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2008年1月24日木曜日
ムール貝博士のパンドラ的質問箱 その5
<今日の主なできごと>
朝、茶碗一杯分のゴハンを床に落としました。
やりきれない。
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クラッシュギャルズさんからの質問です。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)男性なのに…。
Q: 今、古本屋の店頭にあったら、金に糸目はつけずに買う、という本はどんな本でしょう。
A: 美術出版社から出ていた「日本のかたち」という写真集です。
数時間かけてさんざん悩んだあげく、結局コレにしました。どんな本かというと、どうも日本固有の道具という道具をずらずらと紹介したもののようです。僕も実物にふれたことがないので、確かなことが言えません。にもかかわらずなぜ欲しがるかというと、表紙や内容の一部を見たかぎりでは、じつにシャープなデザインがほどこされているのです。いや、やっぱコレほしい!
べつにひとつにしなくたっていいようなものだけど、あえてひとつにしぼるのって、何となくそのままにしていたきもちをハッキリさせてやった!という気もしてちょっと清々しいのですよね。画像も載せたかったんだけれど、見当たりませんでした。
いまアマゾンでみたら天文学的数字が!そんなにするの!?
藤島武二が装丁を手がけた与謝野晶子の「みだれ髪」も、いきなり店頭にあったらどきどきしますね。僕が持っているのは昭和49年の復刻版だけれど、初版となるとその価値7ケタをこえるVIP待遇の古書です。実物をみたときは鼻血が出ました。でもこれはあこがれに近いものがあるので、高嶺の花のままでいいというか、糸目をつけないというのとはちょっとちがいますね。その存在を知っているだけでもうれしくなれる、僕にとっては風変わりな立ち位置の1冊といえましょう。めちゃくちゃ可愛いでしょう?とても明治のものとはおもえない。
では次!
Q: インターネットに希望はあるのでしょうか。
未来についての質問ですね。ケータイからネットにつないだこともない僕にそれを聞くなんて、かなりむちゃです。
しかし僕がこの場でこうしてクラッシュギャルズさんとささやかなやりとりを交わすことができているのは、まさしくインターネットのおかげです。これこそ希望と呼べるもののひとつだと思いませんか?
あと、希望ってどんぐりと同じで、木の下とかによくぽちぽち落ちてます。足りなければ僕がそのへんで拾ってくるのでいつでも言ってください。
クラッシュギャルズさんが選んでくれた1曲は、「三角バミューダの大脱走」ですね!どうもありがとう。ちなみにコレ、「詩人の刻印」のなかでもっとも時間のかかった曲です。その甲斐あったみたいでよかった!
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もうひとついきましょう。
乾いた濡れ衣さんからのおたよりです。(ペンネームはムール貝博士がてきとうにつけています)
Q: 「ジョシュアの話」はCD化されないのですか?
これは…「幽霊/fishing ghost」のことですね。動画でご覧になったとメールにはありましたが、よくそんなのみつけたなあ!たしかに1回だけ、読んだ記憶があります。そんな前のじぶんなんて、とてもじゃないけど観る勇気ないです。
しかしいつまでも赤面しててもアレなので、お答えしましょう。
A: 忘れてました。
その手があったか!ともおもいました。よく考えたら、「三角バミューダの大脱走」みたいなストーリーテリングを試したくて書いた最初の詩が「幽霊」だったんですよね。いま音源にするとしたらだいぶ手を加えることになりそうだけれど、そうですね、やってみます。テキスト自体は詩集「2/8,000,000」に載せているので、興味がある人は手を伸ばしてみてください。リリックは全体のごく一部で、あとはまあ読んでのおたのしみです。説明しづらいんだよな。
そして乾いた濡れ衣さんが選んだ1曲は…きた!「アンジェリカ」!でも曲というか、ほとんどアンジェリカへのラブレターでした。ありがとう!アンジェリカには、他にも質問がきているのでたのしみにしててください。彼女にたずねる僕の身があやうい。
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というわけで質問は、月明かりのまぶしい今宵ももちろん、お待ちしています。意外と好評っぽいぞという気がしてきた!
dr.moule*gmail.com(*の部分を@に替えてね)
その6につづく!
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