2008年2月26日火曜日

ムール貝博士のパンドラ的質問箱 その27


今週末は名古屋鶴舞K・D Japon でライブです。いまだに「来てね!」と胸をはれないわたくし。


 *


スペランカーの骨折さんからのしつもんです。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)ごぞんじ史上最弱の冒険家ですね。



Q: 3月15日のタワレコ新宿でのライブが楽しみなのですが、もし仕事が入った時に、何かうまい言い訳は無いものでしょうか。



どうもありがとう!たのしみと言われると、どうもギクリという焦りと冷や汗を抑えられないのだけれど、がんばります。とりあえず質問がライブ前にお答えできてよかったです。

さて、言い訳ですが、それを考える上でだいじなのは、まず「ぜんぶバレてます」というひじょうに大らかな基本前提です。バレずにすむ場合も往々にしてあるとは思うけれども、それでは「バレたらマズい」というじつに当たり前のリスクを回避することはできないし、却って楽しみを半減させることになりかねません。そう考えると、バレない言い訳という考えかたはめんどくさいことこの上ないのです。

したがって、はじめっからバレてるんだけど、しようのないやつだとため息まじりに受け入れさせる、これこそ言い訳の本来あるべき正しいかたちと言えましょう。百戦錬磨の老獪な政治家なんかはこの道の達人です。かかるはずのない光熱水費に500万も計上していた理由を問われて、「おいしい水が…」と答えるかんじですね。うーん、それじゃしかたないな。ゆるす!

それはともかく、例によっていくつか考えてみましょう。

1. 「ヘッドハンティングを断りにいく日なんです」
2. 「ジョニーを2時間待ってたんです」
3. 「証拠を隠滅しないといけないんです」
4. 「おふくろが生まれるんです」
5. 「マジで恋する5秒前なんです」
6. 「わしが男塾塾長江田島平八である」
7. 「パー子はパー子でもパーマン3号のほうなんですよ!」
8. 「美容院予約しちゃったんです、韓国の」
9. 「ジクロルボスが…」
10. 「おいしい水が…」



…われながらパッとしませんね。どれも言いかたによるとおもうけど、せっぱつまったかんじで「マジで恋する5秒前なんです!」って真剣に言われたらかなりの確率でゆるしてしまう気がします。ただ「じゃあ5秒待つよ」って返されたら一巻の終わりです。

「おふくろが生まれるんです」というのはなんだかよくわからないけど、あとからジワジワきます。だからなんだと言われるとちょっと困りますね。「何って、だから生まれるんですよ、おふくろが!」っていつものように逆ギレするしかない。

30代なら、男塾もアリです。

「ヘッドハンティングを断る」というのはひょっとしたらものすごく有効かもしれないとおもってちょっとガッツポーズをしかけたんだけど、「断る必要ないぞ」って言われてしまったらそれこそ一巻の終わりであることに気づいて上げかけた腕をそっと下ろしました。そんなこと言う上司のいるとこで働くほうがまちがってるとはいえ、精神的なダメージは計り知れません。


この際上司を誘っちゃうというのはどうでしょうね?


 *


スペランカーの骨折さんが1票を投じてくれた曲は…「蝸牛の憂鬱」ですね。どうもありがとう!あ、追い上げてきた。


バミューダ 6
話咲く 5
蝸牛 5
ボート 4
紙屑 3
ユリイカ 3
アンジェリカ 2
腐草為蛍 1



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しらないうちに三寒四温ゾーンに突入していた今宵も質問はおまちしています。




dr.moule*gmail.com(*の部分を@に替えてね)



その28につづく!

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