2008年2月3日日曜日

ムール貝博士のパンドラ的質問箱 その12


あなた…変わりはないですか。
日ごと寒さがつのります。
着てはもらえぬセーターを…

さむさこらーえてあんーでますー

おんなあー
ごころのー
みーれんー
でーしょうー

ああなたああー
こいしいいいー
きたああああのーやあどおおー





ふう。

 *

靴下がぜんぶ片方しかない…さんからの質問です。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)




Q: 春になるとなんであんなに眠くなるんでしょうか。


幾度かここにも書いた気がするけれど、僕は安眠を至上のよろこびとする、非常に燃費のわるい男です。何をするにも、とにかくまずは布団にもぐらないと話にならない。仮に春は睡眠指数が1→50に跳ね上がるとするなら、僕の場合それは100000→100050になるくらいの変化でしかなく、大勢に影響がないというか、あんまりピンとくるものがありません。たとえばこうやって質問にコリコリ答えながら、とちゅうでねむたくなって横になる、ということも、ないしょにしてはいたけれど実際よくあることなのです。季節を問わず平等、という意味において、僕の睡魔はマザーテレサとよく似ています。

しかしまあ相対的にほとんど意味がないとはいえ、それでも50増えているのだから、要はその50が何によってもたらされるのか?ということですよね。

そのへんなるべく科学的にお答えすべく、ムール貝博士の膨大にして散漫な知識をお借りしましょう。

「どうなんですか」
「どうって何がだ。さいきん不躾だな」
「開き直ることをおぼえたんです」
「もっとましなことをおぼえたらどうだ」
「春のねむたさについてなんです」
「まだ冬だぞ」
「まだ冬ですね」
「外も真っ白だ」
「ほんとだ」
「お茶でも入れるか」
「そうしましょう」

ズズー

「せんべいまだあったかな」
「春の話なんですけどね」
「隠語か」
「いやちがいますよ、なに隠語って」
「トリアゾラムのことだろう?」
「トリア…なんですか?」
ハルシオンだよ。ねむたくなるのは当たり前じゃないか」
「ハルはハルでもそっちじゃないんです」
「どっち?」
「季節ですよ」
「ああ、そっちか」
「そっちです。というかそっちもどっちもない」
「桜のころだな」
「そうです」
「ちょうど発情期なんだよ、睡魔の」
「またそうやっててきとうなことを言う」
「おしりが赤くなるんだ」
「それはサルですよ」
「遺伝子的には大差ない」
「睡魔の話ですよね?」
「せんべいまだあったかな」

カサコソ

「なかった…」
「クコの実買ってきましょうか?」
「うるさい」
「しかしそうなると僕の睡魔は」
「絶倫だな」
「睡魔の話ですよね?」



A: 睡魔の発情期だからです。



靴下がぜんぶ片方しかない…さんが挙げてくれた1曲は「三角バミューダ」です。どうもありがとう!

そういえばタマフルのおかげでずいぶん知名度が上がってしまった古川Pですが、この曲ではかなり重要な役割を演じています。サッチモズの一員です。どこだかわかりますか?

タマフルで聴いたあと、たまたま足を運んだ古本屋さんでCDをみた、とメールにはありましたが、cestaか、YEBISU ART LABOですね?名古屋で僕のアルバムと偶然出会うのは、生き別れた母親を捜していたらバイト先のおばちゃんがそうだったというくらい確率の低い話だとおもうので、それはまさしく運命です。うれしいですね!しかしタマフル効果は絶大だなあ。

ありがとう!


 *


ふとおもいたったので、質問にお答えした分の集計結果です。

4票 三角バミューダの大脱走
3票 蝸牛の憂鬱 
2票 話咲く種をまく男、饗宴
1票 手漕ぎボート、アンジェリカ、腐草為蛍、女と紙屑

意外…な気もするんだけど、どうなんでしょうね?またこれちょっとずつ足していこうっと。みんなどうもありがとう!


 *


質問箱、ほんとに息抜きになってます。意外とつづいててよかった。まだつづくよ!しつもん、ラブレター、なぐさめのメールその他もろもろお待ちしています。苦情関連は腰にくるのでフラインスピン宛でおねがいします。


dr.moule*gmail.com(*の部分を@に替えてね)


その12につづく!まちがえた!13につづく!

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