2011年4月18日月曜日

ラフレシアへの憧れと共感はひとまず置くとして



「ご無沙汰です」と「こんにちは」がほとんど同義語になっております。なんだかいろいろとやっていた気がするけれど、まァいいか…とうっちゃっていたら咲き乱れた桜があっという間に散ってしまった。ご機嫌いかがですか。ちかごろの僕は貧しさにも拍車がかかって野草ばかり食んでいます。

さて本日のお知らせは何かともうしますと

詩人を名乗りながら1年に1遍も詩を書かない(!)ことで知られる怠惰な男がめずらしく詩を書いたばかりか、それを読む機会まであるというのでこうしておそるおそるご報告にあがった次第です。

今週末4月24日(日)の宵、御大ナーガのあたらしい詩集「足がある」、そのリリースに花を添えるべく参ります。その花がラフレシアでないことを僕自身が祈りたい。個人的にはどこか憧れと共感をおぼえるすごく魅力的な花なんだけど、花束に入れるのはさすがにムリがある。

じっさい僕も朗読にはあまり縁がないので、


…。


どう考えても詩を書いて発信する人種のセリフではないな。

しかしだからこそ、どちらかといえば縁遠いところにいる人が聞くとしたらどんなのがいいかな、ということを考えています。「読む」「聞く」「話す」という行為のおもしろさと原始的な強さにはずっと興味を持ちつづけているし、そこにはまだ開かれていない扉が、たぶんある。


ね。だからたまには、おいであそばせ。むしろちょっと腰が引ける人こそ。だってそのきもちすごいわかるもの!ピーマン苦手な人に「栄養あるから食え」って言ったって、そりゃ食べないよね。


でも、ナーガの声はそれ自体がすでに詩です。いっしょにお祝いするtotoさんもそう。それがいったいどういうことなのかを体感するだけでも、価値があると僕はおもう。ピーマンの例で言ったら、ほんとうにおいしい野菜は苦手な人がそのまま口にしてもやっぱりおいしい、ということですね。

僕は、えーと、うまいこと丸めこもうとするタイプなので、そのかぎりではないですけど。それこそどうだっていいような、飲み終わった空き缶の話から始めることにいたします。丸めこまれに、おいであそばせ。




3年ぶりに九州・諏訪瀬島の詩人、ナーガこと長沢哲夫さんの新しい詩集『足がある』(4月25日発売 SPLASH WORDS刊 定価1000円)が完成しました!
今作は半世紀に渡る詩作の集大成となる選詩集に新作を加えた92篇、これまでの倍のボリュームとなりました。(表紙は写真家・西村多美子さんの撮りおろし!)
出版を記念して、Flying Booksのレギュラー詩人、小林大吾と、6月にソロCDをリリース予定のtoto(from SUIKA)もお祝いに駆けつけます!

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4月24日(日)
「Beat Goes On vol.12~長沢哲夫新作詩集『足がある』出版記念ポエトリー・リーディング」
【ポエトリー・リーディング、ライブ】
出演:長沢哲夫、小林大吾、toto
OPEN:17:00 start:17:30
会場:Flying Books 
料金:¥2,000(新作詩集『足がある』付)
予約はメール、電話(03-3461-1254)、及び店頭にて (営業時間12~20時 日曜定休)
メール:info[a]flying-books.com ※[a]を@に換えて送信してください。
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