アルバムを4枚も出しておきながらライブの告知がほぼゼロに近いのはまあともかくとして、詩人を名乗りながら詩の話をそういえばろくすっぽしたことがない面の皮の厚さに今さら感心しています。とおもったらそもそもここが詩人のブログだなんて一言も書いてないのであった。あらイヤだ、とするとここは一体……。
ふくらはぎさんから、前々回のコメント欄にいただいた質問です。単刀直入で、きもちのよいハンドルネームですね。
Q: 大吾さんの作った詩の中で最も削ぎ落とされた作品はなんでしょうか?もしくは最も短い作品はなんですか?
最も短いというか、文字数が少ないのはたぶんこれです。
何しろ8文字しかありません。これを詩と認めるか否かは意見が分かれそうな気もしますが、僕としてはそんなら他に何と呼べばよいのだと問いたい。
また、ぎりぎりまで削ぎ落として、これ以上足すことも引くこともできない、という一例としてはたとえば詩集に収めたこれです。
そしてそのなかでもとくに隙のない、堅牢な一遍がこれです。これも詩集に収録されています。
今でこそ露骨な性描写を甘い吐息に乗せてアハンとウフンに余念のない男ですが、というか仮にそうであっても別にいいやとおもうくらいには複雑にこんがらがったことをしていますが、リーディングに足を踏み入れる前はずっとこんなかんじでした。言うまでもなく耳にするより目にすること、文字による白と黒のコントラストや視覚的なインパクト、そして最小限の言葉から広がる無辺の世界に何がしかの夢をみていたのです。
でもまあ、あんまり相手にされなかったですよね。詩を書く人にも、そうでない人にも。
A: という具合です。
詩集、またつくろうかなあ……。
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dr.moule*gmail.com(*の部分を@に替えてね)
その229につづく!
お答えいただきありがとうございます。
返信削除海賊たちは奪い取った蟹で夜な夜な静かな宴を開いているのでしょうね
> ふくらはぎさん
返信削除というより、貨幣そのものなんじゃないですかねえ。