2008年8月15日金曜日

アドレナリンをぽたぽた垂らしながら帰る夜の話



スローなミサイルがとんできました。あれくらいゆっくりなら、きっとみんな受け止められるのに。


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うわさの "Hot Fuzz" を観てきたのです。サイダーから一瞬にして炭酸が抜かれたような、すさまじいカタルシス!大好きな映画でありました。帰り道は全身の毛穴からアドレナリンをぽたぽた垂らしながら歩いていた気がする。エクスタシーのさきには、魂の解放からくる落涙があるのだと、生まれてはじめて知りました。感動した。

何度も何度も「マジで?」と自問してみたんだけれど、やっぱりこれ人生における大好きな映画10本のうちに入ってしまうとおもう。あえてランク外に置いても、勝手に入ってきちゃう感じがする。そういう映画です。

しかしこの感覚というか喜びは何かに似ているな、とおもってずっと考えてたんだけれど、「ギャラクシークエスト」なんですよね、たぶん。カタルシスの量が段違いではあるんだけど、これも大好き。

なんだろう?僕はいったい、何に心を動かされるのだ?


まあいいや。


あとで妹に「おもしろくなかったらおれが金返すからぜったい観てきて!」とメールをしたら、逆に「おもしろくなかったらあたしがお金返すから、バットマン ダークナイトを観て!」という返事をよこしてきました。

薮をつついてヘビを出してしまった気がする。

故ヒース・レジャーの演技に鬼気迫るものがあるらしいのだけれど、僕ヒース・レジャーのことをあんまり知らないのでそんなこと言われても困る。

でも「リトル・ミス・サンシャイン」も彼女に言われて観に行くことができたし、今回も観に行こうとおもっているのです。

あれ?そういえばあのときも「おもしろくなかったらあたしが返金」と言われたな。なんて即物的な勧め方だ。



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あと1年ぶりにレコーディングしてました。ひとりで。


というたぶんここではいちばん大事だと思われる話を、立ち小便のようにそそくさと済ませて今日はおしまいです。

夏のピークだ。

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