2020年は昨年の更新頻度を上回るぞ、そのためにはまず季節の節目や行事を抜け目なく押さえることだ、正月とか成人式とか節分とかバレンタインとか桃の節句とか、と意気込んでいたのに気づけば松の内もすぎて、出だしから芳しくありません。
さて困ったぞ、今さらおめでとうもあるまいし、いやべつにおめでとうでもいいんだけれども、適切なタイミングで困っておかないと困った目で見られかねないというので積極的に困っていたところ、安田タイル工業の専務より「12月を延長する」との通達があり、2019年を続行することになりました。12月だけで100日を越える可能性もないとは言えないのでもういくつ寝るとお正月なのか判然としませんが、とりあえず今日は2019年の12月42日です。
でははりきって2019年を続けてまいりましょう。
カルロス・ゴーンさんからの質問です。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)レバノンからわざわざありがとう!
Q. もっと時間を上手に使えるようになりたいです。ついつい二度寝してしまうとか、スキマ時間を全てSNSや動画サイトに捧げてしまうとか、毎日そんなのばっかりで自分にはもううんざり。どうしたらキビキビと、やりたいこと・やるべきことに取り組めるようになれますか?
とてもゴーンさんの質問とはおもえませんが、なるほどそうなんですね。ではやるべきことをキビキビ取り組みたいと夢見ることにかけては右に出る者のない僕がゴロゴロしながらお答えしましょう。
まず二度寝をしてしまうのは、布団がきもちいいからです。いっそ捨ててしまうのがベストですが、出なければ「ちょっとさむいな」くらいまで布団を薄くしましょう。そこそこ暖をとれるけれども決してポカポカにはならない新聞紙なんかもいいですね。二度寝もへったくれもありません。
SNSや動画を見てしまうのは、そこにスマホがあるからです。これも捨てましょう。それだと連絡がつかなくなるとお思いかもしれませんが、特定の受刑者に手紙を出し、ラジオに曲のリクエストをしてもらい、ニューヨークタイムズの広告を隈なくチェックするという七面倒くさい手順を踏まないとコンタクトが取れないゴルゴ13でさえ世界中から引き合いがあります。要はニーズを高めればよいのです。
それができりゃ苦労しねえんだよ、と椅子をお蹴りにもなるでしょうが、やるべきことをキビキビ取り組める人々というのは基本そういう連中です。僕としては「二度寝しようよ」というほかありません。
僕なんかはこれまで数十年、うんざりするほど自分にうんざりしてきたので、今さらうんざりが大挙してやってこようと痛くも痒くもありません。1が2や3になれば目立ちもするでしょうが、1億が2億や3億になったところで気づきようがないのです。
したがってうんざりに次ぐうんざりもまた、それ自体が巡り巡ってひとつの解法になり得ます。うんざりを受け入れ、うんざりと共に生きましょう。いずれうんざりなしでは何か欠けたようなきもちになるはずです。共生が尊ばれる今の時代にぴったりの生き方という気がしてきませんか?
ゴルゴか共生かなんて考えるまでもないと僕はおもいます。
A. もっと積極的にガンガンうんざりしていくことです。
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その294につづく!
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