年の瀬の慌ただしさとはまったく関係がないのだけれど、ここ数日の肌に刺さるような冷えこみと同じく、僕の心にも寒風が吹き荒れております。おなかに抱える湯たんぽのやさしさが身にしみる夜です。今宵はいかがおすごしですか。
日ごろの感謝をこめたいつものささやかな年賀状キャンペーン、今年もやります。やりますが、例によって告知はたぶんギリギリです。ギリギリというのは日にちというか心理的にというか、そのへんのあれこれを全部ひっくるめて、ギリギリです。と言っても例年のことなので、崖っぷちで玉乗りと皿回しを同時に軽々とこなすくらい熟練のギリギリではあるのですが、うっかりつるっと崖下に転がり落ちて消息が途絶えても気にしないでください。お呼びであろうとなかろうと、何食わぬ顔で戻ってきます。
過日のアルコールランプを手に入れたお店で「印刷物も好き」という話をしたら、ご主人が「じゃこれあげるよ」と種苗店の古いちいさな紙袋をおまけにつけてくれたのです。花の種とか、じゃがいもの苗とかを売っている園芸用のお店ですね。
その簡潔かつ力強いキャッチコピーが正論すぎて、ぐうの音も出ません。
植物のことだし、自分に直接の関係はないとわかっているのに、なぜ身につまされるような気がするんだろう。
そして裏には
単なる免責事項だし、自分に直接の関係はないとわかっているのに、なぜ身につまされるような気がするんだろう。
すごく正しい。すごく正しいのに、なんとなく居たたまれない。
来年は年男なので、是非に年賀状をいただきたいものです。
返信削除わくわく。僕の1年を左右する年賀状、来年はあたりますように!
返信削除年越し用に鴨だしそば買ってみました。
返信削除そば好きだけどエビ天がNGな自分には嬉しい一品。そういえば私も年男…去年は照れて踏み出せなかったので今年こそは…。
年賀状キャンペーン楽しみにしてます!
返信削除私は植物を相手にする仕事をしていますが、大吾さんが感じていることを何となくわかる気がします。植物と自分を重ねることもよくあります。間違った解釈をしてたらごめんなさい。植物の中には同じ年に落ちた種でも翌年に芽がでるもの、その翌年に芽がでるもの、あるいは4年後に芽がでるものなど同じ植物の同じ時期に生まれた種でも芽が出る時期が違う植物もあるそうです。(ちなみにその植物は私達が子供の頃によく遊んだ通称「くっつきむし」のオナモミです。)
オナモミは地域によっては「バカ」というのですが、『「バカ」は「バカ」じゃない!賢いんだ!自分達が絶滅しないために硬く護られた種で、厳しい環境に耐えるよう時間差で芽がでるんだよ!』と学生時代に先生が言っていたのを思い出しました。
取り留めもない文章で長々とすみません。
> タマキン鳥男さん
返信削除どうもありがとう!
> s8さん
いつもありがとう!
> 匿名さん
鴨だし、最高ですよ!
そして年賀状、ぜひぜひ応募してください。
応募率ホント、低いですから。
> チムチムチェリーさん
植物から学ぶことは僕もいっぱいあります。
オナモミの発芽がバラバラというのは初めて知りました。
今ではもう、絶滅危惧種なんですよね……。
胸に焼きつけて忘れずにいたいです、僕も。