2007年11月16日金曜日

局所的ドーピング(または発光する糖尿病)

毛がね。

こう、あるでしょう?本来は産毛が、整えられた芝生のようにふさふさと広がる土地で1本だけピョンととびでた、協調性のかけらも感じられないアイツでございますよ。出てる杭なら打てるけど、なにしろやわらかい毛であるからして、打ってもピロンとして手ごたえもない。しかもそういうのって実社会なら明らかに100パーセント疎まれるはずなのに、ことこの毛に関しては思いのほか宿主の寵愛と手厚い庇護をうけていたりするから、解せない話です。

むろんその気持ちは僕にもわかります。僕だってさわやかな秋晴れの下、アイツがそよそよ風になびいたりするとさすがにちょっとうれしいとおもう。ういやつじゃとおもう。でもですね。ことあるごとに毛の先が眼球にふれるとなると話は別だ。

なんかもうしょっちゅう目にゴミが入るとおもったら、またおまえか!眉毛のくせに4センチ近くのびるなんて、いったいどういうわけなんだ?互いに譲らぬ押し問答をくりかえしたあげく、1年くらいまえに突如ぷつんと消息を絶ったのはおまえじゃなかったか?気がついたらどこにもいなかったじゃないか。それが何食わぬ顔で知らぬ間に再びにょきにょき伸びてきて、挨拶もなしに眼球をさわるなんて、いくらなんでもそんな失礼な話ってない。「あの、よろしいでしょうか」くらいの間を置くならまだしも、事前予告なしにピタンと眼球にふれられてごらんなさい、誰だってギャーと鳴かずにはいられますまい。だいたいうすっぺらい皮膚のどこに、こんな長い毛がかくれていたのだ。どこから伸びてきてるんだ。髪の毛と裏で手を結んでるんじゃないだろうな。つながってるのか。どの毛だ。どの毛とつながってるんだ。え?どうなんだ!裏で糸を、というか毛を引いてるのはだれなんだ!

そういうようなことをこうしてコリコリ書いている間にも、アイツはまた眼球をさわりにくるのです。セクハラじゃないのコレ?相手が眉毛だろうと、容赦はしないよ!出るとこ出るよ!

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そういえば昨日はいつも赤い東京タワーが青かったので、これはきっと素敵な意味がこめられているにちがいないとおもったら「世界糖尿病デー」のためですって。めでたくは…ないよな。前向きでは…あるよな。しかし込められた意味を知った今、あれを眺めてどういう気持ちになったらいいのだこれは?

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古書関連のちいさな目録をひたすらもくもくとつくっています。(つくらされています)(馬車馬のように、働かされています)詩人の刻印ぜんぜん関係ない。でも可愛いのができそうなので、できたらお見せしますね。8,000,000の…いくつだっけ?ほぼ1日限定の配布なので、手に入れるのはむずかしいかもしれないけれど。

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どうでもいい話ばっかり。

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