いなので慌てずに機を待っています。私も予算1万円くらいなので色違いで700円近く違うのも辛い所ですね;;
返信削除> ナス茶茄子さん
返信削除どうもありがとう!
「あわてない」Tシャツの予定は
えーと、今のところありません。
色違いで価格がちがうのはですね、
シャツの値段というより、地が白かそうでないかで
プリントの仕様が変わるからなのです。
ひとまずブログのアナザーサイド、
もしくはtumblrみたいなかんじで
お楽しみいただければとおもいます!
なんと………それは残念です…。
返信削除今後どんなデザインが飛び出してくるか、楽しみにしております。
> ナス茶茄子さん
返信削除そう言われると……うーん!
前向きに検討します!