2015年2月1日日曜日

ムール貝博士のパンドラ的質問箱 その200


とくにこれと言って焚き付ける薪もないけれど、かと言ってそのままうっちゃればそれでなくとも弱々しい火があっという間に絶えてしまう、というかまあ絶えたところでどこかに累が及ぶでもなし、浜辺の砂がひと粒失せるくらいのことだから別にかまわないようなものだけれど、とはいえどうにかこうにかこうしてやってきたのだからここで絶やしてしまうのはいかにも惜しい、という非積極的(消極的ではない)なモチベーションによってギリギリ保たれてきた当ブログのもはや命綱とも言うべき優良穴埋めコンテンツ、「ムール貝博士のパンドラ的質問箱」もめでたく200回を迎えることとなりました。今や年賀状キャンペーン以外で質問が届くことなどほとんど皆無であり、したがって実際のところどこからも求められていないという些末な点をのぞけば、概ねいいかんじであると言っていいでしょう。それもこれもみなさまによる温情のおかげです。ありがとうありがとう!

そんな質問箱の200回到達を記念して、今回は厳選に厳選を重ねた、誰にとっても読み応えのない無益な質問の数々をこの上なく今さらなタイミングでお送りします。心ゆくまでおたのしみあそばせ!


モッチもにさんからの質問です。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)「モチっとLOVE」でデビューしたアイドルユニットですね。


Q: お雑煮にはお餅を何個いれますか?

A: 1コです。



あの日焼いたモチの名前を僕達はまだ知らない。さんからの質問です。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)

Q: お雑煮の餅は何個入れますか?とかいってまたあとから食べるんでしょ?この食いしん坊め!というビッグなお世話により餅を半ば無理やり追加されそうな時の対処方というか角の立たない言い回しはあるのでしょうか

この質問自体が半ばむりやり追加されたお餅のようですね。

A: 「お気モチだけで十分です。」


世界中のモチよりきっとさんからの質問です。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)

Q: お正月のお雑煮にお餅は何個入れますか?

数分前にお答えした気もしますが、減るもんでもないし、よろこんでお答えしましょう。

A: 1コです。





空とモチの間にさんからの質問です。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)

Q: なぜお雑煮は正月にしか食べないのでしょう?おいしいのに正月以外にはまったく食べたくなりません。

A: それはお雑煮がクリスマスケーキみたいなものだからです。


空とモチの間にさんから2つめの質問です。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)

Q: あ、あと大吾さんの好きなお雑煮の具を教えてください。

A: ちぢみほうれん草です。


モチといつまでもさんからの質問です。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)

Q: 家が寺なので年中餅ばかり食べてます。雑煮には飽きました。美味しい餅料理を教えてください。

切迫した状況がみしみしと伝わってくる、力強い一文が印象的です。「このままでは雑煮になってしまいます」と言われているようで、なんとなく急き立てられます。どれだけ雑煮を食おうと人が雑煮になることはない、という点だけは請け負っていいとおもいますが、生半なお答えでは舌打ちされるのではないかと気が気ではありません。

僕のオススメはこうです。餅を1、2センチの賽の目に切り、油で揚げます。中火で3分くらい油の中をコロコロと転がし、キツネ色になったら油を切ります。熱いうちにパラパラと塩をふって出来上がりです。

要はおかきですが、経験から言って同じ量でもおかきのほうがポイポイ口に入ります。お好みで胡椒、青のり、もみのり、七味なんかと合わせたりしてバリエーションを増やしましょう。もはや餅ではありません。色白の学級委員が髪を染めてクラブに繰り出すようなものです。新たな一歩を踏み出した餅に祝電の1本でも打ってあげてください。

A: おかきにしましょう。


その男、モチにつきさんからの質問です。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)

Q: とっておきのお餅の食べ方があれば教えてください。

箸を手にしたままのバンジージャンプで地上の皿に置かれた餅をやさしくつまみ、反動で空中に戻りながらぱくりと食べるのなんか、ちょっとオツだとおもいます。できるだけ先延ばしにしたいという意味ではまさしくとっておきであり、そのまましまいこんで忘れるにこしたことはない、そんな食べ方です。

ひょっとしてレシピのことだったかな、という気がしないでもないですが、まあ誤差の範囲内でしょう。

A: ポイントはゴムの長さです。



そしてモチになるさんからの質問です。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)

Q: お餅の好きな食べ方あるいは、好きなつき方について

A: 大根おろしで食べる辛みもちが好きです。


ちょろ木ちょろ彦さんからの質問です。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)チョロギというのはおせちなんかに入ってるチョロッとしたイモ虫、もしくはさなぎのような形の、路上だったら真っ先に職務質問の標的にされそうな球根のことです。花言葉は「驚き、楽しい人生」だそうですが、球根を見たらそりゃそういうことになるでしょうねと言うほかありません。

さらに一歩踏みこむ勇気をお持ちの方は、めくるめくチョロギの世界へと半ば強引にいざなってくれる日本チョロギ愛好会への入会をお勧めします。

日本チョロギ愛好会

チョロギ好きのチョロギ好きによるチョロギ好きのための充実っぷり甚だしいコンテンツの数々にチョロギ酔い必至です。

Q: おせちの具は何がお好きですか

A: 黒豆です。


ハッピーニューギニアさんからの質問です。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)

Q: なぜ年が明けると、めでたいのでしょうか?

A: そうでもおもわないことにはやってられないからです。


一富士二ジャック・サマースビーさんからの質問です。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)

Q: 新年の正しい過ごし方を教えて下さい。

タオル地のバスローブを羽織り、ふかふかのソファに腰を沈めながら、指先でワイングラスを揺らし、日付変更線の向こうで地団駄を踏む去年に電話をかけ、じぶんの身柄が今や治外法権に置かれていること、追ってきても無駄だということ、君ともいろいろあったがすべて水に流すと言って一方的に関係の終わりを告げ、喚き散らす去年にもかまわず通話を切り、着信拒否の設定をしたのち、これから始まる新年との爛れた愛欲ライフに目尻を下げるのがおそらく正しい過ごしかただとおもいます。

A: 歯ぎしりする去年を尻目にワイングラスを傾けましょう。


枯れ木も山のジャミロクワイさんからの質問です。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)

Q: お正月の楽しみはなんですか?

A: ひとり暮らしの伯母の家に行って毒を吐くことです。


200回にふさわしい質問の数々をありがとう!

質問はいまも24時間無責任に受け付けています。

dr.moule*gmail.com(*の部分を@に替えてね)


その201につづく!

2 件のコメント:

  1. 200回おめでとうございます!
    餅に関する質問がこんなにあったなんて・・・。私も餅ネタにすればよかったのかなぁ。
    質問がいっぱい溜まっているのかなぁと思って、質問するのを遠慮している人も多いと思いますが、いつも楽しみに読んでいるので、まずは210回ぐらいまで頑張ってください。いきなり300回って言うと大吾さんが逃げてしまいそうなので・・・。

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  2. > チムチムチェリーさん

    210回ならがんばれそうです。
    いつもありがとう!

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