2015年7月22日水曜日

ムール貝博士のパンドラ的質問箱 その219

そういえばここに貼るのをすっかり忘れていましたが、ツアーグッズにつづき、クリープハイプの夏フェスTシャツをデザインしています。彼らが出演するあちこちのフェスで手に入るもようです。


冬にいただいた質問ですが、ちょうど夏がきたのでお答えしましょう。

ポイする惑星さんからの質問です。(ペンネームはムール貝博士が適当につけています)


Q: 炎天下の真夏と極寒の真冬ではどちらがすごしやすいですか?


僕の場合これはもう、圧倒的に炎天下のほうが楽です。猛暑、酷暑ときて、そろそろ暴暑とか蛮暑あたりが定着しそうな暑さであっても、わりと平気な顔をしています。「冬は服を着ればいいけど、夏は脱いでも暑いからイヤだ」とたしかそんなことをぶつくさ言っていたのび太からしたら、正気を疑われるかもしれません。

エアコンもあるにはあるんだけど、全然つかわないので今では単なる壁の出っ張りみたいになっています。冷やされるほうがむしろ外との温度差に消耗してしんどいです。ただ、暑くないわけではもちろんないから、霧吹きと団扇でパタパタしのいでいます。とくに霧吹きは汗と同じで肌から直接熱を奪ってくれるし、夏の必須アイテムのひとつです。日焼け止めとか塗ってるとむずかしいかな。でも気化熱の威力、ホントちょっとすごいですよ。さらにハッカ油を数滴垂らしてシュッとやったら、あまりの気持ちよさに青く澄んだ海の幻が見えます。


一見するとタフな体質におもえるかもしれませんが、そうじゃありません。というのも、僕は寒さにめっぽう弱いからです。気温が10℃を下回ると、途端にすべての身体機能が著しく低下し始めます。周囲のだれもそんなことは言っていないのに、ひとりだけ「さむいさむい」とちぢこまっている男がいたら、それが僕です。

なんだか知らないけれど、ひとりだけ寒がってるとすごいひ弱に見えるんですよね。40℃で平気な顔してても誰もほめてくれないどころか頑固な人だと受け取られるし、10℃で寒がってるとヘタレを見るような顔をされるし、踏んだり蹴ったりです。ヘタレならヘタレで別にいいけど、それなら暑いときに涼しい顔をしていたらほめてくれよとおもう。活動可能な気温の範囲が人と10℃ズレるだけでこのみそっかす感、人の業とはよくよく深いと言わねばなりますまい。

しかしまあ、暑いかと言ったら暑いに決まってるし、僕も35℃の炎天下を歩いているとさすがに体のほうから「おい、そろそろヤバい」と声をかけてきます。

「そう?まだ平気じゃない?」
「いや、もうヤバい」
「じゃ木陰でも探そう」
「あと水飲め」
「まだのど乾いてないけど」
おまえは脳だろ。こっちは体だぞ

という具合です。とりあえず言うことを聞いておけば間違いはないので、基本まかせっきりにしています。


A: 真夏のほうが過ごしやすいです、断然。




質問はいまも24時間無責任に受け付けています。

dr.moule*gmail.com(*の部分を@に替えてね)


その220につづく!


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