2008年2月13日水曜日

ムール貝博士のパンドラ的質問箱 その19


私信です。大阪のはなちゃん、フラインスピンに届いた年賀状、すごく遅くなってしまったけれどたしかに受け取りました!お気に入りのレコードジャケットのそばに、ちょこんと鎮座しています。「町工場」で案の定、なんの役にも立たない金属片を買ってしまったとあって笑いました。バカだな!どうもありがとう!


 *


サルウォッシュ会議さんからのしつもんです。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)読んで字のごとく、猿をごしごし洗う会議ですね。



Q: J-POPのアーティストの方のラジオ番組ってもしかして一青窈さんのラジオ番組の事ですか…?



おっしゃるとおりです。いったいどういう経緯でそんなことになったのか、僕には知る由もないですが、そんなお話がありました。でも、前にも書いたとおり東京ではオンエアされていないので、僕も聴けていません。録音はフラインスピンがもらった…のかな?いずれにしても、今となってはなんだか遠い星のできごとみたいです。気に入ってもらえていると良いのだけれど、どうでしょうね。

サルウォッシュ会議さんが選んでくれた1曲は…「三角バミューダの大脱走」と「饗宴」です。あれ、2曲だ。どうしてもしぼれなかったとメールにはありますね。どうもありがとう!すごくうれしいです。じゃあ、1票ずつ足しておきましょう。気になる異性が2人いるときは、三角関係に気をつけてください。

バミューダ 6
蝸牛 3
紙屑 3
話咲く 3
ユリイカ 3
ボート 1
腐草為蛍 1
アンジェリカ 1


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もうひとついきましょう。バードランドでお馬が直帰さんからのしつもんです。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)

アドレスにJリーグのチーム名が入っていることに一抹の不安をおぼえました。僕スパイクを持ってないほうのコバヤシダイゴですけれど、大丈夫ですか?



Q: 「CD(あるいはレコ)と本(マンガも含む)」どちらかを選ばなきゃならないとしたら…?どちらでしょうか?



これ、さいしょに読んだときはわりとすぐ決められると思っていたのだけれど、考えれば考えるほどわからなくなるむずかしい質問です。うーん。少なくとも僕の場合は、レコードと本ですね。ジャンプと別マ(!)を今も平気で買っているくらいなのでマンガもわりと読むほうです。でもたぶんなくても生きてはいけます。出るとかならず買うのはかわかみじゅんこです。笠部哲も好き。

たとえば、煙草とコーヒー、どっちをえらぶ?って言われたらまちがいなくコーヒーなんですよね。健康とかそういうのを抜きにしても、後者をえらぶ。でも本とレコードとなると入ってくる感覚経路がぜんぜんちがうので、ものすごく困ります。どちらが欠けても「詩人の刻印」は生まれなかったことを思えば、この選択は死にひとしい。でももし、選ばなければだいじな人を失いますと言われたら、断腸どころか斬首の思いでレコードを選びます。なんとなれば、僕はつれあいとの音楽の嗜好が80%以上一致しているからです。逆に言うとそれ以外にはっきりと差のつく判断基準をみつけることができません。

想像したら泣けてきた。いままででいちばんツラい質問です。答えたそばから、答えなきゃよかったと思えてきます。本を失わなくてはいけないなんて!

ただ僕の場合、きのうと今日で言ってることがまるでちがうことがしょっちゅうあるので、そのへんは柔軟にうけとめてもらえるとたすかります。「レコードって言いましたよね?」と検察側に詰問されても「そんなこと言ってない!」と否認に転じる可能性はじゅうぶんにあります。自白なんて証拠にならないもん。


おや、もうひとつ、博士に質問がきています。



Q: 小麦粉を愛する貴方にとって、米とは何者なのでしょうか?



「…ということなのですが」
「考えるまでもないだろう、こんなの」
「そうですよね。僕もそうおもってました」



A: 良き隣人です。



バードランドでお馬が直帰さんの1曲は「手漕ぎボート」ですね。やっぱりすごく悩んでくれました。うれしいです。どうもありがとう!

バミューダ 6
蝸牛 3
紙屑 3
話咲く 3
ユリイカ 3
ボート 2
腐草為蛍 1
アンジェリカ 1

やっぱり「三角バミューダ」が頭ひとつ飛び抜けていますね。しかしこれをみるとむしろ、質問箱が意外とつづいていることのほうにびっくりです。つづくといいなあ。

ちなみにバードランドでお馬が直帰さんはタカツキの「東京・京都・NY」があまりにも素晴らしすぎて、4、5枚買ったそうです。すごいですね。いくらなんでもそれは買いすぎです。僕のは1枚を長く聴いてくれるなら、それ以上のよろこびはありません。ほんとにありがとう。



 *



「東京・京都・NY」…。



しかし偶然とはいえあまりにもタイミングが良いので、そんなあなたをさらなる葛藤へといざなうひとつの朗報を、次回はお知らせしましょう。

全国3000万のタカツキファン(のら猫含む)は替えの下着を用意して待て!



dr.moule*gmail.com(*の部分を@に替えてね)



その20につづく!

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